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テクノストレスのその後

2008年12月10日 | 学校生活

3年前に、このブログに書いた記事を読み直してみました。

その記事は、というとテクノストレスに関する物です。

「テクノストレスには、テクノ不安症とテクノ依存症(=ネット中毒)があり、生徒だけでなく、先生方にも、私自身にも思い当たるところがいっぱいありました。
子どものところを先生方にも置き換えて考えてみました。
「IT機器の活用スキルは、子ども(先生方)にとって得手不得手が生じやすく、また日常的に家庭でも操作を学ぶ機会に恵まれている子ども(先生方)と、そうでない子ども(先生方)の格差もまた大きくなりがちである。こうした格差が子ども(先生方)の心理に与える影響もけっして軽視できるものではない。必要以上に苦手意識を植え付けてしまったり、逆に得意になって学級集団(教師集団)等から遊離してしまう(実は私自身)ことのないよう、教員(情報教育担当教員)は適切な配慮のもとに指導を行う必要がある。」
私も遊離していないか考えています。
振り返ると、私自身、6年ほど前までは、どちらかというとテクノ不安症でした。
ウィンドーズも知りませんでした。はじめにスタートボタンでメニューを出すことも知らなかったのです。MS-DOSで、ワープロや表計算をしていました。
それが、息子が小学校に上がる時、小学校でもパソコンが導入されて教えてもらえるようになりました。
それじゃ、いっしょに勉強しようかということで、「インターネットで、子どもの教科のe-learningもできて、プロバイダーも世話してくれて、IBMの一番安いパソコンも持ってきてくれる」セールスに引っかかりました。その頃で、一括30万のものでした。
子どもは、あまり勉強しませんでしたが、私の方が、そのセールスマンにいろいろとお聞きして、教えてもらいました。
また、学校の詳しい先生に教えてもらいました。
また、PTAでいっしょに広報活動部で学校だよりを作った保護者の方に、写真入り通信の作り方を教えてもらいました。
それでも、一太郎というワープロとEXCELとパワーポイントが少々という、ビギナーでした。
そして、転機は3年前に訪れました。教職員の6ヶ月間の長期パソコン研修に行くことになりました。
務まるか不安でしたが、研修に行くことが決まってからの6ヶ月間も、行ってから向こうでちょっとでも恥をかかないようにいろいろとマスターしておこうと、事前の研修期間みたいなものでした。
そして帰った来てから、2年が経ちました。いろいろなところで、いろいろな情報でつながり、いろいろな方に、教えてもらっています。研修期間の間にわからなかったことが、あとからじわじわわかってきたり、できるようになってきたこともありました。たいへん、ありがたいことです。
ですが、私の生活を振り返る時、テクノ不安症から、テクノ依存症(ネット中毒)に変化してきていることがよくわかります。自然派志向のアウトドア派から、オタクのインドア派に体質改善がおこり、子煩悩なお父さんから、パソコン狂いのダメ親父になってきているように思います。
それでも、これも中毒ですから、追い立てられるようにしています。職場でも、情報教育部に携わっていますから、どんどん推進して行く立場で、自分自身にも自己啓発が必要です。だから、なかなか止められないし、実際おもしろいのです。
でも、中庸は必要です。なのですが、「わかっちゃいるけど止められない!」です。私は、たばこもお酒も中毒ではありませんが・・・。コンピュータでは、ネット中毒の自覚症状です。葛藤しています。」

と書いています。そして、今はどうかというと、ちょうど三年前から、スローライフに興味を持ち始め、染色、農園芸、織物などに興味を持って、パソコンから離れる場面が増えてきました。

でも、ICTを使って、記録や発信はしています。ある意味、中庸だと言えます。

さて、今後の動向を考えていきたいと思います。

そんな私が、何かの講師役を頼まれたりするときがあります。

自分の学校の先生方に行うパソコン教室をはじめとして、この前は、自分の学校で、町内の方のために開いた「中高年のためのパソコン講座」がありました。

以前には、他府県総合教育センターの特別支援教育担当からオファーがあり、スイッチやパソコンを生かした特別支援教育の実践発表をして欲しいというのがありました。双方で計画していきましたが、途中で実現はしませんでした。(自分の住んでいる京都府総合教育センターでは一度させてもらいましたが・・・。)

ということは、私がやってきたことで、何らかの形で、他の方に、参考にしてもらいやすいのは、やっぱりパソコンやその周辺機器を使った実践ということになります。こんな私でも他の方から当てにしてもらえるところですね。

それというのも、他の方々が作られたすばらしいものを活用させてもらったり、アドバイスしてもらったりしたおかげです。いろいろなネットワークのおかげです。
たとえば、プッシュコーンでまとめたり、NOTAで作ったりです。
決して自分の一人の力ではできないことも、メールとかメーリングリスト、BBSで支援を頼めば、わからないところを教えてあげようとアドバイスをくださる方々がいてくれます。そんな方々に支えてもらって実現してきたことが多く有ります。ICTのおかげですね。

そして、今、またビッグオファーが一つ舞い込んできました。オファーに恥じないような実践をしたり、今までのことをまとめたりして、自分にさらに磨きをかけていかないといけないな!と感じています。