今日は、奈良ライドです。
でも、表題のように信楽ライドとなっしまいました。
原因は追々…。
朝は、5:30に鯖江のめがね会館に集合でした。
今日のメンバーは、YAMAさん、mondoさん、ぴろぴろさん、フレディ・Mさん、ゲンちゃん、Fumiさん、koukeihayaさん、そして私の8人です。
車3台の乗り合わせで、高速道路を使い、道の駅『アグリの郷栗東』を目指します。
今日の気温は、10月という時期からは考えられないくらい暖かい日です。
最低気温が17℃、最高気温は26℃にも上るようです。
ただ、夜に降った雨が路面を濡らしておりました。
空は、お日様がサンサンと、とても嬉しくなります。
こんぜの里りっとうを目指します。
初っぱなから、ちょいと脇道に入ってしまい方向を失いましたが、前日にYAMAさんが送ってくれたルートを、ガーミンに入れてきて良かったです。
すぐに、予定のルートに戻ります。
mondoさんのお髭が、チョイ悪風に見えてとてもステキです!
しかし、ここはもう今回で4度目の上りになるでしょうか?
いつきても、ここへ上がる坂はキツイです。
それも、走りだしていきなりですから、朝早くからゼェゼェ、ハァハァですね。
写真は、フレディ・Mさん提供です。
いつものように初っ端から飛ばし気味で、最後になってしまいます。
ナハハ、やはり皆さんのカメラの餌食ですね~。
昨年の琵琶湖以来でしょうか?
こうして、ゲンちゃんと走るのも久しぶりの再会です。
エヘ、Fumiさん、いつものお座りスタイルですねぇ~。
今回、お初のぴろぴろさんのカーボンバイク!
私の大好きな、阪神カラーがとても素敵です。
ちょいと、持たせていただきましたが、やはり私のより軽いですね。
コンポなども軽いからなんでしょうね。
(物欲メラメラ)
一休みして再度出発です。
ここから、少し上りますが、この後はダウンヒルになります。
通常、ここの道も乾いていれば快適に下りて来れますが、今日の状態はウェットです。
さらに道の地割れを補修してある所は、濡れると凄く滑りやすいですね。
後輪が一瞬『ズルッ!』と来たときはヒヤッとさせられました。
下り坂でのウエットな道、これは気を付けなければなりません。
ここを下ると、また上る坂道です。
この写真は、ここに滝があるんですね。
普段の私なら、自転車担いで下りるのですが…。
でも、皆さん声を揃えて、
『hiroさん、下りないの?』って。
アハハ、流石のブログ魂も道がドロドロで、今日は勘弁でした。
コンビニに入り、ちょいと補給いたします。
ところで、フレディ・Mさん、すかさず見つけたのがこの『たぬきタクシー』。
よく、気付きました。
私も、思わずパチリ!
町中を通り、信楽焼きの窯元を目指します。
koukeihayaさんです。
今年、GF福井で挨拶を交わしただけで、ご一緒に走るのはこれが初めて!
