橋下という芸人が演じたイベントは終わった。
この芸人弁護士の資格を持っているらしい。それで地方の行政もわかっていると思っているらしい。
もうでてこなくていいからね。
知事としての仕事がどれほどできるのか大阪府の府民みなさんにじっくり見てもらえばいい。
マスコミもうこれくらいにしといて下さい。
あなた方が作り上げた虚像がこれからどうなっていくのか画面や紙面にださなくていいですから、責任の一端は感じてくれることを願っています。
以下は『毎日新聞』という巨大なメディアをバックにした方々のコラムです。
今更他人事のようにという気もしないではないですが、ま、選んだのは府民です。
横山ノックの二の舞にならないように、私は大阪府民ではないのでどうでもいいのですが。
2月9日付発信箱:テレビと新知事=松井宏員
最近、テレビ局のプロデューサーの話を聞く機会があった。やっぱりそういうことか、とうなずいたのは、ワイドショーなどのコメンテーターについてだ。
「政府擁護の人が多いのは、政府・与党からの批判を恐れているから。東京では番組がチェックされている。バランスを取ったように見せかけるため、政府に批判的な人も入れるが、論戦に負けそうな人を選んでいる」
6日、大阪府知事に就任した橋下徹氏が、タレント弁護士として数多くの番組に引っ張りだこだったわけが、ここにある。番組でのかつての発言を問われて、「話芸だった」と釈明した橋下氏の言葉は、コメンテーターが言論人ではなく、「電波芸人」であることを図らずも示した。
就任前から物議をかもす発言を連発した新知事もさりながら、気になるのはテレビ局のスタンスだ。当選が決まった夜、収録済みで未放映だったレギュラー番組を早速流した局や、選挙戦の模様などを交えて、手腕が未知数の新知事をヒーロー扱いする特集を組んだ局もあった。
3日のテレビ欄(関西地区)には、「橋下知事」の名前が躍る番組が五つもあった。いずれもバラエティー系。旬の人だから視聴率が取れるのだろうが、テレビが応援団と化したかのようだ。
新知事に対する身内意識が潜んではいまいか。今後もテレビ出演は続けるという新知事だが、失政をおかした時、テレビはあくまで応援団でいるのか、それとも昨年のボクシングの亀田一家のように、手のひらを返してバッシングに走るのだろうか。(社会部)
2月10日付発信箱:MITTOMONAI=西木正(論説室)
橋下徹・大阪府知事は相当したたかな交渉人(タフ・ネゴシエーター)とみた。
「借金は認めない」とぶち上げ、すぐに手綱を緩めてみせた。財政を知らないのではない。難儀な注文をふっかけておいて、落としどころを探る技と考えた方がいい。
府職員を「破産会社の従業員」と決め付けた。これぐらいカマしておけば、今後の懐柔は事もない。剛腕ぶりに快哉(かいさい)を送る人もいよう。
だからといって、見過ごしておけないのが、府の出資法人や所有施設の大半をゼロから見直すという方針だ。
ドーンセンター(府立女性総合センター)やワッハ上方(上方演芸資料館)、大阪センチュリー交響楽団といったユニークな活動を続けてきた施設や団体が俎上(そじょう)に載る。経済効率の悪いものは廃止、民営化すればいい、で片付けては困る。関西文化の一大危機である。
何度も書いたことだが、文化は壮大な無駄を積み重ね、利潤は生まないけれど、都市と住民の品格を高めるのに欠かせない。そのために知恵を絞って足らぬを補うのが行政の仕事ではないか。
カネ、カネって言うな。みっともない。カネはあっても文化の香りもない街には住みたくない。それなら破産してチャラから出直しの方がすっきりする。極論だが、心の叫び、とご理解願いたい。
時間はあまりない。文化に関心のなさそうな知事に合点させるのは至難の業だし、対象となった団体の交渉力も気がかりだ。「うちは必要だけど、あそこはいらない」などとエゴに走っては、各個撃破で術中にはまる。
