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労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

労働安全衛生法が改正実施

2006-04-27 | 書記長社労士 法改正 労働関係
 今、今年の春闘の結果について各職場に報告するための「春闘報告オルグ」巡業中。
4月15日からスタートして、全20回、明日でようやく全部終わります。
今年の春闘結論、有額回答を2年続けて獲得して(その前は7年間ゼロ回答)、しかも昨年より総支給原資は大幅アップさせたけど、組合員さんからは「取り方が悪い」「不公平がある」「額が少ない」「方針と違う」「もっと取れたやろ」・・・などなど。
ちょっとくらい誉めてよ~っ 

 2月~3月に現役組合員の死亡が3名続きました。
すべて健康上の理由(癌2名、脳疾患1名)でしたが、そんな当社の背景もあって、組合員から、健康診断の充実など健康保持に関しての意見が多く出ています。

 それでちょっと思いだしたので、今日は改正「労働安全衛生法」(平成18年4月1日施行)を書きます。
改正の目的は「職場における労働者の安全と健康の確保をより一層推進するため」とされていて、僕は『過重労働・メンタルヘルス対策』が強化されているなと思います。

今回の改正の主な点は
 1  長時間労働者への医師による面接指導の実施
 2  特殊健康診断結果の労働者への通知
 3  危険性・有害性等の調査及び必要な措置の実施
 4  認定事業者に対する計画届の免除
 5  安全管理者の資格要件の見直し
 6  安全衛生管理体制の強化
 7  製造業の元方事業者による作業間の連絡調整の実施
 8  化学設備の清掃等の作業の注文者による文書等の交付
 9  化学物質等の表示・文書交付制度の改善
 10  有害物ばく露作業報告の創設
 11  免許・技能講習制度の見直し

一般的に身近な改正部分は
まず、①の「長時間労働者への医師による面接指導の実施」

■ 対象  全ての事業場(常時50人未満の労働者を使用する事業場は平成20年4月から適用)

■ 事業者は、毎月1回以上、基準日を定めて、労働者の残業が1月当たり100時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められるときは、労働者の申出を受けて、医師による面接指導を行わなければならない。(ただし、1か月以内に面接指導を受けた労働者等で、面接指導を受ける必要がないと医師が認めた者を除く。)

 ● 医師は、労働者の勤務の状況、疲労の蓄積の状況その他心身の状況(メンタルヘルス面も含む。)について確認し、労働者本人に必要な指導を行う。
 ● 事業者は、面接指導を実施した労働者の健康を保持するために必要な措置について、医師の意見を聴かなければならない。
 ● 事業者は、医師の意見を勘案して、必要があると認めるときは、当該労働者の実情を考慮して、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等の措置を講じるほか、医師の意見の衛生委員会等への報告その他の適切な措置を講じなければならない。

■ 事業者は、次の(1)または(2)に該当する労働者にも、面接指導を実施する、又は面接指導に準ずる措置を講じるよう努めなければならない。
(1)  長時間の労働(週40時間を超える労働が1月当たり80時間を超えた場合)により疲労の蓄積が認められ、又は健康上の不安を有している労働者(申出を受けて実施)
(2)  事業場で定める基準に該当する労働者

 なかなか良い改正だと思うのですが、「疲労の蓄積が認められ」と「労働者の申出」の部分が残念な気がします
 「能力を認めて貰いたい」「成果を上げなければならない」「駄目社員と思われたくない」とプレッシャーを感じている労働者は、「疲れてますから医師の面談を受けたい」とはなかなか言えないと思うので、残業時間が100時間を超えたら自動的に医師の面談が必要とまで踏み込んで欲しかったものです。

