三流読書人

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ドングリ小屋住人 

「朝日」よひるむな Ⅱ

2005年01月23日 11時16分57秒 | 教育 
NHKの番組に対して安倍晋三、中川昭一などがやった事は検閲に当たります。
それは以下に示す憲法第21条に抵触します。
現行憲法が成立した時それは英語で書かれていました。なぜかは後述します。
対訳で見ますと、

Article 21:
第21条

Freedom of assembly and association as well as speech, press and all other forms of expression are guaranteed.
集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由は,これを保障する。
freedom of assembly 集会の自由
freedom of association 結社の自由
freedom of speech 言論の自由
freedom of press 出版の自由
freedom of expression 表現の自由

2) No censorship shall be maintained, nor shall the secrecy of any means of communication be violated.
検閲は,これをしてはならない。通信の秘密は,これを侵してはならない。
secrecy of any means of communication 通信の秘密
violate 侵す

注目すべきは、freedom of press が現行憲法では、出版の自由 となっています。
どう考えてもこれは 報道の自由 とすべきではありませんか。press には出版という意味もあるようですが、国民の権利という事で言えばこちらの方でしょう。
私がかつて読んだ資料によりますと、当時、日本側が意図的に誤訳をしたという事なのです。ところがその出典となる資料どうしても見つかりません。明らかにできませんがお許し下さい。
日本国憲法がアメリカをはじめとする占領国側から押しつけられたものである。だから、日本人がつくった自主憲法をというのを「改憲」の論拠にする人々がいますが、現行憲法を日本人に与えたのは第二次世界大戦が終わり、ファシズム・軍国主義・帝国主義・テロリズムを廃し、民主化へ向かう滔々たる世界の流れだったのではないでしょうか。
その中にあってもまだ日本の政府は第21条に見られるように、権力側の都合の良いように作りかえようとしていたということです。
そして今また。
私たちには真実を知る権利があります。
報道する側は真実を報道する義務があります。
検閲されたり、ねじ曲げられたりということは断固排除すべき!!!