神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

ベートーヴェン ハンマークラヴィアOp.106

2012年03月24日 | 音楽
ご存じベートーヴェン最大のピアノ・ソナタ。
かのピーナッツのシュレーダーが思いっきり準備運動をしてとりかかった曲です。
この曲の聴き比べを半年くらい前にやりました。聴いたのは下記のピアニスト達。
・バックハウス
・ケンプ
・ポリーニ
・ギレリス
・アラウ
・グルダ
・シュナーベル
・アシュケナージ
・ブッフヴィンダー
・ソロモン
とにかく長い曲なんでウォーキングBGMだけで聴くのにはずいぶん長期に亘ってしまいました。
で、感想なんですが、第4楽章がちゃんとフーガに聴こえたのはアシュケナージだけのように思いました。他の楽章はともかく、この4楽章だけで私にとってはベストでした。

SMILEY'S PEOPLE/LE CARRE

2012年03月17日 | 翻訳・英語
ようやく読み終わったという感想です。池乃めだかの「今日はこのくらいにしとったるわ」という感じですね。
要はスパイものなんですが、なんせ文章が難しい。こんなに辞書を引いた本はありませんね。
 もうずいぶん前のことですが、同じ作家の「The Little Drummer Girl」というのを読みだして10ページで投げ出した記憶があります。この本もそれに懲りてずっと本棚のこやしになってましたが、この際片付けとこうと一念発起して読みました。内容も半分くらいしか理解できてないんですが、雰囲気は味わえましたね。でもほかの作品を読んでみようとは思いません。英語によほど自信のある方はどうぞ。ちゃんとした英語であることは確かです。

フォーレ ヴァイオリン・ソナタ第2番

2012年03月10日 | 音楽
先日5枚のCDを続けてウォーキングBGMで聴いた中の1曲。
演奏はRenaud Capucon(Vn)とMicholas Angelich(Pf)。
この演奏はすごく印象が良かったです。この全集を聴いたあと、Christian FerrasとPierre Barbizetの演奏も聴いてみましたが、Capuconの方がずっと良かった。一番気に入ったのはヴァイオリンとピアノのバランスでしょうか。要は対等に聴こえるというところがポイントです。私は昔からヴァイオリン・ソナタのピアノが好きになれませんでした。総体に目立たなく弾いている感じで、それこそ「伴奏」にしか聴こえません。もっとピアノが前に出てこないと音楽的に面白くないのになあと、ずっと思ってました。そんな中でアルゲリッチが参加している室内楽ではピアノが本来の役割を果たしていて気に入ってましたが、このフォーレもその面がいいですね。一昔前の録音なんか、ピアノが主題を弾いてるのに、伴奏に回ってるヴァイオリンの方が音が大きいなんて不自然なこともよくありました。ヴァイオリニストの方が自己顕示欲が強いんでしょうかね。現実にはあんなバランスになるはずありませんよね。とにかく、これはいい演奏だと思います。