三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

えらい国に住んでるなと思いませんか

2009年02月14日 16時19分46秒 | 政治 
あほらし 
こういうのに国の政治を任せ、税金を自由に使わせておいていいのか
こういう連中を選択したのは国民ではあるが
麻生氏、ホントは定額給付金は反対やったんやと又後で言うんと違うか、
××党にせまられてしゃ-なかったんやとね


  ▲麻生発言
「まず間違えていただいて困るのは、私は郵政民営化を担当した大臣ですからね、忘れないでください。私が総務相として担当しておりました」
 (08年9月12日 日本記者クラブ主催討論会)

「(郵政関連事業を)四つに分断した形が本当に効率としていいのか、もう一回見直すときにきているのではないか。小泉首相の下で(郵政民営化には)賛成ではなかった。私は郵政民営化の担当相ではなかった。私が郵政民営化には反対とわかっていたから私は外されていた」
 (2月5日衆院予算委員会)

「2年の間に、自分なりに勉強させていただいて、最終的に民営化に賛成をしました」
 (2月9日、衆院予算委員会)

「(05年衆院選のとき)国民が(争点と)感じていたのは、郵政民営化かそうでないかだけだった。内容を詳しく知っていた方はほとんどいなかった」
(2月10日、記者団に)

  ▲小泉発言
私は最近の麻生太郎首相の発言について、怒るというよりも笑っちゃうくらい、ただただあきれているところだ。だいたい、首相の方針とか、執行部の方針に批判的な意見を若手が出すと、執行部から「後ろから鉄砲撃つな」と押さえ込みにかかるが、最近の状況は、首相が前から、これから戦おうという人に鉄砲を撃っているんじゃないかと。
定額給付金についても、首相が「さもしい」と、また「自分はもらわない」と、「いやそんなことは言ってない」とか、いろいろ言っているが、この問題についても、私は本当に、三分の二を使ってでも成立させなきゃならない法案だとは思ってないんです。
 九月までには国民の信を問わないとならないんですから、特に、首相の発言が、信頼がなきゃ選挙が戦えないんだから、信頼が大事だということを肝に銘じていただきたいと思う。
 (2月13日「郵政民営化を堅持し推進する集い」)

オバマ新大統領にのしかかる負の遺産

2009年01月25日 08時55分31秒 | 政治 

 ブッシュ政権が強行したイラク戦争はすでに6年目に入り、米兵の死者が4千2百人、負傷者が3万人。戦費は6870億ドル(約62兆円)に達した。
イラクの人々の死者は民間人が大多数、20万人近い死者か、といわれる。よくわからない、というのがすごい。
 アメリカもこれ以上若者を死なせることはできない。
が、アメリカという国は、戦争で死ぬための要員を用意する仕組みを作り上げた。
ブッシュ政権のこの大きな負の遺産をオバマ新大統領は引き継がねばならない。

以下、岩波新書「ルポ 貧困大国アメリカ」(堤未果 著 2008年刊)の一部を引用させていただく。

《 二〇〇二年春、ブッシュ政権は新しい教育改革法(「落ちこぼれゼロ法」No Child Left Behind Act)を打ち出した。
 「アメリカでは高校中退者が年々増えており、学力テストの成績も国際的に遅れを取っている。学力低下は国力の低下である。よってこれからは国が教育を管理する」
 どうやって管理するか?
 競争を導入する。
 どんな競争を?
 全国一斉学力テストを義務化する。ただし、学力テストの結果については教師および学校側に責任を問うものとする。良い成績を出した学校にはボーナスが出るが、悪い成績を出した学校はしかるべき処置を受ける。例えば教師は降格か免職、学校の助成金は削減または全額カットで廃校になる。
 競争システムがサービスの質を上げ、学力の向上が国力につながるという論理だ。
 教育に競争が導入されたことにより教師たちは追いつめられ、結果が出せなかった者は次々に職を追われた。だが、この法律の本当の目的は別のところにあったと言われている。
 「個人情報です」
 そうキッパリ言い切るのはメリーランド州にあるマクドナウ高校の教師、マリー・スタンフォードだ。
 「落ちこぼれゼロ法は表向きは教育改革ですが、内容を読むとさりげなくこんな一項があるんです。全米のすべての高校は生徒の個人情報を軍のリクルーターに提出すること、拒否したら助成金をカットする、とね」
 生徒の個人情報とは、名前、住所、親の年収および職業、市民権の有無、そして生徒の携帯電話番号だ。
 個人情報漏洩に非常に敏感なアメリカの学校がいままでずっと守ってきたその姿勢を崩したものいは何だったのか、そう聞くとこんな答えが返ってきた。
 「格差ですよ。裕福な生徒が通う高校はもちろん個人情報など出しません。それどころか構内に軍服をきて武器を携帯した兵士が出入りするのさえ、「武器持ち込み禁止原則」(No Weapon Policy)によって禁じています。ですが貧しい地域の高校、州からの助成金だけで運営しているところは選択肢がないため、やむなく生徒の個人情報を提出することになるんです」 

