のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

10月14日(月)のつぶやき

2013-10-15 03:01:43 | その他

本日は歌舞伎座昼の部。
体調がどうにもだったんで、だいぶいくの迷った。実は今も迷ってるくらい(咳が出るもんで…^_^;)
でも、とりあえず行くことにして、ギリギリ開演間に合って、すっごく久しぶりに舞台を観た。
うん、良かった。やっぱり、いいなぁナマの舞台って。


一幕目は若手で固めたという鳥居前。
でも、物足りなさは感じない。配役が適材適所のバランスの良さ。これが安定感につながってるのかな~。若手と言われなくなる頃の舞台をみた時、今日の舞台を思い出すかもな~


そういや、松緑さん、ちょっと声が枯れ気味?珍しい気がする。風邪かな~。
亀三郎さんは、泣き虫弁慶でもやっぱり声が良い♪
終盤、静を止めに入るのに松緑さんと2人で並んだところは、バランス良くて2人ともかっこよかった。
あと「同じ赤隈でも、違うんだよな~」と思わされたとこでもあった

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お次は、大物浦。
前半はわりかし頑張ったんだけど、後半は、一瞬、意識が飛んだ隙に、又五郎さんも錦之助さんも女官たちも退場してた…く、悔しい…<(-_-;)
そういや、今回、芝雀さんが、声だけ聞いてたら、一瞬、秀太郎さん?と思った瞬間が何度か。これは初めてかも。


前半は、最初珍しく歌六さんのセリフが聞き取りづらくて困った。
芝雀さんは女房姿の後ろ姿のラインが綺麗~♪
吉右衛門さんの銀平、出てくるとやっぱり大きさが違うなぁと。これは全般に言えるけど、やっぱり若手の鳥居前と舞台というか世界の大きさというか深みというかが違う感じがする。


若手の舞台は、まだなんか、ライトな感じがする。こうやって続けてみると、なんか、そんなことをはっきり感じるな~。


あ、で、銀平さんの衣装。あれ、なんか、前、仁左さんかだれかのとき、波しぶきの羽織だったと思ったけど、今回はそうじゃなかった。でも、あれはあれで吉右衛門さんに似合う♪
やっぱり衣装さんは俳優さんに似合う衣装をピタッと見つけてくるんだろうなぁ


あと、思い出した!鳥居前でも思ったんだけど、米吉っちゃん!控えてる時に目線が手抜き~。キョロキョロしたり、瞬き頻繁にしてると、結構、目立つよ~(^_^;)。
名前のあるお役なんだから、控えてるときでもちゃんとお芝居参加しなきゃ~。


それにあれだけ先輩が目の前で熱演してんだから、キッチリ見とかなきゃ、損だよ~。その意味では両端の歌昇さんと隼人君は、控えてる時もちゃんと見てる。だから、お芝居に参加出来てるし、舞台も締まる。


種之助さんは、視線がキョロキョロはしてなかったんだけど、見てる方向が、お芝居してる人の方向じゃないことが多かったのが惜しい。
頑張れ~若者~!せっかく四天王だけは、大物浦も続行なんだから。ベテランの先輩と同じ舞台にいるチャンス、漫然と過ごしちゃもったいないよ~


あ、そういや、歌六さんの法螺貝が、今まで聞いた法螺貝の中で一番、はっきり、キレイに聞こえたと思う。あれも尺八みたいに、音が出るように吹くの難しいんだろうなぁ。


最後は道行。
目当ては團蔵さん。なんだけど、やっぱり菊五郎さんの忠信もかっこいいなぁ♪
なんだろ、鳶頭みたいな、粋な感じがにじみ出てる。引っ込みの時も狐に戻っては、ハッとして忠信に戻るのがとてもかわいい♪


で、目当ては團蔵さんなわけで、やっぱり、旨いね~♪
あれだけタッパがある人なのに、菊五郎さんより小さく見える。全般的に膝折ってるけど、菊五郎さんとの立ち位置見て、さらに折ってると思う。動きの軽さもおかしみも、うん、旨い。
そして、やっぱりお写真は一役一枚なんだよなぁ、團蔵さん。


夜の部のかっこいい駿河次郎が、楽しみですわ~♪

そうだ、かっこいいといえば、最近、隼人君がイケメン若手としてTVで取り上げられることが多いみたいだけど、私は歌昇さんも、そうとうイケメンだとおもう。そのうち騒がれるようになるのかな~


コメント
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