やっと、ご一緒に走れてとても嬉しかったです。
府道5号線に入ります。
この道は、車の通りも少なく、私の好きな道ですね。
ローディが多いのもうなずけます。
所々に茶畑が覗きます。
さて、楽しい走りもここまででした。
トンネルを入る前のゆるやかな坂道です。
8人の隊列はビッシリとした列車状態です。
スピードメーターに目をやり、前を見ると前車に近づき過ぎてました。
前列からスピードが緩まり、衝突を避けるためにブレーキを…。
この時、前輪のタイヤがロックしました。
身体は中に舞い、そのまま頭と肩から落ちたのだと思います。
スピードは自分が確認したときは、38km/hでした。
一瞬の出来事で、周りは見えておらず、何が起きたのかとわかりませんでした。
ガガガッとヘルメットの擦れる音が記憶に残っています。
ここからは、私の記憶があいまいなのと、病院に着くまでのことが記憶喪失でした。
これも、後から聞いた話なのですが、事故を起こして怪我をすると、痛みを抑えるアドレナリンが出るそうです。(ゲンちゃん談)
そのことで、記憶が消えてしまうことがあるそうです。
記憶がなかったことに気付いたのは、病院でふと我に返ったときでした。
『靴を脱がせてくれた人は誰』と考え出したら、『担架に乗ったのは何時?』
となってしまったんですね。
しかし、不思議な体験をしましたね。
さて、事故が起きたときは、痛さで気を失っていたのだと思います。
YAMAさんが落車の音に気付いてくれて、すぐに引き返してくれました。
その時、私はピクリとも動かず道路に大の字で寝ていたそうです。
ここからは、私の記憶にある部分だけを書きます。
目に写る物は遠くのものが見えず、ボンヤリとしていました。
皆さんの声は、誰の声かは、わかるものの特定出来ません。
×××さん 『大丈夫か?』
△△△さん 『道に居るのは危ないから際に…』
抱きかかえられ、道の際に移動してくれました。
×××さん 『どこか痛いところは?』
hiro 『背中が痛い!』
ジャージのジッパーが下ろされるのがわかった。
ここの対応は救急隊のゲンちゃんが対応してくれたみたいです。
テキパキとした対応は流石でした。
×××さん 『あっ、鎖骨が折れているよ!』
hiro 『 ……… 』
△△△さん 『救急車呼んで!』
×××さん 『頭は大丈夫?』
□□□さん 『ヘルメット外そう!』
ここからは記憶が全然ありません。
あとで聞いた事ですが、mondoさんが車の鍵のありかを聞くにもトンチンカンな答えだったそうです。
救急車が着たのに、サイレンの音さえも記憶にありません。
担架に乗せられたらしく、再び記憶が戻ったときは、救急車のドアが閉められる時、みんなの顔が見えたぐらいでした。
ふと、横を見ると自分の愛車FP5が鎮座してました。
あとで、わかったことですが、救急車には物は通常乗せないそうです。
これも、ゲンちゃんが居てくれたからでしょうね。(ゲンちゃん、本当にありがとうございました)
サイレンの音と共に、眠るように意識が薄れます。
病院に着いてはっきり意識があったのは、救急管理室の中…。
いったい、どれぐらいの時間記憶がなかったのだろう…。
即座にCTを撮り、鎖骨バンドでの処置となりました。
先生の説明を聞き、擦り傷の手当を受けます。
しばらくすると、看護師から木津警察署に連絡して欲しいとの事です。
事故の現場の事を聞かれましたが、意識や記憶がないだけにお答えがあまり出来ませんでした。
そののち、ワイフから電話が掛かってきます。
誰かが、家に連絡を取ってくれたようでした。
そして、自転車のある場所について、看護師から聞きました。
デジカメなどの貴重品などは手にもちます。
自転車を点検するとキズらしい物がほとんどありません。
これにはビックリでしたねぇ~。
ところで、ふと気がつくとガーミンがありません。
ちょっと心配になり、mondoさんに電話を入れます。
ガーミンは預かっていてくれたのことで安心しました。
この時わかったことですが、皆さんの奈良ライドは中止になり、車を取りに戻り私を迎えに向かうとのことでした。
私は、ワイフに向かえに来て貰うつもりでしたので、『変更はしないで楽しんで来てください』といいましたが、みんなで決めたとのこと。
ホント、仲間ってステキだなって…。
目頭が熱くなります。
ワイフにも、到着場所で私を受け渡す話が付いてました。
私の責任で、皆さんの楽しいライドを台無しにしてしまい、ホント反省してしまいました。
仲間が向かえに来てくれることを看護師に伝えると、ベッドのある処置室みたいな所を開けていただきました。
この間、全く事故の事を知らないトレックさんから偶然に電話が入ります。
この時のトレックさんとの会話が面白かったです。
しばらく、横になって休むことになります。
この時、わかったことですが、鎖骨骨折した場合って、仰向けにはなかなか寝られないのですね。
無理に、仰向けになったら右手は使えても起き上がることが出来ませんでした。
あまりの苦しさに、看護師さんを呼んで起こして貰います。
この時でした。
頭部左側横の部分に痛みを覚えます。
触ってみると、コブになって腫れていました。
ちょっと気になり、ヘルメットを見ます。
外見上は、落車したときの左半分が擦れたぐらいのキズで、まだ使えると思っていました。
よ~く、目を凝らしてみると、ヘルメットの中は細かい亀裂が一杯でした。
当然、2度と使い物にはなりません。
しかしこれで頭部を守ってくれたのです。
もし、付けてなかったら、間違いなく道路は血の海、多分死亡してたかもしれません。
数ヶ月前にも、現在の自転車仲間さんが落車の際ヘルメットが割れています。
目の前で、目撃したこと。
そして、今度は自分で体験して実証したこと。
本当にヘルメットの大切さがわかりました。
私も、ロードに乗り始めた頃はノーヘルでした。
最初の手首骨折は、ノーヘルだったため手をついたのが運の尽きです。
当時はグラリと落車する際に、頭をかばって手が出ちゃったんですね。
それ以来、ヘルメットは装着するようになりました。
今回では、もし、ヘルメット無しで事故に遭えば、どんな大惨事になっていたでしょう。
38km/hというスピードで、アスファルトにたたきつけられる大事故!
