迷歩録 お茶

　　　お茶畑　　新緑洗う　　雨の朝　　アマガエル鳴き　　燕や飛行

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ


　　　夕方からふりがじめた雨は夜半には本降りとなり、夜明けもまだ降り続いている。

　　雨に洗われた新緑のお茶は一段と輝きを増して刈り取りを待っている。一番茶の摘

　　み取りは今がシーズン、タカアシガニのような大きな機械で摘み取られていく光景

　　は圧巻である。その光景が畑のあちこちで見られる。鹿児島がお茶の産地日本一の

　　地域であることを実感出来る季節でもある。

　　　夏も近づく八十八夜という歌が聞こえてきそうである。お茶といえばカテキン効

　　果、この効果を最大限に活用するためにもお茶を飲用したいものである。

　　　今年は季候も良く桜島の火山灰も少ないようである。良質のお茶出来ているよう

　　である。美味しいお茶を飲んで脱水を予防して、健康な日々を送りたいものである。