 以上 なぜ引用したかお判りであろう。

 一方で、裕福な生徒が通う高校は個人情報などは出さないしくみのようだ。
 こうして軍は膨大な高校生の個人情報を手に入れる。
 特別の任務とノルマを背負った軍のリクルーターはこの中からさらにふるいにかけリストを作る。
 なるべく貧しく将来の見通しが暗く、しかし大学に進学する希望を持っていたり、まじめで身体の頑健な優秀な兵士となる資質を持った生徒に携帯電話をかけ、直接入隊を勧誘する。美味しい条件を掲げ甘い言葉でつるのである。
 大学の学費免除、除隊願いも受け付けるとか兵士用の医療保険への加入など。
 入隊した後の訓練はすさまじいもののようだ。人間性を徹底的に否定し、殺人マシーンとして育てられる。
 そしてイラクへ。
 人間性を破壊された米軍兵士が捕虜を拷問することなど不思議でもなんでもない。
 彼らも無残な犠牲者である。

 そして日本はどうする。ブッシュのいうがままに追随してきた日本もまた負の遺産を清算しなければならないのではないか。
 兵役の部分を除いて、日本の政府与党、文部科学省の教育分野での「改革」と称する政策はそっくりそのままである。
 東京都や大阪府の知事までその尻馬に乗る。
 愛国心などをいい、憲法の改悪をいい、教育の中身や条件を変え、やろうとしていることは何か。


川柳麻生ネタと庶民の感覚の変化

2009年01月06日 19時07分08秒 | 政治 
麻生氏は最短記録回避した          佐倉 繁本千秋
足りないとひとつ覚えの消費税       さいたま 高本光政
おじいさまボク孤独です あっそうかい   東京 ポッポ
税金を麻生いいそうみかじめ料       勝浦 ナメロー
ひと月の総理小遣いオレ年収        千葉 石川明男
年頭のあいさつもメモ見る大臣       明石 竹風
                    (毎日新聞 仲畑流万能川柳より)

もっとどっさり辛らつなのもあったが これくらいにしとこう。

ところでこれらの麻生ネタ川柳が麻生総理だけを揶揄しているわけではない。
今の自民党以下自民党的政党政治家すべてを指していることをわすれてはいけない。
国民の政治を見る目は肥えてきている。

毎日新聞1月1日付 コラム「発信箱」与良正男氏 「キーワードは『まじめ』」 から(一部抜粋)

《 テレビは本当に怖いメディアである。テレビのコメント役としてかかわり始めて、つくづくそう感じる。
例えば昨秋の自民党総裁選。一部の識者は候補者5人が連日のようにテレビ出演しているのを指して「テレビは政治利用されている」と例によって批判したが、違うと思う。総裁選がいかに茶番か、テレビはそれをそのまま映し出したのだ。総裁選を失敗させたのはテレビだったと言ってもいいほどだ。
麻生内閣のいきなりの行きづまりは「メディアに出てさえいれば盛り上がる」と錯覚したことに始まる。「ナントカ劇場」の時代を経て国民の政治を見る目は一段と肥えてきたことに、自民党は気づかなかったのだ。
今年は自公政権の継続か、交代かを有権者が選ぶ年だ。パフォーマンスや演出ではなくて、この国をどうしていくのか、どの政党が一番まじめに、誠実に政策を訴えていくかが選挙結果を左右する予感がする。民放テレビも最近は報道など硬派の番組を増やす傾向にある。深刻な雇用破壊。出口の見えぬ世界不況。そして国民意識の変化を考えれば当然の流れだろう。そう、メディアの世界もカギは「まじめさ」である。・・・・・以下略 》



政治権力の世襲ということ

2008年12月19日 08時27分27秒 | 政治 
岸信介の孫は失敗した。福田赳夫の息子も失敗した。
そして吉田茂の孫もまもなく失脚する。
そもそも国家権力を世襲で引き継いでいくというようなことが近代国家で許されるはずもない。
まして日本国憲法のもとで。
しかしその夢を捨てきれない連中が日本を牛耳っている。悲しいことである。
その予備軍もたくさんいる。

日本人の一番嫌いな国でそういうことが行われるという噂がある。
世襲で国家権力が引き継がれ、一族郎党が群がる。
軍部が力を持つ。
軍というものは巨額の金を食う。
それには利権が伴う。
今度は金の一極集中だ。

日本も限りなくそれに近づいて行く。
日本人の民意もその程度なのか。

一方で多くの国民が首を切られ、住む場所も奪われ、街中にホームレスがあふれようとしている。



麻生首相 金銭感覚PARTⅢ かばう陣笠・茶坊主大臣

2008年10月29日 08時18分23秒 | 政治 
 
24日には閣僚の資産公開、それに関する記者会見で各閣僚から、4億5千万超の資産を持つ麻生太郎首相についての意見が出されたそうである。
まずは保有資産トップの鳩山邦夫総務相「私も兄〔鳩山由紀夫民主党幹事長)も庶民の気持ちを理解する政治家だ。首相も同様ではいか」、ホテルのバーでの飲酒は「喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話」。斉藤鉄夫環境相は「資産家だから庶民感覚がないということではない」、森栄介法相は「資産家でも能力があれば全然かまわない」。苦言を呈したのは河村建夫官房長官「一国の首相は国民から注視されている。そのことだけは絶えず頭に入れておいてほしい」。
と言ったという。

言っておくが、資産を持っているということ自体を誰も非難しているわけではない。また、森英介法相のいう能力とは何か。
喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話というが、もうすぐ、ホテルのバーで飲むのに毛が生えたような話、高級料亭で酒を飲むのに毛が生えたような話というようにエスカレートしていく。そしてその中で国民の生活、生命にかかわる様な政策が話されるんだろうな。

言われているのは要するにけじめの話である。そのことを理解しているのか。


アホバカマヌケ低劣下劣愚劣中山大臣

2008年09月28日 09時02分55秒 | 政治 
中山成彬国交相
こいつを表現する言葉としては 低劣下劣愚劣そして卑劣という言葉しか思い浮かばない。要するに人間として劣等なのだ。
これでも東大法学部出身、元大蔵官僚である。どんな教育を受けたのだ。
この男頭の中に何が詰まっているのか。見当がつかないが、一連の発言について、「誤解を招く発言だった。公人と私人を区別する自覚が足りなかった」と「陳謝」している。
ということは私人であればよかったということか。つまりあれは本音だ。
「日教組」を解体するなどという発言にいたっては、憲法に定める労働者の権利を否定するものである。
もとより私は日教組などという組織とは何の縁もゆかりもない。
が、大臣が特定の労働組合を解体すると公言する。これは許せない。
馬鹿も休み休み言えという程度ではすまされない。が、ほんとに馬鹿としか言いようがない。

この男を大臣にした麻生太郎もまた同列であろう。
こういう馬鹿の集まりが自民党および自民党的政治家の集まりなんだろうな。
悲しいことに宮崎一区の皆さんはこの男を当選させたのだ。
頼みますよ、こんなやつはもう国会に送り込まないでください。




麻生太郎という男

2008年09月27日 10時53分38秒 | 政治 

麻生太郎という男
こんな人物を私はよく知らないけれど嫌いです。しかし、私の税金を好き放題に使う人間どもの一人であることは間違いないので文句を言う権利はあると思っている。
先日、9月24日付毎日新聞のコラム「発信箱」に次のような文章が載っていた。以下引用。
 
