三流読書人

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ドングリ小屋住人 

川柳麻生ネタと庶民の感覚の変化

2009年01月06日 19時07分08秒 | 政治 
麻生氏は最短記録回避した          佐倉 繁本千秋
足りないとひとつ覚えの消費税       さいたま 高本光政
おじいさまボク孤独です あっそうかい   東京 ポッポ
税金を麻生いいそうみかじめ料       勝浦 ナメロー
ひと月の総理小遣いオレ年収        千葉 石川明男
年頭のあいさつもメモ見る大臣       明石 竹風
                    (毎日新聞 仲畑流万能川柳より)

もっとどっさり辛らつなのもあったが これくらいにしとこう。

ところでこれらの麻生ネタ川柳が麻生総理だけを揶揄しているわけではない。
今の自民党以下自民党的政党政治家すべてを指していることをわすれてはいけない。
国民の政治を見る目は肥えてきている。

毎日新聞1月1日付 コラム「発信箱」与良正男氏 「キーワードは『まじめ』」 から(一部抜粋)

《 テレビは本当に怖いメディアである。テレビのコメント役としてかかわり始めて、つくづくそう感じる。
例えば昨秋の自民党総裁選。一部の識者は候補者5人が連日のようにテレビ出演しているのを指して「テレビは政治利用されている」と例によって批判したが、違うと思う。総裁選がいかに茶番か、テレビはそれをそのまま映し出したのだ。総裁選を失敗させたのはテレビだったと言ってもいいほどだ。
麻生内閣のいきなりの行きづまりは「メディアに出てさえいれば盛り上がる」と錯覚したことに始まる。「ナントカ劇場」の時代を経て国民の政治を見る目は一段と肥えてきたことに、自民党は気づかなかったのだ。
今年は自公政権の継続か、交代かを有権者が選ぶ年だ。パフォーマンスや演出ではなくて、この国をどうしていくのか、どの政党が一番まじめに、誠実に政策を訴えていくかが選挙結果を左右する予感がする。民放テレビも最近は報道など硬派の番組を増やす傾向にある。深刻な雇用破壊。出口の見えぬ世界不況。そして国民意識の変化を考えれば当然の流れだろう。そう、メディアの世界もカギは「まじめさ」である。・・・・・以下略 》