さて、数日前(6月5日)に、『リストランテ・カシーナ』へ行って来ました。
今日は、管理部に就任された方のお祝いです。
この、お店が出来て早くも8年が経ってましたね。
ここに来るのも久しぶりでした。
ここの建物は、石を積み上げて作られています。
早く着いたので、オーナーと庭でお話をさせて頂きました。
約4年の歳月を懸けて、越前海岸の自然石をひとつひとつ拾い集め、そのまま丹念に積み上げたんですって。
また、樹齢100年~200年の山桜や山帽子、そして目薬の木などの大木を植え、様々な草花が季節を感じさせてくれます。
この木々は石を積み上げる1年前に植えられたとのこと。
完成までに、5年の年月が経っているそうです。
中々、こういった建築物は見られないです。
今日のディナー会場です。
椅子は、皮で覆われた素晴らしいものでした。
さて、今回のシェフは、アンドレア・マトランガ氏です。
シチリアの有名なシェフなんですよ。
こんな本も出してるくらいのスーパーシェフなのです。
まずは、シャンパンで乾杯。
出てきたのは、スプーンに乗ったチーズ。
チーズはどれも食べたことのあるものばかりです。
ただ、違うのは、アンドレア氏のオリジナルジャムが敷いてあります。
ジャムの甘みとチーズがこれ程に合うとは…。
これも、アンドレア氏のなせる技なのでしょうか?
ブルーノ・パイヤール シャンパーニュ ブリュット プルミエール・キュヴェ(2004年)
グラスに注いだシャンパンは、小麦色がかった色合いで、焼きリンゴやパンの耳などの香りがします。
泡は十分馴染んでいて、口に含むとすっきりした酸味の後から芳ばしさと旨味が広がりますよ。
いやぁ、美味しい。
蜂蜜につけ込んだ、イベリコ豚の燻製です。
こちらも、アンドレア氏作。
さて、オリーブオイルが出て来ました。
こちらも、アンドレア氏がシチリアから持ってきたものだそうです。
で、出てきたのは、こんなパンが…。
シチリアの古代小麦のパンです。
この小麦粉も、アンドレア氏がシチリアから持ってきたものだそうですよ。
見た目は小さく、まわりはハード系を思わせる感じの硬さがあります。
でも、割って見ると、中は少しモッチリした感じがしました。
香りが良くて、口の中では、ほのかに甘みも感じます。
Collio Tocai Friulano(コッリオ トカイ・フリウラーノ)
この後は、何になさいますか?
と、オーナーが聞いて来ました。
この後の料理はと聞くと、白ワインが良い感じに思え、こんなワインを提供して頂きました。
輝きのある麦わら色をしておりますよ~。
口内に広がる清々しい味わいが素晴らしいです。
とても、すっきりとしており、それでいて余韻も素敵でした。
出てきたお料理はラザニア。
チーズも美味しく、白ワインにとても合います。
あまりに美味しいので、パンのお代わり。
パンで拭きとって食べる。
これも、美味しい食べ方でした。
お部屋から見える窓を除けば、素敵なライトアップ。
途中で、デザートが出てくる。
どうも、先ほどのオリーブから作ったエキストラバージンオイルのジェラートらしい。
口に含むと、ほんのりオイル感がありますが、それほどしつこくないんです。
デザートでないデザートとか言ってましたね~。
甘さも、デリケートで、途中で出されたデザートと言うより、これも料理なんですね。
オーナーから聞くと、ここまでの料理のお口直しだそうです。
ポデーレ414(2004年)
ここで、赤ワインを頂きました。
さて、メイン料理に入っていきます。
キャンティー・ソースの仔牛のほほ肉。
メチャ、柔らかくて美味しかったですね。
なんといっても、このキャンティー・ソースが決め手でした。
さらに、ウズラのロースト。
上に乗ってるのは、トリュフ。
こちらも、アンドレア氏の自信作ですね。(本に載ってました。)
最後のデザートは、アンドレア氏が作ったチーズとバローワインのアイス。
コーヒを頂き終了。
お庭のライトアップが綺麗ですよ。
最後に、アンドレア氏と一緒に写真をお願いしました。
いやぁ、素晴らしいお料理に舌鼓。
久しぶりに満足のディナーでした。
アンドレア・マトランガ氏は6月までの契約だそうです。
福井の皆さん、こんな機会はそう滅多にないです。
グルメの大好きな方は6月中にご予約を…。