《 ボタ山 磯崎由美(生活情報センター)
資料の山をかき分け、現れたのは10円札。「おお、あったあった」。福岡県田川市の私設資料室「ありらん文庫」wp整理しながら、ノンフィクション作家の林えいだいさん(74)が1枚の紙幣の秘話を語った。
 林さんの父は神主だった。シベリア出兵で凍傷になり、現地の朝鮮人にキムチで手当てされ足の切断を免れた。太平洋戦争が始まると、炭鉱の過酷さに耐えかねた朝鮮人労働者たちが神社の軒下に逃げてきた。父と子は傷を手当てし、食事を与え、身銭を切って釜山行の船に乗せた。
父は出征兵士への祈祷で「無駄死にするな」と訴え、特高警察に連行された後に他界。戦後、世話した朝鮮人が訪ねて来て、感謝の言葉とこの10円札をくれたという。
 自治体職員となった林さんは郊外を告発して37歳で退職してから、炭鉱や戦争に関する民衆の歴史を掘り起こしてきた。資料室の机には大量の薬。3年前がんで倒れ、糖尿病で目もかすむが、「まだまだ」と、一度書き上げた原稿にペンを重ねる。
 林さんの案内で筑豊を歩いた。桂川町の麻生吉隈炭鉱跡。閉山後の造成で、事故などで亡くなった労働者と思われる遺骨が数百体出たという。そのボタ山は削られ、ゴルフ場に。どこの町でもさびついたシャッターと、つえをつく高齢者の背中ばかりが目に付く。「夜になると、燃えるボタ山が赤く光って。美しかった‥‥」
 筑豊には日本の繁栄と衰退、そして忘れることのできない暗い歴史が刻まれている。その重みを担わなければない戦後30人目の首相がここから生まれる。》

無数の遺体が埋まったボタ山。麻生吉隈炭鉱には限らないんだろうが、労働者の悲鳴と呻きが埋められている。
自分は大金持ちだと自ら言う次期総理大臣よ。そのことを忘れるなよ。

 


 


福田がやめたぐらいでどうちゅうことあらへんで

2008年09月06日 09時12分24秒 | 政治 
昨日の『毎日新聞』コラム「発信箱」から

発信箱:それほど嘆くこともない=福本容子(経済部)
 確かに情けなくなる会見ではあった。突然の「辞める」に、「無責任」の大ブーイングが起きたのも仕方ないかもしれない。でも、そもそも2割程度の支持率は、「福田さん、リーダー失格」の退陣要求みたいなものだったのでは?
 だったら、辞めてくれて、よかったではないか。
 「こんな簡単に首相が辞めてしまうと世界から笑い者にされる」というコメントが産経新聞にあった。どんな笑い者になっているのだろう、と欧米メディアのニュースサイトをのぞいたら、「グスタフ(ハリケーン)」、米共和党副大統領候補ペイリン氏の長女17歳が妊娠、バンコクに非常事態宣言、グーグルが新サービス……話題になっていない。無視された寂しさを覚えていると、英紙フィナンシャル・タイムズの社説に出くわし、そうか!と思った。
 首相がまた1人去っても、自民党政治は変わらない、という皮肉っぽい趣旨なのだが、「日本という国はすばらしくうまくいっている。優れた公共サービスにインフラ、低い犯罪率など他国の政治家が熱望してやまないものばかり」とある。首相が突然辞めても、昨年のように12日間、実質不在になっても、社会の安定が揺らいだり、通貨が暴落したりしない。我々が思うほど海外は日本の政治に関心がないのだが、それは、彼らにとって日本が相当な安全・安心の国であり、特段心配の必要なし、ということでもある。(以下略)

というふうに相当に皮肉っぽい目でコップの中の嵐を見る海外メディアの様子を伝えている。
今、次期自民党総裁つまり次期総理大臣の椅子をめぐる自民党内のドタバタをマスコミは連日大きく取り上げている。
総裁選に出たいと言っている連中の顔ぶれを見るとほんとにあほらしくなってくる。所詮この程度の人間が日本の総理大臣になるのか、それで日本がおさまっていくとすれば、欧米のマスコミがいうとおり「特段の心配のない国」だということなんだろう。

しかし、気をつけなければいけない。アホほど怖いことをやりよるで!







やめろ 税金盗っ人

2008年08月29日 09時35分04秒 | 政治 
税金盗っ人、太田誠一農水相の政治資金収支報告書のでたらめどう責任をとるのだ。
松岡、赤城という元農水相も政治資金規正法で追求され自民党は苦境に立った。
その反省もなく、国民の怒りも理解せずいまだにのうのうとしている。
おまけに中国製のギョウザ事件では「消費者、国民がやかましい」という発言。
国民の、自分たちの食べ物の安全を守って欲しいという願いを「やかましい」ととらえることしかできない。

