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全国的に豪雪となった16日、庭のロウバイ:蠟梅・臘梅(ロウバイ科ロウバイ属)にも雪が積んでいました。
冬に咲く黄色い花と香を賞して好んで庭に植えられる落葉小木です。
中国では迎春の花として重んじられ、絵画の中で蠟梅と水仙あるいは蠟梅と南天が配された構図が”歳寒の二友“として好んで描かれるそうです。
蠟梅の名は黄色く透き通った花が蝋細工に似ているところからきたとされていますが、臘月(12月)に咲くから臘梅だとする説もあります。花は前年枝の葉脇に1個ずつつき12月~2月、葉に先がけて開きます。花の径2~3cmで、花被片は多数、外側は淡黄色、内側の花弁は短くて本来は暗紫色です。
最近では園芸種として改良がすすみ、内側の花弁も黄色いソシンロウバイ(素心蠟梅)や、さらに花弁の丸いマンゲツロウバイ:満月蠟梅といわれる品種も現れているようです。('15年2月25日記事参照)
蠟梅の名は黄色く透き通った花が蝋細工に似ているところからきたとされていますが、臘月(12月)に咲くから臘梅だとする説もあります。
蝋梅はだんだん改良されて、中心部の花弁も黄色い素心蝋梅や、花弁が丸くて香りも強い満月蝋梅というのが現れています。(’15年2月23日記事)
園芸業者によると蝋梅は実生で繁殖するのがおおいので、素心蝋梅からも満月蝋梅からも多くの選別品種が生まれて、同じ名前で売られていても多少異なるものが多いといいます。
何十年か前に、縁日の露店で買った我が家の蝋梅は、原種に近いらしく、中心に黄褐色の花弁があり、花の大きさも、香りも最近のものにくらべ劣っているような気がしますが、雪を頂いた姿は、素朴なだけにてかえって可憐さが増しているように思えました。