Holoholo

ほとんど食日記、時々旅行記&犬日記です。

梵 ~ 入谷

2008-08-19 00:25:55 | 食 (一般)
今日は癒し系の友人Yさんと普茶料理を頂きに入谷にあるまで足を延ばしてきました。
そもそもは、会社のビジターでとってもstrictなベジが来るとのことで、どこが良いか相談され、精進料理がいいんじゃなーい、と月心居を勧めようと思ったら、なんとあそこ、いつのまにかクローズしてたんですね(驚)
で、後は愛宕の醍醐くらいしか知らないなぁ~なんて探してたら、ここを偶々見つけたのでした。
以前から京都の万福寺で普茶料理を頂きたいと思っていたのですが、あそこは4人以上で予約せねばならず、単独行動の私には無理な話。
いつかは、と思っていたのが東京で普茶料理を頂けるとは感激。しかも2人でもOKだし。
部屋の写真撮り忘れましたが、個室でしかも坪庭のようなのが付いていてすごく素敵!さらにお座敷用の椅子があって、正座しなくて良いのがうれしい!

さて、前置きが長くなりましたが、今回お願いしたのは7000円のコース。

まずは紫蘇香煎と千手観音を意味する梵字が描かれた打菓子。和三盆でおいしい。(でも先にお茶とお菓子なのね)


小餅(シャオピン) 鮑麩 あさがお揚 蓮の実
鮑もどき(左の昼顔の葉の陰にある茶色いの)が食感がまさに鮑でびっくり!


澄子(シャンツ) 葉月椀
表面には霧がかかって、とっても涼しげ


葉山南瓜の冷やし汁といぶし豆腐。冷やし汁はさっぱりとした南瓜のポタージュのようでおいしい。



いぶし豆腐はスモークチーズと間違えそう。お椀の蓋にとって頂きます



筝羹(シュンカン)
上から時計回りに、錦糸うりと糸若布の酢の物、氷室羹(人参は金魚に見立てているそうです。甘めでした)、山桃、生麩、とうもろこし焼、義生豆腐(真ん中の茶色)、ツル紫と蜆こんにゃく(5時の位置にあるもの)、苦瓜和え、パプリカを五穀の衣で揚げたもの(ウニに見立ててるので下にはひじきが敷いてあります)



雲片 吉野煮 黄檗禅味



温菜 雲門冬瓜 もろこし衣 鮑椎茸
煮物椀。鮑は最初に出てきていたもののほうが鮑らしかった


季節の一品 鰻柵
鰻の蒲焼ぽいですが、豆腐&海苔です。骨ぽさはゴボウやレンコンで作ってるんだそうです。これは酢醤油での味付けだったのですが、普通の蒲焼でうな重のように甘辛で食べてみたい!



この辺でかなりお腹一杯。でもまだまだ続きます。

麻腐(マフ) 胡麻豆腐
あまり濃くないさっぱりした感じの胡麻豆腐でした・・・全く関係ないですが、ハワイ語でマフとはオカマさんのことです(笑)


油茲(ユジ)さつま芋、人参、こんにゃく、しし唐、そうめん揚
やはり私は油が苦手なようで、お腹一杯なこともあり、ちょっとこの揚げ物はきつかったです。でも友人はおいしいー!といっていたので、本当はおいしいのだと思われます。



香の物、味噌汁、ご飯(テン茶を散らしてあります。テン茶とはお抹茶する前のお茶の葉のことだそうです)
香の物、自分が興味ない(食べなかった)ため、画面に入っていなかったようで写っていません・・・(苦笑)



水果 デザート♪マンゴー寒とスイカなど色々フルーツ盛り合わせ
さっぱりしておいしかったー。やはりデザートは別腹。



なんとこちら、9時までなのに、それを知らず、9時を過ぎてもまったーーーりしてしまっていました。
お店の方、それでも快くお見送り頂き、プロを感じました。
ここ、入口からお部屋までもすごーく素敵なんですよ。土足で部屋の前までいけるのですが、廊下も広く、坪庭みたいなのもあって、いい感じ。
HPじゃわからないくらい素敵。是非、ベジの外国人を連れて行くとすごく喜ぶと思いますよ。
精進料理なので、お出汁も全て生臭ものを使ってないでしょうから、ビーガンもOKでしょう!
おすすめです。