この芸人弁護士の資格を持っているらしい。それで地方の行政もわかっていると思っているらしい。
もうでてこなくていいからね。
知事としての仕事がどれほどできるのか大阪府の府民みなさんにじっくり見てもらえばいい。
マスコミもうこれくらいにしといて下さい。
あなた方が作り上げた虚像がこれからどうなっていくのか画面や紙面にださなくていいですから、責任の一端は感じてくれることを願っています。
以下は『毎日新聞』という巨大なメディアをバックにした方々のコラムです。
今更他人事のようにという気もしないではないですが、ま、選んだのは府民です。
横山ノックの二の舞にならないように、私は大阪府民ではないのでどうでもいいのですが。
2月9日付発信箱:テレビと新知事=松井宏員
最近、テレビ局のプロデューサーの話を聞く機会があった。やっぱりそういうことか、とうなずいたのは、ワイドショーなどのコメンテーターについてだ。
「政府擁護の人が多いのは、政府・与党からの批判を恐れているから。東京では番組がチェックされている。バランスを取ったように見せかけるため、政府に批判的な人も入れるが、論戦に負けそうな人を選んでいる」
6日、大阪府知事に就任した橋下徹氏が、タレント弁護士として数多くの番組に引っ張りだこだったわけが、ここにある。番組でのかつての発言を問われて、「話芸だった」と釈明した橋下氏の言葉は、コメンテーターが言論人ではなく、「電波芸人」であることを図らずも示した。
就任前から物議をかもす発言を連発した新知事もさりながら、気になるのはテレビ局のスタンスだ。当選が決まった夜、収録済みで未放映だったレギュラー番組を早速流した局や、選挙戦の模様などを交えて、手腕が未知数の新知事をヒーロー扱いする特集を組んだ局もあった。
3日のテレビ欄(関西地区)には、「橋下知事」の名前が躍る番組が五つもあった。いずれもバラエティー系。旬の人だから視聴率が取れるのだろうが、テレビが応援団と化したかのようだ。
新知事に対する身内意識が潜んではいまいか。今後もテレビ出演は続けるという新知事だが、失政をおかした時、テレビはあくまで応援団でいるのか、それとも昨年のボクシングの亀田一家のように、手のひらを返してバッシングに走るのだろうか。(社会部)
2月10日付発信箱:MITTOMONAI=西木正(論説室)
橋下徹・大阪府知事は相当したたかな交渉人(タフ・ネゴシエーター)とみた。
「借金は認めない」とぶち上げ、すぐに手綱を緩めてみせた。財政を知らないのではない。難儀な注文をふっかけておいて、落としどころを探る技と考えた方がいい。
府職員を「破産会社の従業員」と決め付けた。これぐらいカマしておけば、今後の懐柔は事もない。剛腕ぶりに快哉(かいさい)を送る人もいよう。
だからといって、見過ごしておけないのが、府の出資法人や所有施設の大半をゼロから見直すという方針だ。
ドーンセンター(府立女性総合センター)やワッハ上方(上方演芸資料館)、大阪センチュリー交響楽団といったユニークな活動を続けてきた施設や団体が俎上(そじょう)に載る。経済効率の悪いものは廃止、民営化すればいい、で片付けては困る。関西文化の一大危機である。
何度も書いたことだが、文化は壮大な無駄を積み重ね、利潤は生まないけれど、都市と住民の品格を高めるのに欠かせない。そのために知恵を絞って足らぬを補うのが行政の仕事ではないか。
カネ、カネって言うな。みっともない。カネはあっても文化の香りもない街には住みたくない。それなら破産してチャラから出直しの方がすっきりする。極論だが、心の叫び、とご理解願いたい。
時間はあまりない。文化に関心のなさそうな知事に合点させるのは至難の業だし、対象となった団体の交渉力も気がかりだ。「うちは必要だけど、あそこはいらない」などとエゴに走っては、各個撃破で術中にはまる。
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