でも、骨折程度で済みました。
ここを訪ねてきてくれる、自転車乗りのみなさん!
hiroからもお願いします。
自転車にまたがるときは、絶対にヘルメットの装着を心がけてください。
ヘルメットは自分を守るだけではありません。
家族のためにも、家族を悲しませないためにも絶対に…。
そうこうしてる内に、mondoさんから『そろそろ、病院に着くよ~』の電話が入ります。
すぐに出れるように、看護師さんにお礼を言って、ロビーで待ちます。
しばらくすると、仲間達が向かえに来てくれました。
それも、滋賀県の栗東から京都まで全員が…。
ホント、みんなに悪くって…。
それにしても、こんなに素敵な自転車仲間達…。
こんなに素晴らしい方達に出会えて、hiroは幸せです。
帰りは、土曜日を含む3連休なのか高速道路は渋滞でした。
帰りの運転は、mondoさんが始終運転していただきました。
(ホント、ありがとうございます。)
無事、みなさん鯖江ICに戻り、私をワイフに渡してくれました。
みなさん、お陰様で命に別状なく、大きな後遺症も残さず帰ることが出来ました。
これもみんなが、力を合わせてしていただいたお陰です。
本当に、ありがとうございました。
また、今回は現職の救急隊(ゲンちゃん)が居てくれたお陰もありスムーズな救命処置が行われたと思います。
この点も、私は運が良かったのかも知れません。
本当に、皆さんお世話をお掛けしました。
今、こうしてブログのアップが出来るのも皆さんのおかげです。
ありがとうございました!
さて、今回の事故を振り返ってみると、一つは道がウェットなこと。
また、雨が降っていなくても路面が濡れていると、リムについた水分でブレーキの効き状態は随分変わります。
今回の私もウェットな道を走り、リムとブレーキの感じが変わっていたように思います。
タイヤがロックしたのも、下ハンからのブレーキですが、握る力の入れ具合もウエットからの感覚で強く握ってしまったのが原因でしょう。
また、経験上ですがお天気が良くても湿度が高いときもブレーキの効きが悪くなります。
色んな気象の変化にも気を付けないといけませんね。
umedaサイクルの店長さんも、雨の日や道がウエットな時は乗らない方が良いと、乗り始めの頃よく言われてたことを思い出します。
そして、もう一つ!
仲間同士では、よく携帯電話の交換はしますが、自宅等の連絡先交換はあまりなされてないように思います。
私が、YAMAさんと出合ったときは、携帯番号、自宅番号、住所、メルアド等の交換をしてました。
今回の私みたいに、記憶が飛んでしまうようなことの事態になったとき、本当に助かりました。
ご一緒にライドされるときは、必ず心がけた方が良いかも知れません。
Best Friend
皆さまから、沢山のお見舞いのメール、また遠いところ自宅までお見舞い頂きましてありがとうございます。
この次のブログにもアップいたしますが、今回の鎖骨骨折はまれにない症例だと言うことです。
少々、めげていまして、困惑している状態でした。
でも、皆さまからの温かいお言葉、そして『ガンバレ!』の声援で、今一度『頑張ろう!』という気持ちでこの怪我に立ち向かって行こうと思っています。
ありがとう。
とっても、とっても、素敵な仲間達…。