前から、トートバッグを作りたくて、また、それを染めてみたくて、生地を買ったり、本を買ったりしていました。
やっと、作る気になりまして、9日に、作り出しました。
参考にした本は、成美堂出版の「週末田舎暮らし術」という本のP58、59です。立ち読みをしていて、簡単にまとめてあったので購入しました。そこには、トートバッグを作って柿渋で染めるというコーナーがありました。
もう気分は、すでに一澤帆布です。京都では有名なバッグやさんです。また、弟さんの一澤信三郎帆布も有名です。そんなバッグが作ってみたくて、全くの素人がやり始めました。
生徒にも、できたら授業でも作らせてみたいという気がありました。そのための教材研究でもあります。
後から染めるなら、柿渋染で、防水加工と頑丈さを出すような染め方にする方がよいかなと思いました。
藍染でするときは、はじめに生地を染めておく方が、仕上がりがしわにならず、ぱりっとできそうです。
トートバッグつくり、その2です。
前回、上記のトートバッグ(小)を作りました。
帆布があと半分あまっていたので、ちょっと大きめのトートバッグ(大)を作ろうと思いました。先染めか後染めか考えた末に、先染めでいくことにしました。
糸は20番、針は太めのミシン針です。
撥水加工がしてあるのか、なかなか帆布に水がしまないので、半日水につけておきました。それでも、一番芯の部分はまだしみていない感じです。
その 夕方に、染色5分空中酸化5分を4セットで藍染をしました。その染まった生地で、夜になってからトートバッグを作りました。藍液も寿命が近いのか、あまり染まりにくい感じでした。しわとかで、染めムラができてしまいました。それはそれでよいのですが・・・。
ごつい生地なので、一発で藍液が弱ってしまいました。のれん二枚分くらいのダメージがあったと思います。後から見ると、けっこう善戦してくれていたと思います。
色合いとしては満足しています。
前回と同じ作り方で、私のハンドメイド藍染トートバッグができあがりました。色落ちとかしわくちゃとか、もちろん頑丈さとか、甘い部分がまだまだあります。
型染めで、カバンに絵を入れてみようかなとも考えたのですが、藍染をしっかりするのに大変で、それどころではありませんでした。そんなに分厚くない10番の帆布なのに、そのごつさに圧倒されていました。
今度は、京都で本物を購入してきたいと思います。二軒をはしごしてカバンを見たいです。
私は、いまから約30年前から6年間、京都の町で住んできました。東大路を四条から上がっていくとすぐにありました。その時の一澤帆布さんの印象は、「ふるいお店だな~!何のお店だろう、ガラスウィンドーにいっぱいカバンぶら下げて、いろいろとおもしろいカバンだな!」という感じでした。それから、若者に人気が出てきました。友だちも良く持っていました。バンカラっぽいところがいいんです。カバンについているロゴとデザインが古風で京都らしくて、学生に人気でした。
郷愁も感じています。
柿渋ミニバッグです。
わずかに残った帆布を使って、ミニバッグを作りました。
小二の娘は、「ピンクのカバンが作って欲しい」といっていました。幼稚園年長の息子も「僕もカバンが作って欲しい」といっていました。
今回のポイントは、無臭柿渋液を塗っていきまして、どんな感じになるか試して見たかったので、茶色の色になるよというと娘は、それならいらないといいましたので、息子のものになる予定です。
取っ手の部分の青いテープの生地もあまっていましたけど、トートバッグのように仕上げるには、長さが足りませんでしたので、取っ手の部品として仕上げて取り付けてみました。
柿渋を3回塗りました。けっこう楽にむらなくハケで塗れます。すぐに乾きます。また、塗ります。ぱりっとした頑丈な感じに仕上がりました。
昔の人は、わらで編んだものに、自家製柿渋を塗って、頑丈で防水性のむしろをつくり、背中に背負って、カッパ代わりに畑に出たそうです。
縦15センチ横20センチのミニバッグですが、幼稚園児にはサイズ的にはぴったりです。
ガーゼでできた小さい藍染ハンカチも、一緒に入れてあげるからねと言っておきました。
手提げカバンに小物を入れて、お出かけです。