5月団菊 昼の部の感想、あげそこねてますが、とりあえずすっとばして
6月です。
6月は遠征が2個あるせいもあって、昼の部は日程のやりくりがつかず、
パスの予定です。
●概要
観劇日:2008/6/10(火) 16:30~21:20
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面上手より
【注意】ネタバレありです。
●演目・構成
1:義経千本桜 すし屋 105分
幕間 30分
2:身替座禅 55分
幕間 15分
3:生きている小平次 50分
幕間 10分
4:三人形 25分
●おまけ
・1回目の休憩時間で売店は終了です
・舞台写真はまだでした(/_;)
・3階下手ブロックと西の袖がガラ空き。
平日だからかなぁ。勿体ない・・・
1:義経千本桜 すし屋
●配役
いがみの権太 吉右衛門さん
お里 芝 雀さん
弥助実は平維盛 染五郎さん
梶原の臣 由次郎さん/桂 三さん/種太郎さん/吉之助さん
おくら 吉之丞さん♪
若葉内侍 高麗蔵さん♪
弥左衛門 歌 六さん♪
梶原景時 段四郎 さん
●のたりの眼
・吉右衛門さんの権太 は初めて。
似合いそうだし、他の配役もご贔屓そろいで期待大だったんですが、
うーん、思ったよりグッと来なかったな~
やっぱり、鮓屋は、「木の実・小金吾討死」とセットじゃないと
涙腺に来にくいのかも。
ちなみに1番最近観た権太は・・・仁左さんのかな?
・解説が観翁さんでした。
やっぱりわかりやすいなぁ。
セリフをわかりやすい現代語に翻訳?して言ってくれるからかなぁ。
でも、それは他の解説員の人もやってると思うんだけどなぁ。
うーん、その違いはなんなんだろう。謎だ。
・弥助「殿」と呼ぶ言い訳
おっかさんが弥助に「殿」付けはよしてくれ といわれたけど、
おっかさんは弥助=維盛卿と知ってるから、呼び捨てにするのは
どうにも抵抗がある。
そこで言い訳が「弥助は亡くなったつれあいの名だから」。
うまい言い訳だなぁ。
・染五郎さん
ありゃ、声がもうかすれ気味?それともこの気候だから、お風邪かな?
・兄さんびびびびび~
これは元になってる文楽の方には、ないんだそうで。
歌舞伎のオリジナルらしい。
忠臣蔵もそうなのかな?
・ベロは出ない
権太がウソ泣きするところ。義太夫は ♪鼻が邪魔して届かぬ舌の
と行くんですが、吉右衛門さんの権太はベロを出したりしてませんでした。
他の役者さんもそうだったのかな~
・あっ、歌六さんだったか!
配役をちゃんと見てなかったんで、てっきり段四郎さんがオヤジ様かと
思ってたら、歌六さんでした。
小金吾の首、袴でくるんできたんですねぇ。また上手いことくるめるんだこれが(^_^;)
・「てんじょぬけ」
お里ちゃんのセリフにあるんですが、意味は「底抜けに」ってことらしいです。
昔は底じゃなくて、天井が抜けたんですね~(^_^;)
・お三味線
おさとちゃんが、弥助と二人っきりにしてもらって、いそいそと寝る準備を
するところのお三味線、なんか好きだなぁ♪
・鮓桶
権太が桶をつかんで維盛一家の後を追いかけていくところで、はっきり
気がついたんですが、今回の上演は、鮓桶の場所が入れ替わらないやり方なんですね。
以前観た舞台(確か仁左さんの権太)では、確かオヤジ様が血のついた袴と
羽織を桶の下のモノいれに隠すのに桶の並びを変えてしまって、
それで権太が「自分が置いた」と記憶してるところの桶が首入りに
変わってしまう というのがあったと思ったんですが、
今回は桶の並びが変わるような演技がなかったので、
「あり?どうやって桶の位置が替わるんだろう?」と思ってたところ、
今回の権太は、自分が置いた桶の位置をはっきり覚えていなかったようで、
持ち上げてみたらそれらしい重さだったのでその桶をつかんで。
という流れでした。
・梶原の家来衆
うーん、いい声の人がそろってる♪
吉之助さんも発見!
