ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

未来は僕等の手の中

2005-11-12 | 音楽
ハイロウズが活動休止だそうですね。ライジングサンで見たのが最後になったわけか…。あの会場で一番人が入ってた場所でした。みんな楽しそうに踊ってた。ファンの方にはお気の毒です。

私はブルーハーツは聴いてたのですが、ハイロウズは全然知りませんでした。それでもライジングで見たステージで、聴いたことのある曲がたくさんあったのに驚かされたものです。CMや何やらで気付くと聴いていたんですね。確かにあの、単純ではあるけれどキャッチーで馴染みやすいメロディは、CMやあとフェスなどのイベントに向いている。知らない曲でも、一回サビを聴けばもう次は口ずさめるほど覚えやすかった。

ただその武器が、何度も同じDCをしつこく聴く私には逆にネックとなって、ファンには至らなかったわけですが、ああいうタイプのバンドが愛される理由も理解はしているつもりです。あれやこれやのつまらないバンドが売れているのにはなんでだよ、と憤ったりもしますが、人気があるのに納得がいく数少ないバンドでした。

というわけで私はまったくハイロウズがどういう事情で活動休止に至ったかの経緯やらは分かりませんが(ブルーハーツは知ってショックだった…)、どうしてもコレクターズと比較して考えるものがあります。加藤さんやコータローさんと同じく東京モッズ出身だったというヒロトは、モッズではなくパンクという道を選んでブルーハーツで大成功を収め、しかし売れてしまったがゆえであるかのような理由でそのバンドは幕を閉じてしまったわけです。次に結成されたハイロウズも、あれほどの人気をはくしていながら活動休止。くしくもコレクターズは来年20周年。

バンドを評価するのは、個人個人の物差しで計ることなので、この場合何がどうとか決める気は毛頭ありませんが、ミュージシャンにとっての理想の生き方ってどんな道なんだろうと考えずにはいられません。そしてその理想とははたして、実現可能なのでしょうか。売れることはおそらく多くのミュージシャンと、そのファンが願うことでしょうが、それだけでは決して理想にはたどり着けない場合もあるのではないでしょうか。

なんかさすがに話題が話題なので真面目に語ってしまいました。しかもちょっと抽象的で申し訳ない。なので、アニメ制作会社のタツノコプロが20周年記念だか何かで出した、タイムボカンシリーズの総集編のようなオリジナルアニメビデオで、ボヤッキーが「東京都の甲本ヒロト君から」というはがきを読んだ豆トリビアだけ置いて締めようと思います。