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三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

キンポウゲ

2008年04月27日 08時15分18秒 | Nature Photo


あまりにもありふれた雑草ですが、ほっとけない気がする。
光沢のある黄色は魅力的である。
毒草であるとも。

  温かに洋傘の尖もてうち散らす毛莨こそ春はかなしき (毛莨…キンポウゲ)

                           北原白秋


                  

花  山吹

2008年04月22日 08時10分07秒 | Nature Photo



太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、年端もいかぬ少女が出てき、黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰ってしまった。
その夜、道灌がこのことを家来に語ると、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつもない貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
驚いた道灌は己の不明を恥じ、歌道に精進するようになった。
というのが、太田道灌の山吹伝説。15世紀ごろの話です。
歌道に精進するのもいいが、蓑も買えない庶民がいるということをどう思ったんでしょうね。

しかし俗人には「山吹色」といえば小判の色、つまりお金です。こっちの方に興味があります。

モスラ

2008年04月21日 09時14分59秒 | Nature Photo

   オオミズアオというらしい。
 大きな蛾です。15センチぐらいか。
 まるでモスラです(知ってるかな)。こんな色だったかどうか。
 美しい蛾です。が、不気味でもあります。
 映画「ゴジラ」シリーズの一つです。
 ザ.ピーナッツという女性の双子の歌手を思い出します。
 




クロッカスが咲きました

2008年02月22日 13時18分22秒 | Nature Photo


文目(あやめ)科。
学名 Crocus vernus
Crocus : サフラン属
vernus : 春咲きの
Crocus(クロッカス)は、
ギリシャ語の「croke(糸)」から。
めしべが糸状に長く伸びることに由来。
また、神話上の青年の名前に由来する、 との説。
 開花時期は、 2/10頃~ 3/10頃。
別名 「花サフラン」。
 1月4日、2月6日の誕生花。
 
 花言葉は「青春の喜び、切望」。

 陽があたり、暖かくなると一気に開きます。今日はほんとに良い天気で気持ちがいい。


サフラン

2007年11月13日 11時36分32秒 | Nature Photo




今年もサフランが咲きました。栗の木の下です。
反日陰ぐらいのところでよく育つような気がします。
好きな花です。
赤いのがめしべで、乾燥させてスパイスとして使われます。
非常に高価なものだそうですが、うちの料理ではあまり使いません。
パエリア、ブイヤベース、サフランライスなどが日本では知られていますが。


不如帰・時鳥・ホトトギス

2007年10月28日 11時31分45秒 | Nature Photo


ユリ科の多年草。山地に自生する高さ70~80センチ、葉は長楕円形で互生して茎を抱く。仲秋、白色で紫斑のある花、百合に似た漏斗状で、丁度時鳥の胸毛の斑に似ている。
と、『新撰俳句歳時記』(明治書院)にある。
 ホトトギスという鳥、鳴き声は春から初夏にかけてうるさいほど聞くが姿は見たことがない。
 地味な色合いの花である。



ポプラ 紅葉

2007年10月22日 14時30分13秒 | Nature Photo


ポプラが紅葉しはじめました。
北大の構内のポプラがよく知られていますが、
大変な大木です。
数年前の台風で被害があったようですが、成長の早い木のようですから、回復するでしょう。

これは近所の土地にあります。若木です。
近畿でも、ポプラに限らず今年は紅葉が早くてきれいなような気がするのですがどうでしょうか。
やはり青空のもとでなければ。


からすうり

2007年10月17日 08時51分38秒 | Nature Photo

    
    からすうり手にさげ風の行くほうへ    きくちつねこ
   
    蔓引けば青きが出でぬ烏瓜        石井露月
                       (明治書院新撰俳句歳時記)

 花もきれいです。糸状にさけた細い花弁が真っ白で、夕方に咲きます。
 実は鳥たちが好んで食べるのだそうです。そしてこ名。
 かつては、黄色い花の咲く種類は天瓜といって根を天瓜粉(てんかふん)として利用したとあります。

あけび

2007年10月08日 17時40分15秒 | Nature Photo
あけびです。

 


山女、通草などとも書くようです。
少し例年より小さいような気がします。
今年は何もかも夏場の降水量が少なかったので実の太りは良くないようです。
みかん、柿などの果物、稲も良くないという話を聞きます。

  たぐり寄すや雲の匂ひのあけびの実    三浦紅水 
                      (『新撰俳句歳時記』)