首相福田氏の妻はこの男のいとこだという。
門閥、閨閥、同族、同門、血族、血脈、血縁、さらに学閥で日本の政治がかためられていく。
そういう連中が一定のヒエラルキーを形成する。そして国の政治を牛耳る。
格差を認める社会はそうした仕組みをさらに強固にする装置である。
一方で、低所得者層や働きたくても働けないという階層も強固なものとして固定していく。

彼らの狙いはそこにある。
この税金泥棒たちをいつまで飼っておくのだ。

国民には、一人一人が大事にされ、幸せに生きることを追求する権利がある。
そのことを実現する仕組みを作る権利がある。
そして世界の平和に貢献する。
それが日本国憲法の精神である。

小林多喜二の「蟹工船」が読まれているという。
若者たちも気付きはじめている。
国民をなめたらあかんぜ。
有権者をなめたらあかんぜよ。


裁判員制度

2008年05月22日 14時16分48秒 | 政治 
裁判員制度まで後一年。
来年5月21日から裁判員制度がはじまる。
自分があたったらどうしよう。
私は本来死刑廃止論者である。
しかし、憎みても余りある殺人犯もいる。
どう解決するか、たいへんな悩みがあるだろう。PTSD(心的外傷後ストレス障害)もあるだろう。

弁護士の役はやらせてくれない。

殺人や誘拐といったいわゆる重大な犯罪に限るのだそうだ。
高級官僚や政治家、それに寄生して甘い汁を吸うやつなどの犯罪だったらいいのに。
いくらでも鬼になってみせる。

死刑に問われるような犯罪者は大抵社会の底辺を這いずり回ってきたようなものが多いのではないか。

結局弱いものに弱いものを裁かせる制度と言えないか。
弱いものが裁いてみたいのは強いものの悪事なのだ。

食うものがない どうしよう

2008年04月14日 08時51分40秒 | 政治 
地球的な規模で食糧不足が叫ばれている。やがて日本にも危機がやってくる。
 国の政策はどうか。
【食料輸入が途絶えたらどうするか。
 それに備えて農水省は「不測時の食料安全保障マニュアル」というのを用意している。コメや野菜の生産は最小限にし、ひたすらイモを作る。それによって、昭和20年代後半のカロリーを確保するのである。
 献立が例示してある。朝食は茶碗1杯のご飯、ふかしジャガイモ2個、ぬか漬け1皿、昼食は焼きイモ2本、ふかしジャガイモ1個、リンゴ4分の1。夕食はご飯を茶碗1杯、焼きイモ1本、焼き魚1切れ。 
 これに加え、肉が9日に1回、たまごが7日に1回、牛乳が6日にコップ1杯など。みそ汁は2日に1杯飲める。】(08年4月13日付『毎日新聞』潮田道夫の「千波万波」より)】
というものだそうだ。
こうして農水省は国民を脅迫している。
しかし、今日のように、食糧自給率を低下させたのは断じて我々一般庶民のせいではない。休耕田を見ればわかる。農業を軽視し、農業従事者を絶望させ、農村を荒廃させたのは誰だったか。
先ずは、政治家、高級官僚どもに上の献立を食わせよう。少なくとも1年以上は続けてもらおう。

私なら平気である。ガキの頃に戻ればいいのだ。


私払う人 あなた使う人 税金

2008年04月09日 10時10分02秒 | 政治 
 道路特定財源の使い道 
各紙が伝えているが、
国土交通省峰久次官は7日記者会見し、関東地方整備局道路部の課長補佐級職員が、07年4月から11ヶ月間で190回にわたり、合計490万円のタクシー
代を使っていたことを明らかにした。
11ヶ月間で490万円のタクシー代である。
道路特定財源を原資とする旧道路整備特別会計の支出だという。
峰久次官は深夜勤務に伴う帰宅のためで不正ではなかったと強調した。
「重要な仕事をこなしていたが、ほぼ連日の使用は、公費の効率的使用や健康管理の面で問題」と弁解したという。
この職員は国道事務所や本省道路局との折衝などを担当し、整備局があるさいたま市から都内の自宅までタクシーで帰宅一回当たりの平均額は約2万6000円だが、4万円を超えることもあった。
ついで多かったのは同整備局道路部の係長級職員で164回、計450万円。奈良県国道事務所の課長補佐級職員で227回、計392万円。

