
【🎦16 2024/6/15鑑賞】 絵本作家の千紗子(杏)は、認知症を患う父・孝蔵(奥田瑛二)を介護するために帰郷する。長年絶縁状態にあった父親との同居にへきえきしていた千紗子は、あるとき事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助け、彼の体に虐待を受けた痕を見つける。千紗子は少年を守ろうと考え、自分が母親だとうそをつき、少年と暮らし始める。千紗子と少年、認知症が進行する孝蔵は次第に心を通わせるようになるが、その幸せな生活に終わりが訪れる。

小説家・北國浩二の原作「嘘 (PHP文芸文庫)」を映画化したミステリードラマ、事故で記憶を失った少年と出会った女性が、虐待を受けている疑いのある彼を守ろうと、母親と偽って一緒に暮らし始めるという映画。
さっくり言えば、介護と児童虐待と親権や里親のありかた。
しかし、そうはあっさりとこの映画のテーマを決めつける訳にはいかない。
とっても深く示唆に富んだ切り方が印象的な作品だ。
子は親を選べない…。
自分の親からの愛情を信じて、親に従う…愛されても虐待されても、それを愛と信じる…。
淡々と物語は進んでいくながら、杏と奥田瑛二の演技があいまって、観る側の気持ちをかき乱す演出が凄まじい。。

いつから日本では、結婚と出産は「高所得層の特権」になったのか…。
この社会が、こどもを育てることを拒絶している。
少子化が進んでいると困っている人がたくさんいるが、一方で、統一教会・日本会議・神社本庁に票集めで牛耳られている政府や自民党、維新、都民ファーストなどの議員連中は、裏金・利権にウハウハで、どこが問題かさっぱりわかっていない。
自民党や維新のヤツらは「家族のあり方」「夫婦同姓」「家」など、いまさらな入り口ばっかにこだわって、若い人たちの収入やキャリアや将来への期待、産んだとしたらその育て方と成人させるまでの課程という、子を産み育てる全体の支え方を示していないから。
いや、それ以前に、結婚・出産以前に、自分自身の生きることに汲々として、家族を作ることまで考えられないほど国民の生活を貧しくしているではないかっ💢
都知事選挙やってるよ、都民の皆さん、若い人のための選択を❗

この映画には、落とし所はない…。
しかし、実はものすごくメッセージが含まれているんで、さて、お前はどう行動するかと厳しい問いを突きつけられた気がした。
「今だけ、金だけ、自分だけ」という自民党や維新の政治に終止符を打つために、みんな、とりあえずすべての選挙で投票に行こう、とにかくそれだけで、日本は、みんなの生活は変わる❗
孝蔵(奥田瑛二)を観たからと思ったわけでは、自分もそろそろ終活を…。
呆ける前にコロッと死にたいな…。
ってか、呆けたら、朝昼晩、「今日もお疲れ~」って言って🍺の空き缶に麦茶を入れて頂ければ、おとなしく嬉しそうにちびちび飲んで酔っ払っているかも…😰
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