●花道度:中
出入りは割りと激しいです。
見所はやっぱり桶抱えて維盛一行を追いかけてひっこむ権太。
しかし、帯花道時間が長いのは、その権太をおっかけようと
飛び出したおとっつぁんが、家に向かう梶原一行に阻まれて
家の逆戻りすることになっちゃうところでしょうか。
尻っぱしょりして花道行ったおとっつぁんは、
梶原一行に押し戻される感じで本舞台に戻ってきた時、
裾をおろしていました。
2:身替座禅
●配役
山蔭右京 仁左衛門さん
太郎冠者 錦之助さん
腰元小枝 隼 人さん
腰元千枝 巳之助さん
奥方玉の井 段四郎 さん
●のたりの眼
・事前の期待
去年の7月、あの松竹座で観て以来かな。
そのときも仁左さんの右京でした。
今回の奥方は段四郎さん。
段四郎さんの奥方観るのは、初めてかな。
腰元衆が若手さんなのがちょっと楽しみ♪
・仁左さん
あれ?今月ってこれだけですか!
めずらしいな~
・右京さん
前半のところで、花子の元にGO!と花道を引っ込む時、
七三で袂を腕に巻きつけて、トントンと足踏みをして、
揚幕指して、うれしそうに一散に引っ込んでいくところが
好きだな~
・奥方
おぉ、年増じゃ、年増じゃ(^_^;)
段四郎さんの奥方って、どんなだろう?
と思ってたんですが、考えてみりゃ澤瀉屋さんで
長年やってきた段四郎さんですから、こういうおかしみは
お手のものなのかも。
・腰元連中
お~♪ 若い若い~♪ ぴちぴち~♪
巳之助君、きれいですね~艶気があってお姉さんです。
隼人君は、うーん、お父さんに似てるな~(^_^;)
そしてお二人とも、声が(^_^;)
年齢的に、キツイお年頃なのかな~。
踊ると、隼人君の方が、女性らしいやわらかさが
感じられますねぇ。首の振り具合、かな?
あれ?巳之助君、座って、ひざに乗せたたもとに
手を添えるとき、なんか動きが目立つなぁ。
動きが大きいのかな?それとも添えるときに手の平が
見えてしまうからかな?
・後半の右京さんVSと奥方
もう楽しくて楽しくて♪ 会場の反応もよかったですね~
(外人さん、多かったです)
●花道度:高
朝帰りの右京さんが、なかなか花道から本舞台にたどりついて
くれないんですよね~(^_^;)
3:生きている小平次
●配役
那古太九郎 幸四郎さん
小幡小平次 染五郎さん
おちか 福 助さん
●のたりの眼
・お芝居について
大正時代に書かれた新歌舞伎。
夭折した作者の最後の作品だったそうで。
・舞台
幕開き、舞台には湖に浮かぶ小舟。
いきなりスモーク満々。
でも、暗い湖の雰囲気がよく出てます。
舞台の奥行きを上手く見せてるなぁ。
舟の仕掛けが、面白いです。初めてみるかな、あれ。
・新歌舞伎
なんで、音とかが写実的です。
例えば2幕目幕開きの雨の音は、現代劇並みです。
個人的には、そのへんは結構違和感を感じます。
このへん、普通のお芝居と歌舞伎の区別は
なんぞや ということを考えてしまいます。
そんなことを考えていたせいか、2幕目の幕開きは
えらく定式幕を引く音がえらく響きました。
普段のお芝居では、あんまり気にならないのですけどね。この音。
・福助さんのおちか
1幕目での太九郎と小平次の二人の話しと、なんか大分イメージが
違うなぁ(^_^;)
二人の話では、二人の男の間で、どっちも選べず、オロオロしている
小平次いわく「弱い女」で、はかないというか、個人的には、
はたきたくなっちゃうタイプの女性のイメージだったんですが・・・
うーん、どこが「弱い女」なんだか(^_^;)
どっちかというと したたかさあふれる感じなんですが・・・
そして3幕目では、さらにしたたかさ全開(^_^;)
「女って、怖いなぁ」と女の私が思ってどうする(^_^;)
・2幕?3幕?
チラシには「2幕」と書いてあるのですが、うーん、これって3幕では??