これで仰天しない人は少ないんじゃないだろうか。
一回当たり2~4万円というタクシー代なんて想像もできない。この程度のポストの人は高級官僚というわけでもあるまいに。
どれほどの給料をもらってる人か知れないが、11ヶ月で490万円というと月44万円余り。
連日ではないのか。
残業手当はもらってるんだろうか。
民間の業者などもこういう運転しない人は誘いやすいだろうね。とまあこれはかんぐり。
お役人さんご苦労さんという前に、美味しい仕事のように思える。

同じ役人といっても公立の学校の教師などは、不登校、いじめ、問題行動、給食費不払い、モンスター親子との対応など夜討ち、朝駆け、はいずり回っているが、マイカーで残業手当もなく、出張手当もすべて出るわけでもなく、ガソリン代を請求することもできず,
仕事をすればするだけ出費がかさみ、家計が苦しくなるという生活。

このお金に対する感覚の違い。なんだろう。


「国替え」だと何をぬかすか 岐阜一区。

2008年02月12日 15時24分34秒 | 政治 
 「国替え」だと!

 昨日10chでテレビニュースを見ていたら、自民党の候補の衆院選での公認候補として、岐阜一区から佐藤ゆかりというのと野田聖子というのが公認争いをしておって野田聖子が岐阜からの公認、佐藤ゆかりは東京一区からの公認とすると決まった、というようなことが報道されていた。
 どうでもいいんだが、この連中はいわゆる小泉チルドレンと言われたものたち。
 この中でアナウンサーが佐藤ゆかりは「国替え」となって東京一区へと言っていた。
 普通には、国替えとは日本の封建時代の場合、殿さんが自分の所領となっている土地から幕府の命によって別の土地へ飛ばされるかあるいは出世して大きな土地へ移転することをいうのだ。

 こいつらはいつから殿様になったのか、岐阜の城主になったのか、馬鹿なことを抜かすな。
 たかが小泉あほチルドレンども、単なる自民党の配置転換か左遷ではないか。
 テレビ局の政治家に対する媚びがあまりに露骨で、ほとほと嫌になる。
 テレビ局という茶坊主、幇間(たいこもち)の言うことまともに聞いてたらあきません。

 岐阜人よ 怒れ!
 これだけ虚仮にされて黙っていては、尾張の誇りは地に落ちるぞ。
 
 

橋下騒動終わりにしよう

2008年02月10日 15時25分33秒 | 政治 
 橋下という芸人が演じたイベントは終わった。
 この芸人弁護士の資格を持っているらしい。それで地方の行政もわかっていると思っているらしい。
 もうでてこなくていいからね。
 知事としての仕事がどれほどできるのか大阪府の府民みなさんにじっくり見てもらえばいい。
 マスコミもうこれくらいにしといて下さい。
 あなた方が作り上げた虚像がこれからどうなっていくのか画面や紙面にださなくていいですから、責任の一端は感じてくれることを願っています。

 以下は『毎日新聞』という巨大なメディアをバックにした方々のコラムです。
 今更他人事のようにという気もしないではないですが、ま、選んだのは府民です。
 横山ノックの二の舞にならないように、私は大阪府民ではないのでどうでもいいのですが。

 
2月9日付発信箱:テレビと新知事=松井宏員
 最近、テレビ局のプロデューサーの話を聞く機会があった。やっぱりそういうことか、とうなずいたのは、ワイドショーなどのコメンテーターについてだ。
 「政府擁護の人が多いのは、政府・与党からの批判を恐れているから。東京では番組がチェックされている。バランスを取ったように見せかけるため、政府に批判的な人も入れるが、論戦に負けそうな人を選んでいる」
 6日、大阪府知事に就任した橋下徹氏が、タレント弁護士として数多くの番組に引っ張りだこだったわけが、ここにある。番組でのかつての発言を問われて、「話芸だった」と釈明した橋下氏の言葉は、コメンテーターが言論人ではなく、「電波芸人」であることを図らずも示した。
 就任前から物議をかもす発言を連発した新知事もさりながら、気になるのはテレビ局のスタンスだ。当選が決まった夜、収録済みで未放映だったレギュラー番組を早速流した局や、選挙戦の模様などを交えて、手腕が未知数の新知事をヒーロー扱いする特集を組んだ局もあった。
 3日のテレビ欄(関西地区)には、「橋下知事」の名前が躍る番組が五つもあった。いずれもバラエティー系。旬の人だから視聴率が取れるのだろうが、テレビが応援団と化したかのようだ。
 新知事に対する身内意識が潜んではいまいか。今後もテレビ出演は続けるという新知事だが、失政をおかした時、テレビはあくまで応援団でいるのか、それとも昨年のボクシングの亀田一家のように、手のひらを返してバッシングに走るのだろうか。(社会部)


