1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

選挙バカの詩×3「理由」

2013-01-06 21:17:40 | 雑談の記録
興奮冷めやらぬ勝利報告会が散会となった事務所の駐車場で、日朝新聞の記者から取材を受けた。聞かれた内容は、三原代議士との関係だった。
高校時代は、クラスも一緒になったこともなければ話したこともないと答えた。また、部室は隣りだったがカッコツケのイケスカンヤツと思っていたことも率直に語った。
記者は怪訝な表情だった。単に同級生というだけで、これだけ応援するものなかという表情だったので、もう少し説明しようと思った。しかし、日朝新聞は読む機会の少ない新聞だったので必要以上のことは喋らず名刺交換を済ませるとその取材は簡単に終わった。当然、記事になることはなかった。
しかし、我々は、単に同級生というだけで応援し、同窓生というだけで支援してしまう傾向があるのかと問われれば、イエスと答えるほかあるまい。そして、その傾向は一般的なものに比べれば、いささか強いように感じられるのだ。別の新聞記者が漏らしていた。
「まるで宗教団体みたいですね」
確かに、僕自身もそれは感じているところで、同窓生の多くも心中思っていることかもしれない。あるいは、それはこの地方都市特有の高校派閥ともいう一種独特の素地のもとに形成されたシガラミの一つなのかもしれない。
ただ、宗教と異なるのは、我々には確固たる教祖が存在しないことだ。もちろん、学校創設者の佐々木友介先生を忘れてはならないのだが、我々はある言葉によって結び付けられている同志と考えられるのだ。
それは、建学の精神である「三綱領」だ。
重倫理 尊大義「倫理を重んじ 大義を尊す」
貴廉恥 発元気「廉恥を貴び 元気を発す」
養知識 資文明「知識を養い 文明に資す」
我々、黄壁城高校出身の者は、学生の頃からこの言葉を、ことある度に口にし、そして、同窓会やその他の機会にこの三綱領を唱和している。言葉の力は凄いと思う。実際、学生の頃は十分な理解に至らなかったが、歳を追うごとにこの言葉の魅力、または、その教えに魅きつけられていくのだ。これは正直な感想だ。そして、それは多くの同窓生に言えるのではないのかと思うのである。また、我々は三綱領の言葉あるいは思想と言えるかもしれないそのような絆によって結ばれていると感じている。
そして、後援会活動の一つであるOB・OG訪問という行為は、その思想や絆の確認作業のようなものかもしれない。少なくとも、僕は、三原候補の支援のお願いだけでなく、上記のような気持を持って訪問をしていた。自身の勝手な思いで大変恐縮だが、OB・OG訪問の真髄はそこにあると考えていて、自分は「言葉の使者」気取りだった。こういうふうに考えておかないと、選挙活動という名の、傍目には馬鹿馬鹿しくも見えるこれらの辛い作業に耐えられないという側面もあるのだった。
また、佐々木友介先生が黄城高を創設した目的が「忠君母国の士を養成し以って国家有用の資に供する」であることも、巷で言われている「黄城高は選挙に強い」理由なのかもしれない。
さらに、黄壁城高校は、歴史的には多数の政治家を輩出している事で全国的に知られている一方、近年はテレビ界を席捲している二人組のお笑い芸能人や文人、野球部の甲子園出場によって注目度が増している高校でもある。また、各業界に目を転じればそこで活躍している卒業生の枚挙に暇がないのである。


続く、、、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする