三流読書人

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ドングリ小屋住人 

月給を上げろ 金利水準をマトモな線へ戻せ!

2008年03月19日 10時36分31秒 | 読書

  月給を上げろ 金利水準をマトモな線へ戻せ!
  全く同感である。
 昨日の『毎日新聞』経済欄のコラム「経済観測」から  

「なぜ個人消費が?」
 経済には「合成の誤謬」ということがある。部分では正しい判断であってもトータルとなってみるとその反対の結果が出るというものだ。 企業は利益を出さなければならない。そのためにはコスト圧縮である。人件費も聖域ではないから賃上げの要求はできる限り抵抗する。
 日本の稼ぎ頭トヨタ自動車が1000円、2000円のベースアップに手間どっているのも「儲かっているからアマくすると」という三河スピリットであるが、他の企業からすると「トヨタでさえああなのだから」と財布のヒモも固くなる。
 結果として個人消費は沈滞化し景気は本格的浮揚とはなりにくい。まさかトヨタが日本経済を灰色にしたいと思っているとは考えないし、1台でもクルマを売りたいと努力しているのに決まっているのだが、こと志と反している。
 ゼロ金利もそうだった。企業は債務者だから、金利負担を極限まで下げると決算は楽になる。確かにその通りだったが、金利の受け取り手、個人のフトコロまでは考えが及ばなかった。先進国の国債、定期預金は4、5%が暗黙の水準。
 1300兆円の5%は65兆円である。それが3年、5年とカットされたらどうなるか。
 消費税1、2%で神経質になるのに、このマイナスは大きすぎる。日本の貯蓄者は保守的だから、利息のほとんどつかぬ通帳を後生大事に持っているが、外国ならば直接投機か外貨預金に奔流の如く逃げたであろう。預金者はナメられている。
 それで「景気は本格的な消費回復にはほど遠く、依然として輸出、設備投資が支えている」と。なぜだろう。シラジラしい。月給を上げろ。金利水準をマトモな線へ戻せ。    (三連星)

その通りではないか。
いつまで国民をコケにすれば気がすむ。
我々もその気にならなければ、しまいには殺されるで、ほんま。 

 


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