 もう一つ身近な部分が②「特殊健康診断結果の労働者への通知」です。

 一般健康診断に加え、特殊健康診断の結果についても、労働者本人への結果の通知が義務となりました。

特殊健康診断とは、毒性・有害性が高いとして以下の業務に従事する労働者への健康診断をいいます。
 粉じん作業に従事する労働者
 鉛業務に常時従事する労働者
 特定化学物質を製造または取り扱う業務に常時従事する労働者
 石綿を製造または取扱う業務に常時従事する労働者
 放射線業務に従事する労働者で管理区域に立ち入る者
 有機溶剤の製造または取扱い業務に常時従事する労働者
 高圧室内業務または潜水業務に従事している労働者
 四アルキル鉛等の業務に従事している労働者
 塩酸、硫酸、硝酸、亜硫酸、フッ酸等のガス、蒸気、粉じんを発散する場所における業務に従事する労働者
 (その他通達で定められた業務に従事する労働者)

 今後は、会社は「おっと、ちょっとヤバいなあ、このままやったらこの人死ぬかなあ・・・でも問題になったら嫌やから内緒にしとこう・・・」ってのは駄目です。

 うちの会社ではだいぶ前に本人に診断結果を開示させるようにしていたはずやけど、世間的にはどうなんかな?
今回の石綿の問題を見ていたら、ムチャクチャやったような気もします。
そういった意味で、良い改正でしょうね
コメント (1)
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Bob Marley & The Wailers KAYA 

2006-04-27 | いい音楽聴いてますか♪
 今日、ラジオでDef Techが出ていて、Micro(マイクロ・日本人の子のほう)が、2歳でボブマーリーのKayaにはまって、3歳でマイケルジャクソン、小学校5年生でThe 2 Live Crewにハマったって言っていた。
「ほんまかよー」って思ったけど、まあそんなガキがいても楽しい。(笑)
ちなみにDef TechのMicroは、プロサーファーの大野修聖とサーフィンを始めた頃から一緒に波乗りをしてきた大親友。
2枚目のシングルのPVでも良い感じで波乗り披露しています。

昨日、そのデフテックのキャッチ・ザ・ウェーヴが発売されました。


・「Get Real」Sony Ericsson Music Hungry! キャンペーンソング【2006/2/11よりオンエア中】
・ めざましテレビテーマソング「Irie Got ~ありがとうの詩~」 【2006/3/よりオンエア】
・ 「Catch The Wave」映画『Catch a Wave』主題歌【2006/4/29より全国公開】
・ 「Broken Hearts」 TBSドラマ『ブラザー★ビート』主題歌
・ 「Cancion de la Expansion」iTunes Music Store限定配信
なんですって
「My Way」が大阪のFM802ってラジオ局のマンスリーのHeavy Rotationになったときに即大好きになったDef Techですが、あらためて知ったけどすごく活躍してるんですね
で、Microが一番最初に影響を受けたというボブ・マーレィのKAYA

- Bob Marley & The Wailers  KAYA - 1978


◆◆前作『エクソダス』と同セッションの音源も収録されている78年発表作品。名曲「イズ・ディス・ラヴ」ほか愛と平和、そしてガンジャへの想いが詰まった作品だ。◆◆

【帯】象徴化し、神格化された彼の存在に反して人間味ある内容。ジャケット・デザインは人間ボブ・マーリィを知る上で重要な作品となる。

 ボブがイギリスに亡命していた頃に録音され、死期を早めることになった足の怪我の手術をおこなった後に監修されたアルバム。
前作までと違ってレベル・ミュージックの要素が薄く、全体的に明るい感じのアルバムになっているのが特徴です。
ラヴソングとロック・ステディ(初期のスカに代わって登場したレゲエ誕生前夜のスタイル)期の作品が多いからです。
これまでのメッセージ色の濃いアルバムからみるとかなり雰囲気が違う。
この部分が僕の友達の間でも、このアルバムの好みが別れるところ。
僕自身はボブが自分自身の原点に戻ろうとしているんだって解釈を今でもしています。

 ちなみにタイトルの「KAYA(カヤ)」とは、Marihuana・マリファナ・マリワナ・ガンジャ・大麻・はっぱのことです。
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