定式幕を引く暗転が2回あるんですよね~
・お星様
3幕目、逃亡途中のおちかさんのセリフに「星がきれいだよ」
というようなセリフが出てきます。
歌舞伎でお星様がどうこう ってセリフは、めづらしいかも。
・夫婦像
なんか 身替座禅の夫婦と似ているようで、好対照のようで(^_^;)
でも、ある意味、身替座禅の奥方より、遥かにコワイかも。
・観終わって
う~ん・・・よくわからん(^_^;)
ただ、最後、ものすごい嵐のような音の中、舞台中央にせりあがって出てきた
小平次は、ただ立ってるだけなんですが、ある意味、余韻たっぷりで
面白かったです。あ、「おかしい」という意味ではなく、です。
しかし・・・これって怪談ということでコワイ話のはずなんですが・・・
なんでこんなに笑えるんでしょう(^_^;)
あと、私、チラシ読んで筋を勘違いしてました。
おちかさんは、小平次と一緒に太九郎に殺されちゃうのかと
思ってました(^_^;)
●花道度:低
最後に二人が走ってひっこむくらいです。
ちなみに 小平次は花道まで来ません。
しかし、1階席の人、一幕目はスモークで大変だったんじゃないかな~(^_^;)
4:三人形
●配役
傾城 芝 雀さん
若衆 錦之助さん
奴 歌 昇さん
●のたりの眼
結構、みなさん、お帰りになっちゃって、
ちょっとさみしかったですが、でも私の前の列の人も
帰っちゃったおかげで、舞台がすごくよく見えたのはラッキー♪
・箱の中から出てくるお人形
という趣向なんですね。
出てくる時は下手から傾城・奴・若衆
でしたが、最後は奴・傾城・若衆
になってました。
・若衆
仙台藩の殿さんみたいだな~
あの紫の頭巾のせいかな~
お、イヤホンガイドの解説によると、白柄組なんだそうです、この若衆さん。
・奴
白地に海老茶のアクセントに金糸に刺繍。
あっ、赤旗は横綱のしめ縄みたいにふさ付だ♪
途中1枚むけると 緋色襦袢に金糸の首ぬき
豪華で派手だな~ こういう首抜きは初めてみたかも。
あ、ひざあても、内側が緋色なんだ!
足ぶみすると、チラチラ緋色が見えて、艶があるなぁ♪
しかし、すごい足拍子(^_^;)
歌昇さん、さすが!
・傾城
傾城 といっても、元禄風なのかな?
髷の感じがそんな感じです。
あと、うちわを使った踊りをします。
うちわを使った踊りがあるのは知ってましたが、実際に見たのは
初めてかな~
・最後の総踊り
同じ振りなんですけど、それぞれの役柄三者三様の踊りっぷりで、
違いが面白いですね~♪♪
すごく好きです。こういう趣向♪
なんか楽しいな~♪
楽しい気分で打ち出してもらいました♪
●花道度:中
途中で奴と若衆が七三でしばらく踊るところがあります。
6月です。
6月は遠征が2個あるせいもあって、昼の部は日程のやりくりがつかず、
パスの予定です。
●概要
観劇日:2008/6/10(火) 16:30~21:20
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面上手より
【注意】ネタバレありです。
●演目・構成
1:義経千本桜 すし屋 105分
幕間 30分
2:身替座禅 55分
幕間 15分
3:生きている小平次 50分
幕間 10分
4:三人形 25分
●おまけ
・1回目の休憩時間で売店は終了です
・舞台写真はまだでした(/_;)
・3階下手ブロックと西の袖がガラ空き。
平日だからかなぁ。勿体ない・・・
1:義経千本桜 すし屋
●配役
いがみの権太 吉右衛門さん
お里 芝 雀さん
弥助実は平維盛 染五郎さん
梶原の臣 由次郎さん/桂 三さん/種太郎さん/吉之助さん
おくら 吉之丞さん♪
若葉内侍 高麗蔵さん♪
弥左衛門 歌 六さん♪
梶原景時 段四郎 さん
●のたりの眼
・吉右衛門さんの権太 は初めて。
似合いそうだし、他の配役もご贔屓そろいで期待大だったんですが、
うーん、思ったよりグッと来なかったな~
やっぱり、鮓屋は、「木の実・小金吾討死」とセットじゃないと
涙腺に来にくいのかも。
ちなみに1番最近観た権太は・・・仁左さんのかな?
・解説が観翁さんでした。
やっぱりわかりやすいなぁ。
セリフをわかりやすい現代語に翻訳?して言ってくれるからかなぁ。
でも、それは他の解説員の人もやってると思うんだけどなぁ。
うーん、その違いはなんなんだろう。謎だ。
・弥助「殿」と呼ぶ言い訳
おっかさんが弥助に「殿」付けはよしてくれ といわれたけど、
おっかさんは弥助=維盛卿と知ってるから、呼び捨てにするのは
どうにも抵抗がある。
そこで言い訳が「弥助は亡くなったつれあいの名だから」。
うまい言い訳だなぁ。
・染五郎さん
ありゃ、声がもうかすれ気味?それともこの気候だから、お風邪かな?
