ハッピー&ラッキー

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赤い電車

2007-01-31 | その他
ゆうべタモリ倶楽部見ていたら、くるりの岸田が出演していてたまげました。京急電車を貸し切りにして、久里浜の電車倉庫? まで行き、いろんな電車関連の機械に大はしゃぎで盛り上がる鉄道オタク一同の一員として。この番組は普通に好きでよく見てるのですが(公式サイトのやる気のなさがいい)、前後編って珍しいのでは。タモリが鉄オタなのは有名ですが、岸田もそうだったんですね。じゃああの京急のCMソング「赤い電車」は依頼されて受けた仕事ってわけじゃないのか。思いっきり趣味の産物じゃないですか。京急の運転席から見える風景を延々映したあの曲のPVも、正直地味な映像だなあと思ってましたが、きっと鉄オタの岸田にはたまらないPVだったんでしょうね。番組内で「京急は車輪の音がハーモニーになってるのがいい。ときどき空転するのがまた」とか言い出したり、「一回やってみたかったことがあるんですけどいいですか」と、床にへばりついて耳を当て、線路の音を聞いていたりしたのが、妙にミュージシャンっぽい視点で笑ってしまった。それにしてもタモリ倶楽部に馴染みすぎだ岸田。「京急蒲田を通過するってのが普通ならありえないですよね!」「上大岡を通過したらもっとすごいよね!」などと、素人にはさっぱり分からない会話を当然のようにしている人々が面白かった。松尾貴史がひとり置いてきぼり状態でいいアクセントに。以前、雨上がり決死隊の番組で、宮迫、土田、千原兄らガンダムオタクが集結して、「ガンダムを知っていることが一般常識」みたいな空気になったことがあったのですが、そこでひとり全くガンダムを知らない蛍原が浮いてて面白かったのを思い出します。本来ならそのひとりマニアでない人のほうが一般的なのに、オタクの中に放り込まれてしまうとそれが少数派になってしまう面白さ。これって鉄道やガンダムを知らない人でも知っている人でも、その状況の面白さは楽しめますよね。好きなパターンです。

タモリ倶楽部来週の後編も楽しみ。といってももう関東では後編すら放送が終わってる模様ですが。