2月10日付発信箱:MITTOMONAI=西木正(論説室)
 橋下徹・大阪府知事は相当したたかな交渉人(タフ・ネゴシエーター)とみた。
 「借金は認めない」とぶち上げ、すぐに手綱を緩めてみせた。財政を知らないのではない。難儀な注文をふっかけておいて、落としどころを探る技と考えた方がいい。
 府職員を「破産会社の従業員」と決め付けた。これぐらいカマしておけば、今後の懐柔は事もない。剛腕ぶりに快哉(かいさい)を送る人もいよう。
 だからといって、見過ごしておけないのが、府の出資法人や所有施設の大半をゼロから見直すという方針だ。
 ドーンセンター(府立女性総合センター)やワッハ上方(上方演芸資料館)、大阪センチュリー交響楽団といったユニークな活動を続けてきた施設や団体が俎上(そじょう)に載る。経済効率の悪いものは廃止、民営化すればいい、で片付けては困る。関西文化の一大危機である。
 何度も書いたことだが、文化は壮大な無駄を積み重ね、利潤は生まないけれど、都市と住民の品格を高めるのに欠かせない。そのために知恵を絞って足らぬを補うのが行政の仕事ではないか。
 カネ、カネって言うな。みっともない。カネはあっても文化の香りもない街には住みたくない。それなら破産してチャラから出直しの方がすっきりする。極論だが、心の叫び、とご理解願いたい。
 時間はあまりない。文化に関心のなさそうな知事に合点させるのは至難の業だし、対象となった団体の交渉力も気がかりだ。「うちは必要だけど、あそこはいらない」などとエゴに走っては、各個撃破で術中にはまる。




「仁義なき戦い」から30数年

2008年01月16日 10時14分30秒 | 政治 


『毎日新聞』 2008年1月15日付「発信箱」
「御輿」 論説室 玉木研二氏

 「おやじさん、あんた初めからわしらが担いどる御輿(みこし)やないの。組がここまでになんのに誰が血ぃ流しとるの。御輿が勝手に歩けるゆんなら歩いてみいや。おう?」
 1973年の正月。封切られた飯干晃一原作・深作欣二監督の東映映画「仁義なき戦い」は、それまでの任侠(にんきょう)路線とは全く異なる「実録」を看板にし、空前のヒットシリーズになった。
 戦後の広島抗争が舞台で、脚本の笠原和夫は組長らから実地に取材をした。出演者は誰一人「標準語」をしゃべらない。冒頭のせりふは、強欲で計算高い組長を幹部(松方弘樹の名演)が突き上げる場面。組織の上に黙って乗っかっておれ、というのだ。
 それから35年。今年、暴力団対策法が改正され、組員が起こした事件や不始末の損害賠償責任が組織トップの組長に及ぶようにするという。御輿だ、とあぐらをかいている場合ではない。抗争でヒットマンになって服役し、刑務所から出てきた組員の「出所祝い」も禁じる。御輿のありがたみもすっかり減じよう。
 組織締め付けの効果はあるだろう。だが、もう一つの問題、取り締まっても取り締まっても、この世界に絶えず入ってくる社会で疎外された若者たち。これには抜本策がなかなか見つからない。「仁義なき戦い」の無名の登場者たちもそこから抜け出せず、悲運のうちに横死する。
 「わしらどこで道間違えたんかのう。夜中に酒飲んどると、つくづく極道がいやになっての……」と嘆息した男は白昼、街で射殺された。
 御輿を標的にするだけでは解決しない。(論説室)

 これが昨日の『毎日新聞』のコラム「発信箱」。
 「取り締まっても取り締まっても、この世界に絶えず入ってくる社会で阻害された若者たち」とあるように、彷徨う若者が沢山いる。
もちろん本人の責任もあるだろうが今日の格差社会の中で神輿の担ぎ手の予備軍は後を絶たない。
 振り込め詐欺の手先、ぼったくり風俗店の客引き、末端の覚醒剤の売人など。こういう働き手を必要とするもう一つの社会がある。
 根絶できるかどうかは、格差をなくそうという強い意志を持った社会であるかどうかということだろう。