・兄さんびびびびび~
これは元になってる文楽の方には、ないんだそうで。
歌舞伎のオリジナルらしい。
忠臣蔵もそうなのかな?
・ベロは出ない
権太がウソ泣きするところ。義太夫は ♪鼻が邪魔して届かぬ舌の
と行くんですが、吉右衛門さんの権太はベロを出したりしてませんでした。
他の役者さんもそうだったのかな~
・あっ、歌六さんだったか!
配役をちゃんと見てなかったんで、てっきり段四郎さんがオヤジ様かと
思ってたら、歌六さんでした。
小金吾の首、袴でくるんできたんですねぇ。また上手いことくるめるんだこれが(^_^;)
・「てんじょぬけ」
お里ちゃんのセリフにあるんですが、意味は「底抜けに」ってことらしいです。
昔は底じゃなくて、天井が抜けたんですね~(^_^;)
・お三味線
おさとちゃんが、弥助と二人っきりにしてもらって、いそいそと寝る準備を
するところのお三味線、なんか好きだなぁ♪
・鮓桶
権太が桶をつかんで維盛一家の後を追いかけていくところで、はっきり
気がついたんですが、今回の上演は、鮓桶の場所が入れ替わらないやり方なんですね。
以前観た舞台(確か仁左さんの権太)では、確かオヤジ様が血のついた袴と
羽織を桶の下のモノいれに隠すのに桶の並びを変えてしまって、
それで権太が「自分が置いた」と記憶してるところの桶が首入りに
変わってしまう というのがあったと思ったんですが、
今回は桶の並びが変わるような演技がなかったので、
「あり?どうやって桶の位置が替わるんだろう?」と思ってたところ、
今回の権太は、自分が置いた桶の位置をはっきり覚えていなかったようで、
持ち上げてみたらそれらしい重さだったのでその桶をつかんで。
という流れでした。
・梶原の家来衆
うーん、いい声の人がそろってる♪
吉之助さんも発見!
●花道度:中
出入りは割りと激しいです。
見所はやっぱり桶抱えて維盛一行を追いかけてひっこむ権太。
しかし、帯花道時間が長いのは、その権太をおっかけようと
飛び出したおとっつぁんが、家に向かう梶原一行に阻まれて
家の逆戻りすることになっちゃうところでしょうか。
尻っぱしょりして花道行ったおとっつぁんは、
梶原一行に押し戻される感じで本舞台に戻ってきた時、
裾をおろしていました。
2:身替座禅
●配役
山蔭右京 仁左衛門さん
太郎冠者 錦之助さん
腰元小枝 隼 人さん
腰元千枝 巳之助さん
奥方玉の井 段四郎 さん
●のたりの眼
・事前の期待
去年の7月、あの松竹座で観て以来かな。
そのときも仁左さんの右京でした。
今回の奥方は段四郎さん。
段四郎さんの奥方観るのは、初めてかな。
腰元衆が若手さんなのがちょっと楽しみ♪
・仁左さん
あれ?今月ってこれだけですか!
めずらしいな~
・右京さん
前半のところで、花子の元にGO!と花道を引っ込む時、
七三で袂を腕に巻きつけて、トントンと足踏みをして、
揚幕指して、うれしそうに一散に引っ込んでいくところが
好きだな~
・奥方
おぉ、年増じゃ、年増じゃ(^_^;)
段四郎さんの奥方って、どんなだろう?
と思ってたんですが、考えてみりゃ澤瀉屋さんで
長年やってきた段四郎さんですから、こういうおかしみは
お手のものなのかも。
・腰元連中
お~♪ 若い若い~♪ ぴちぴち~♪
巳之助君、きれいですね~艶気があってお姉さんです。
隼人君は、うーん、お父さんに似てるな~(^_^;)
そしてお二人とも、声が(^_^;)
年齢的に、キツイお年頃なのかな~。
踊ると、隼人君の方が、女性らしいやわらかさが
感じられますねぇ。首の振り具合、かな?
あれ?巳之助君、座って、ひざに乗せたたもとに
手を添えるとき、なんか動きが目立つなぁ。
動きが大きいのかな?それとも添えるときに手の平が
見えてしまうからかな?
