喜色(きしょく)
***
急に無口になった
すぐに気持ちがわかる
まだまだ
わたしをごまかせない
ほら~
おなか空いたのでしょう
顔に出てるよ
さぁ帰って
ご飯にしましょう
ほらっ
うれしそうな顔になった
・・・
***
心のキャンバス
顔に浮かべる色もいろいろあります
喜色は
うれしそうな顔つきのこと
喜色の反対は
憂色(ゆうしょく)・・心配そうな顔つき・・
ほかにも
愁色(しゅうしょく)・・悲しみに沈んだ表情・・
朗色(ろうしょく)・・朗らかな表情・・
怨色(えんしょく)・・うらんでいるような顔つき・・
生色(せいしょく)・・生き生きした顔色・・
難色(なんしょく)・・難しい顔つき・・不賛成だという様子・・
顔色を失う場合も
なくなる場合もあります
「顔」はもともと
「気表(けほ)」から変化したものだそうで
人の気持ちが
表面に出て見えることだそうです
古くは「容(かほ)」として
姿全体をさしたのですが
一番気持ちが表れるのは
顔だということで
頭の前面だけをさすようになりました
まさに
心を映すキャンバスですね