神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

ニールセン 交響曲第5番

2005年04月30日 | 音楽
 本日のウォーキングBGM。
 1922年初演。演奏はブロムシュテット/サンフランシスコ交響楽団。
 これは先日の「不滅」よりもひょっとしたらいい曲なんじゃないかと思うほどの出来です。1楽章の前半がちょっと?ですが、後半はまことに美しい響きが聴けます。2楽章も最後までは充実した音楽が続きます。聴き終わって十分満足感を持てるすばらしい曲だと思います。でも、でもですよ、今聴いたばかりの曲でよかった部分を歌ってみろと言われても歌えないんですよ。それ位、際立ったメロディーに乏しい曲です。そんなハンディ(?)を持ちながら、他の作曲家の作品なら経過部にしか聴こえないような部分を積み上げて音楽の大伽藍を作り上げてしまうのですから、ニールセンって本当に不思議な作曲家ですね。

パッヘルベルのカノン

2005年04月29日 | 音楽
「大型連休スタート!」と言っても、特に大きなイベントの予定があるわけではありません。今日は一人で暮らしている実母のところに行って、父の墓参りをし、一緒に昼食をとりました。午後からは家内の実家に移動して、これまた先月のお彼岸に行けなかった墓参りを済ませておきました。久しぶりにまとまった時間、車を運転したので、いささか疲れました。したがって今日のウォーキングは取りやめです。
 それはそうと今、ゲーベル指揮ムジカ・アンティカ・ケルン演奏のCDを聴いていますが、彼らの弾く「パッヘルベルのカノン」は猛烈な速さです。メトロノームで測ってみると、四分音符=72くらいになります。これだけ速いと曲のイメージがまるで違いますね。個人的には普通の遅い演奏が好きです。所属するリコーダーアンサンブルでも時々合わせますが、優に倍は遅いですね。そして、演奏するたびに何と素晴らしい曲だろうかと感心します。
 パッヘルベルは大バッハより32歳年長のドイツ音楽の先人だそうですが、私はこれ以外の曲は知りません。そして、この曲を聴くといつも、パッヘルベルにとってこの曲は会心の出来だったのか、それとも数ある作品の中の一つでしかなかったのか、あるいは、自分の死から三百年後にも世界中で演奏されるようなことを想像しただろうか、といったことを考えてしまいます。

ニールセン 交響曲第4番 不滅

2005年04月28日 | 音楽
 本日のウォーキングのBGM。
 初演1916年。演奏はブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団。
 かなり有名な曲ですが、今回初めて聴きました。感想としては、まとまった良い曲だと思いました。個人的には3楽章が気に入りました。でも他の楽章もそれぞれ魅力的ですね。相変わらず(?)主題のメロディーに魅力がないのは本当に残念ですが、曲全体の展開はよく出来ています。それとこの人の曲は、主題が明確でないため、いわゆる経過部が延々と続いているように聴こえますが、それでも曲としての推進力があるのはある意味不思議です。ひょっとして、編曲をやらせれば、抜群だったのではないでしょうか。
 今回調べてみて初めて知ったのですが、ニールセンはシベリウスと同じ年に生まれています。シベリウスの交響曲第5番の初演が1915年ですから、同じような歩みをしていたのでしょうね。5歳年上のマーラーの交響曲第9番の初演が1912年なので、ニールセンもシベリウスもマーラーの曲は知っていたと思います。でも、シベリウスにはその影響は私には感じられません。その一方、ニールセンの曲には、随所にマーラーを感じてしまいます。特にティンパニの連打の上に、金管が咆哮するところの響きはかなり似ているように思います。この曲の最後の部分はどう聴いてもマーラーの「復活」の最後を思い起こさせます。一方、この曲の3楽章の特に始めの部分の響きは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(1937年初演)の一部分と非常によく似ていると感じました。ショスタコーヴィチはこの曲を知っていたのでしょうか。興味のあるところですね。

東京日帰り出張は疲れます

2005年04月27日 | その他
 今日は東京へ日帰り出張しました。若い頃は週に三回東京へ日帰りしたこともありますが、いくら「ひかり」から「のぞみ」に替わっても、この歳になるときついですね。唯一いいのは、まとめて本が読めることでしょうか。今日もかなり読めました。
 最近気づくのは、社内でパソコンを開いている人が増えたことです。これも技術の進歩のおかげでしょうね。でも画面が周りから見えてしまうのはいまいちです。正面からしか見えなくするシートもあるようですが、あまり普及していないようです。中にはずっとDVDで映画を見ている人もいます。
 車内にはときどき妙な人もいます。だいぶ以前の話ですが、ドイツリートの楽譜を見ながら小声で唄っている人がいました。私は近くで本を読んでいたのですが、その声が気になって仕方がないので、注意して止めてもらった経験があります。頭の中で何を考えていても他人のじゃまにはなりませんが、音を出されるのは困りますね。