・後半の右京さんVSと奥方
もう楽しくて楽しくて♪ 会場の反応もよかったですね~
(外人さん、多かったです)
●花道度:高
朝帰りの右京さんが、なかなか花道から本舞台にたどりついて
くれないんですよね~(^_^;)
3:生きている小平次
●配役
那古太九郎 幸四郎さん
小幡小平次 染五郎さん
おちか 福 助さん
●のたりの眼
・お芝居について
大正時代に書かれた新歌舞伎。
夭折した作者の最後の作品だったそうで。
・舞台
幕開き、舞台には湖に浮かぶ小舟。
いきなりスモーク満々。
でも、暗い湖の雰囲気がよく出てます。
舞台の奥行きを上手く見せてるなぁ。
舟の仕掛けが、面白いです。初めてみるかな、あれ。
・新歌舞伎
なんで、音とかが写実的です。
例えば2幕目幕開きの雨の音は、現代劇並みです。
個人的には、そのへんは結構違和感を感じます。
このへん、普通のお芝居と歌舞伎の区別は
なんぞや ということを考えてしまいます。
そんなことを考えていたせいか、2幕目の幕開きは
えらく定式幕を引く音がえらく響きました。
普段のお芝居では、あんまり気にならないのですけどね。この音。
・福助さんのおちか
1幕目での太九郎と小平次の二人の話しと、なんか大分イメージが
違うなぁ(^_^;)
二人の話では、二人の男の間で、どっちも選べず、オロオロしている
小平次いわく「弱い女」で、はかないというか、個人的には、
はたきたくなっちゃうタイプの女性のイメージだったんですが・・・
うーん、どこが「弱い女」なんだか(^_^;)
どっちかというと したたかさあふれる感じなんですが・・・
そして3幕目では、さらにしたたかさ全開(^_^;)
「女って、怖いなぁ」と女の私が思ってどうする(^_^;)
・2幕?3幕?
チラシには「2幕」と書いてあるのですが、うーん、これって3幕では??
定式幕を引く暗転が2回あるんですよね~
・お星様
3幕目、逃亡途中のおちかさんのセリフに「星がきれいだよ」
というようなセリフが出てきます。
歌舞伎でお星様がどうこう ってセリフは、めづらしいかも。
・夫婦像
なんか 身替座禅の夫婦と似ているようで、好対照のようで(^_^;)
でも、ある意味、身替座禅の奥方より、遥かにコワイかも。
・観終わって
う~ん・・・よくわからん(^_^;)
ただ、最後、ものすごい嵐のような音の中、舞台中央にせりあがって出てきた
小平次は、ただ立ってるだけなんですが、ある意味、余韻たっぷりで
面白かったです。あ、「おかしい」という意味ではなく、です。
しかし・・・これって怪談ということでコワイ話のはずなんですが・・・
なんでこんなに笑えるんでしょう(^_^;)
あと、私、チラシ読んで筋を勘違いしてました。
おちかさんは、小平次と一緒に太九郎に殺されちゃうのかと
思ってました(^_^;)
●花道度:低
最後に二人が走ってひっこむくらいです。
ちなみに 小平次は花道まで来ません。
しかし、1階席の人、一幕目はスモークで大変だったんじゃないかな~(^_^;)
4:三人形
●配役
傾城 芝 雀さん
若衆 錦之助さん
奴 歌 昇さん
●のたりの眼
結構、みなさん、お帰りになっちゃって、
ちょっとさみしかったですが、でも私の前の列の人も
帰っちゃったおかげで、舞台がすごくよく見えたのはラッキー♪
・箱の中から出てくるお人形
という趣向なんですね。
出てくる時は下手から傾城・奴・若衆
でしたが、最後は奴・傾城・若衆
になってました。
・若衆
仙台藩の殿さんみたいだな~
あの紫の頭巾のせいかな~
お、イヤホンガイドの解説によると、白柄組なんだそうです、この若衆さん。
・奴
白地に海老茶のアクセントに金糸に刺繍。
あっ、赤旗は横綱のしめ縄みたいにふさ付だ♪
途中1枚むけると 緋色襦袢に金糸の首ぬき
豪華で派手だな~ こういう首抜きは初めてみたかも。
あ、ひざあても、内側が緋色なんだ!
足ぶみすると、チラチラ緋色が見えて、艶があるなぁ♪
しかし、すごい足拍子(^_^;)
歌昇さん、さすが!
・傾城
傾城 といっても、元禄風なのかな?
髷の感じがそんな感じです。
あと、うちわを使った踊りをします。
うちわを使った踊りがあるのは知ってましたが、実際に見たのは
初めてかな~
・最後の総踊り
同じ振りなんですけど、それぞれの役柄三者三様の踊りっぷりで、
違いが面白いですね~♪♪
すごく好きです。こういう趣向♪
なんか楽しいな~♪
楽しい気分で打ち出してもらいました♪
●花道度:中
途中で奴と若衆が七三でしばらく踊るところがあります。