ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

ヒートフォニックスFeaturing ANATAKIKOU

2005-11-16 | ANATAKIKOU
「ヌルイ雨」で始まった今週、冒頭トークでは「今日はめでたい日ですね!」と紀宮様成婚のことを話題にしていました。「今日はどのチャンネル回してもニュースやってましたね」と藤井さん。どうでもいいですが「チャンネルを回す」という言い回しはちょっと古いです。「電波ジャックでした」ってそれもどうか。松浦さんは「笑顔で見ていました」だそうです。アナタキコウのメンバーは、一度だけ皇太子殿下夫妻を京都で見たことがあるとのこと。京都メトロというライブハウスでリハーサルを終え、出てきたら人が誰もいなくて車も走っていなくてしんとしていたそうです。それちょっとSFっぽいな。そこへ黒い車が一台現れ、窓が開いたのを見たら皇太子殿下と雅子さまだったとのこと。「僕らのほうに向かって…僕らに対してじゃなかったんですけど、手を振って。みんな手を振っていて、僕は一礼してましたもん、どうすればいいのか分からなくて」と松浦さん。「どうしたらいいか分からないね、写メール撮るのも失礼やし」と藤井さんも言っていましたが確かに。「一礼ってのはこうやったんですけど」とメンバーに説明する松浦さんですが、ラジオじゃ分かりません。そして今ブッシュが大阪に来ているので、交通規制がすごいらしいです。

今夜の絶品は「ドラムの僕ちん藤井寿光が」と妙な自己紹介と共に解説を始めた「ミュージシャンの友達メトロノーム」。「僕家から愛用のを持ってきたんですけど」と言うと「えっ持ってきたんですか!? 図々しいですね」と謎のツッコミをする松浦さん。「何で図々しいんですか!」と藤井さんも困っています。そのメトロノーム(ちなみにTAMAの12000円のだそう)を鳴らしながらトークが始まります。これ、デジタルなのでしょうが音楽室にあったようなカチカチいうのと音が全然違って、無理遣り似た音を探すなら、一休さんのとんちを練るときの音「ぽくぽく」が近い気がします。もしくは昔のゲーセンにあったブロック崩しとかインベーダーゲームの効果音。ファミコン世代のいい音がします。「これがテンポ100という状態です。テンポ100というのは、一分間に四分音符が100回鳴るということなんですが」と解説しながら話を進める藤井さん。「僕も知らなかったんで調べたんですが、メトロノームはいつ出来たか、これ皆さん意外と知らないと思いますよ」と質問を出すと「多分ねえ、江戸中期っすよ」と答える松浦さん。「何で日本の」と突っ込まれてしまいます。「1812年にドイツのビンケル氏という人が振り子式の音楽用速度計というものの原型を作っていまして、それに目盛りなどの改良を加えて、ヨハン・ネーポムク・メルツェルさんという人がですね、1815年に製品化」と藤井さんが説明していると「江戸時代ですよね」とまだこだわる松浦さんの合いの手がオカシイ。「作曲家で、このメトロノームを最初に使ったのが、なんとあのベートーベン」と言うと「あ、やっぱりな。取り入れそうやもんベートーベン」とまた松浦さん。本当に知っているのかネタなのか分かりにくい境界線です。「この機械を彼はめちゃめちゃ気に入ってですね、それまでの彼のすべての作品を、このメトロノームの速さで計ってそれまでつけていた速度記号をすべて書き直したと言われています。ベートーベンもこれを『ウワァー!』思ったんちゃいます?」と藤井さんの解説が締められました。「これを僕が何で皆さんにお奨めするのかといいますと、テンポというのは体調、自分の気持ちによって、その日によって感じ方が違うじゃないですか。ライブなんかでも日によって、曲が速くなったり遅くなったり感じます。それをこのメトロノームによって、朝聞いた100と昼聞いた100と夜聞いた100、自分の気持ちの移り変わりがすごくよく分かるんじゃないかと」と面白い結論を導き出す藤井さんです。そこで「気持ちを計るものってなかなか無いじゃないですか」と問いかけた藤井さんに「気持ちのリトマス紙ですか?」と妙にメルヘンな事を言い出す松浦さん。「『ゆったりしてるなあ』『今僕落ちてる?』って、気持ちを計れるものってなかなかないと思うんですよ、と思って紹介してみました。メトロノームでした」と締める藤井さんでした。300円くらいからあるそうです。

「アナタキコウのあなたに聞こう」のコーナーは、「相撲の行司になるにはどうしたらいいですか」との質問。これ、冒頭トークで紹介されたときから松浦さんが「みんなの知らない世界ですよ! ドラマ化するといいと思います。ドラマ化ですよ」と妙に入れ込んでいたのが面白かった。案の定コーナーが始まってからも「ドラマにするべきですよ」と盛り上がっていました。今夜のお答え人は、日本相撲協会花籠部屋中部地区のスカウトマン、なかばやしさん。

「行司になるには年齢制限があり、義務教育終了後15歳から18歳までで、視力が良くないといけません。自分が行きたい相撲部屋を決め、そこに問い合わせてみてください。ですが、協会の規定で行司の定員は決まっており、45名と定められています。定員が埋まっている場合は、上の方が定年退職か廃業するまでは定員待ちとなります。定員待ちの時点で19歳になってしまうと、なることはできません。行司になったら、部屋の雑用やちゃんこの用意、親方の年賀状や番付を送る住所の宛名書きをし、場所が始まると行司部屋へ行き、兄弟子の世話等をします。番付表も行司さんが書いているのですよ。場所中の場内放送もそうなんです。行司になると、土俵上の取り組み以外にも、部屋の雑用など色んな仕事をすることになります。分かっていただけましたか? ごっつあんでした」

「今ごっつあんでしたって言いましたね!」「さすがっすね~」と嬉しそうなメンバー。「条件が厳しいですね」と振った藤井さんに「『15から18で視力がいい』、メガネっこはアウトですよ!」と松浦さん。メガネっこて。「定員が45人、けっこう厳しないですか。エリートですよ」と感心しています。「これはもう、上に行けば行くほど稼ぎがですね~」と給料計算が気になっている様子の藤井さん(ゼニミツモード)。松浦さんも、ディレクターと行司の収入の話で盛り上がっていたそうです。ドラマ化の話から「相撲のドラマか映画あったよね、モッくんがやってた『シコ踏んじゃった』」との話題になっていました。まんがが原作の作品ですね。「でも新しい人とか出たらいいのにね、型とか。思いっきり飛び跳ねたり、カメラに背中向けたりニューウェイビーな…」と松浦さんが提案しますが「国技やからね」と北條さんに冷静に突っ込まれていました。

その後、12/6のライブで対バンするベベチオ様の曲が流れたのですが、これいいよ! 私初めてベベチオ様聴きましたが、これなら知らないバンドでもライブ見るのにやぶさかでない。こういう表現は失礼かもしれませんが、くるり的まったり感。ちょっと楽しみです。

曲が終わったあと、メンバーも「いい曲やね」「きれいな声ですね」と褒めています。「ホクちゃまもあんな声になりたい?」と松浦さんに聞かれ「なりたいねえ」と答える北條さん。「うそー、自分の声自信持ってるくせに」「でも、逆欲しくなるよね」「ないものねだりね」と松浦さんと話していました。何この女子高生ノリ。12/6はベベチオ様のファンも取る気合とのこと。「(ベベチオファンも)Tシャツ買うてくれたらいいよ」と、最後にまたしてもゼニミツモードの藤井さんでした(笑)。