今は亡き島倉千代子は「鳳仙花」で、“鳳仙花、鳳仙花 はじけてとんだ花だけど 咲かせてほしいの あなたの胸で”と歌いました。ホウセンカの実は熟すと触れるだけで莢がはじけて、種子が飛び散ります。
そのことから学名もImpatience balsaminaで、果実が辛抱たまらずすぐはじけることを示しています。
中國南部からインドを原産地とする1年草で、江戸時代に渡来し、花壇や庭にごくふつうに植えられます。
みずみずしい茎は太くて、鋸歯のある長めの葉を密に互生します。高さ50㎝位になり、葉の付け根に直径4㎝ほどの左右対称の5弁花を2~3個つけます。花色は白、桃、赤、紫などで、八重咲きもあります。
赤い花で爪を染める子供の遊びがあり、ツマベニなどとも呼ばれます。
最近、園芸でよくみられるアフリカホウセンカは、学名そのままインパチェンスと呼ばれています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます