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三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

鬼灯(ほうずき)

2007年09月04日 18時33分23秒 | Nature Photo
鬼灯(ほうずき)

盆の前から咲いていました。遅ればせながら写真を載せます。
雑草に混じって咲いています。



球形の赤い実が中に入っています。
実の中の種子を取り出したものを膨らまして遊んでいました。
女の子遊びです。
季語も秋。
秋の匂いのする花です。


どくだみ

2007年06月07日 20時05分47秒 | Nature Photo
 なかなか端正な姿をしたこの花、十薬とも、どくだみともいいます。
 その独特の臭気はあまり好まれませんが、昔から乾燥させたものを焼いて「おでき」に貼って治したり、煎じてその薬効を利用したり、それが最近ではアトピー性皮膚炎に効くともいわれます。

桐の花 夏きたる

2007年05月08日 16時38分11秒 | Nature Photo
 


  人来れば驚き落つる桐の花       前田 普羅

桐が満開である。
夏の季語である。
この大型の紫の花は、印象的である。
たしかに、ぽとり、という感じで落ちる。
美しいが何となく不安。
あっという間に大木になって、30㌢もあろうかという葉をつける。
始末に困る木である。

竹の秋

2007年05月04日 13時11分38秒 | Nature Photo
  竹秋



この時期、竹の古い葉が黄色く染まって新しい新緑の葉とかわります。
黄色く染まった竹林を、竹の秋、竹秋というそうです。

   夕風の吹くともなしに竹の秋      永井 荷風

   竹秋の藪の後ろは山低く        波多野 爽波

七重八重花は咲けども

2007年04月20日 16時53分36秒 | Nature Photo



鷹狩りに出かけた先で雨に降られた太田道灌が、ある民家に蓑を借りたいと所望します。
しかしでてきた少女が差し出したのは山吹の枝。それで道灌さん、怒って帰ってしまった。

【七重八重花は咲けども山吹の み(実)のひとつだになきぞかなしき】
           (「後拾遺集」醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王)

山吹が実の一つもつけないことと、蓑一つも家にないことをかけて表現したのではないか、
という家臣の説明を聞いて恥いり、その後発憤して歌を勉強した。
という逸話ですが、
虚構だという説が有力。
実をつける山吹もあります。山吹が一杯咲き始めると、もう晩春の匂いです。