ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

甘い“ジュン・ジュライ紀行”の不思議

2005-07-01 | ANATAKIKOU
というわけでアポロシアターのライブに行って来ました。開場19:00で並んでいるときにアナタキコウのリハの音がものすごい聞こえてきます。えー、この時間にリハやってるってことはアナタキコウがトップバッター? でもイベントのときは早めに出番が来てくれたほうが見る側としては楽なので、ちょっとありがたいです。中に入ると案の定、フロントに二つマイクで、右側にエピフォンカジノと左にギブソンレスポールが。トリかと思っていたのでちょっと意外でした。

ステージに登場したアナタキコウ、相変わらず松浦さんのテンションが高そうでいい感じです。美奈さんが髪をみつあみにしててすごく可愛い! 「今日はアナタキコウのライブの予定なんですが」「まだ予定ですよ、もしかしたらこのまま帰っちゃって勉強とかするかもしれない」「そんな思春期、もしくは反抗期の人は今日は物販が五割引! 思春期と反抗期が混ざって、ハイブリッドになっている人は六割引!」と畳み掛ける電波トーク。やっぱり面白いよこの人。一曲目はWOMAN RECORD。続いてヌルイ雨と続きます。今回のヌルイ雨での藤井さんのドラムすごく良かったなあ。キレがあっていい感じです。今気付いたけど、アポロシアターけっこう音いいね。

今日の松浦さん的テーマは「思春期」らしく、何度も「これが思春期ロックです」と解説。「今日は、倉橋ヨエコさんとセカイイチと一緒のライブってことで、この3バンド、3組、3メモリー…今日は未来から語っているからね。メモリーってことで。未来から見ることによって、うっすらきな粉が見えるわけですよ。それをプリズムのようにして見えるんです」などとどんどん進んでいきます。

モーターガールで、クラップのSEをお客さんが拍手で再現するのがまたよかった。今回は(イベントだからか)藤井さんはそれほど目立った形でやらなかったのに、客の方から拍手が起こってそれがとてもいい感じでした。

「ホクちゃま何かアホみたいなエピソードある!?」と松浦さんがものすごい限定されたテーマを振ると北條さん「あ、じゃあチューニングする?」と聞き返します。「普段僕のほうから言うのを言ってくれたわけね、オッケイ!」とマイペースにチューニングに移行する松浦さん。北條さんのMCが始まります。「さっきのモーターガールのとき、拍手なんてしてもらって、すごく嬉しいですね。僕ら今、名古屋でラジオやらせてもらってるんですけど、聞いてる方いますか? 疑問を解消するコーナーとかやってるんで、たくさんメールも下さい。いつもラジオで名古屋は来てるんですけど、ゆっくりできたの久しぶりですね。名古屋の喫茶店は、モーニングですごくたくさん出てくるんですね…おいしかったです!」そこで拍手が起こったのですが、松浦さんは気に入らなかった模様。「程があるよホクちゃま」とダメ出しが入ります。「えっ、僕としてはおいしさを、ものすごく的確に表現したつもりなんやけど」と不満そうな北條さん。松浦さんは北條さんにイジワルだなあ(笑)

ラジオの話から、松浦さんのMC。「今日のライブは、ラジオで2組6名様をご招待したんですが、それに当選してきた方いらっしゃいますか?」と客席に振ります。そこで1組は手を上げたのですがもう1組が見つからない。「欠席ですか。末代まで恨みます」と恐ろしいことをさらっと言ってます。「まあ、僕もこういうことステージから言われるの好きじゃないので気持ちは分かりますが。こんな風に(なんか斜に構えた態度をとって)見ていたいですからね。ステージから呼びかけられたりしたら、切れて帰っちゃうと思います。でも切れて帰らない人は、いい人ですね」大変に自己中心的で矛盾した発言がたまりません(笑)

キューティーフォンのラスト、無音になって三人で「キューティーフォン」で合わせて締めるのがライブバージョンだと思うのですが、それが無く、ばたっと変な感じで終わってしまいます。「こんな終わり方やったっけ? こんな風やった?」と振り返って藤井さんに問いただす松浦さん。「スミマセン、間違えました」と謝る藤井さんに、「いや、僕もよく間違えるから」とフォロー。確かに松浦さん、今日はよく間違えています。WOMAN RECORDの歌詞なんかグダグダだったでしょう。

北條さんのことを突然「コイツ、岩みたいな男ですからね!」と言い出す松浦さん。「アナタキコウの結成秘話みたいなのがって、それが岩になりかけてた北條を、僕が切り出してあげたっていうのがあるんです。もうどんどん岩に近づいてきてますからね」ってもうさすがに意味不明すぎ(笑)。さらに名古屋の話をしているときに松浦さん「もう、名古屋がどんどん好きになって。どんどん。どんアンドどん。あんかけスパのあんにからまれる夢見るくらい、名古屋のことばかり考えて
いるんです」と謎な発言。ていうかそれ普通に悪夢じゃ。

ラストは「リリー」で締め、鳴り止まない拍手の中お片付けをして去っていくメンバーでした。

そのあと登場したのは倉橋ヨエコさん。女性ソロとアナタキコウというのが、ちょっと変わった組み合わせだと思っていましたが、聴いてみるとなんとなく納得。ロックサウンドの中にあるクリアなメロディラインってところが共通点かな? ヨエコさんと北條さんがイラストを描いたコラボTシャツも販売されていました。

ラストはセカイイチ。出所を忘れたので事実ではないかもしれませんが、どこかでさわおが好きだと言っていたのを読んだような。確かにいいバンドでした。MCも面白かったし、曲も演奏もいい感じ。3曲目にやった曲がちょっと好きです。

帰るときに、アナタキコウが表紙のJUICEとJUNGLE☆LIFEが置いてあったのでもらってきました。そこで語られてるインタビューが面白かったです。藤井さん、北條さんと松浦さんのこと、「2人ともキモイんですよ」とかさらっと言わないで下さい(笑)

曲は
WOMAN RECORD
ヌルイ雨
またたく合図
いけないところで
モーターガール
幻想港町
キューティフォン
リリー
の8曲でした。曲順は不確かですが、この8曲なのは間違いないと思います。多分。