ニールセン 交響曲第3番 ニ短調 大らかな交響曲

2005年04月26日 | 音楽
 初演1912年。演奏はブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団。
 1楽章はかなりせわしない感じで、どこが大らかなのかよく分かりません。2楽章はボーカルを入れてずいぶん大らかになったのですが、ここまでの感想は「この人メロディーよう作らんのかいな」です。はっきり言って魅力あるテーマがないので、後で口ずさむことがほとんど不可能です。でも3楽章になるとまあ、あまりメロディーの要素が大きくない曲想のせいもあってか、相当聴きやすくなって、最後は堂々の4楽章となります。この4楽章「マーラー風やないか」といえばそれまでかもしれませんが、かなりいい曲で、十分な聴き応えがありました。これならまた聴いてみようかなという気にさせます。

今日は尼崎は大変

2005年04月25日 | その他
 朝のJR事故で私の仕事場の窓からも報道のヘリコプターが飛んでいるのが見えました。数えてみると8機も飛んでいました。5機くらいが大きく旋回していて、その外に3機ホバリングしていたのですが、あれだけの数が飛んでいて、よくぶつからないものだと感心しました。ああいう場合どうやってお互いの位置取りをするのでしょうか。たがいに自己主張するとすぐ空中衝突しそうな状態に見えましたから、何らかのルールがあるのでしょうかね。
 私の職場では通勤時間を過ぎていたせいもあり、幸い事故にあった人はありませんでしたが、私もJR通勤ですので、他人事とは思えません。しばらくは電車がオーバーランでもしようものなら、皆その駅で降りてしまいそうですね。

テクニカルライティング(通信教育)頑張ってます

2005年04月24日 | 翻訳・英語
 今日は日頃の遅れを挽回すべく、朝から英訳の練習問題に取り組みました。プロポーザルの例文を英訳するというものですが、もとの問題文の日本語自体がしっくりこなくて、そちらの方を直したくなってきます。日本語であれ、英語であれ、むだのない明解な文章が望ましいですね。
 それにしても英語の冠詞の使い方はよく分かりません。冠詞の専門書を買ってきて読むのですが、いま一つ「分かった」という感じにはなりません。米国と英国でも違うようで、米国の方に無冠詞のケースが多いという記述もありました。まあ、言葉というものはルールに則って作られるものではなく、自然発生的に形成されてくるものですから、ある程度の幅があるのは当然なんでしょうね。結局は大量の英文に接していくしか、修得方法はないのは分かっているのですが、フルタイムの仕事を持っていますと限度もあります。通勤電車で読んでいるペーパーバックも、もっと実務に近いものに変えていかないとだめかも知れませんね。

今日はリコーダーアンサンブルの練習日

2005年04月23日 | 音楽
 月一回の練習日ということで、今日も三時間半、ほとんど休みなく吹いておりました。そのときは充実しているのですが、後でどっと疲れが出ます。歳ですね。
 練習したのはバロックがほとんどでしたが、新しい(?)ところでは、久石譲さんの「君を乗せて」も練習しました。これは、吹いてて気持ちのよい曲ですが、たくさんでてくるシンコペーションに、ちょっと慣れが必要ですね。
 練習日が来るたびに、普段から練習しておかなければと思うのですが、終わるとすぐ忘れてしまいます。なにか難しい曲を取り上げて、なんとか吹けるようにしないと迷惑がかかる、といったプレッシャーでもかけないと、なかなか毎日練習するようにならないでしょうね。とりあえず、次回にはベースも吹けるように練習しておかなくては。

ベースリコーダー買いました

2005年04月22日 | 音楽
 先日東京へ出張した際に、銀座のヤマハでベースリコーダーを買いました。前から欲しかったのですが、神戸あたりの楽器屋ではせいぜいテナーまでしかおいてません。しかたなく東京で買うことになりましたが、今まで味わったことのない低い音にうれしくなりました。指使いはアルトと一緒なので、後はヘ音記号を読む練習だけです。というよりベースリコーダーの教則本は見たことがないですね。アンサンブルには欠かせないパートなので、今から楽しみです。頑張って練習します。

シャーロットタウンは雪が降ったようですね

2005年04月21日 | その他
 先週末からおだやかな春の日が続いているなと思っていましたが、今朝は雪が少し積もっています。過去24時間の画像で見ると、昨晩降ったようです。シャーロットタウンは北緯46度、稚内と同じくらいですから、まあ不思議はありませんね。ここも五月になると日本からの観光客がどっと増えるのでしょうね。私も今年はどこかへプライベートで行きたいものです