神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)

2010年10月21日 | その他
 先日読みましたが、感動しました。
内容はすでにご存じの方がほとんどでしょう。私もそうでしたが、やはり概略を知っているのと、実際にこれだけまとまった文章を読むのではまるで違います。いかに「東京裁判」が欺瞞に満ちたものであったか、また「A級戦犯」という言葉に何の意味もないことが本当によく分かります。日本国民必読の書です。中学では難しいかもしれませんが、高校の副読本にはするべきでしょうね。

Conferring with the Moon

2010年10月11日 | 音楽
本日の読書BGM。というよりCD入れの奥の方にあったのを流していると本が読みたくなった、というのが本当です。
「月に向って/ウィリアム・アッカーマン」というアルバムなんですが、これがまことに雰囲気があって、なおかつ邪魔にならないという稀な音楽です。これを流しながら(聴きながらではありません)定年関係の本を読んでると内容が心に染み(?)ますね。

ブラームス 交響曲第4番

2010年10月10日 | 音楽
 本日のウォーキングBGM。演奏はベーム/ウィーンフィル。
 久しぶりに聞きましたが、感動しました。素晴らしい音楽ですね。なのでいつものコースに加えて、全曲終わるまで家の周りの街区をぐるぐる回りました。いつも思うのですが、音楽というのは劇や小説のような具体的なストーリーが何ひとつなく、絵画や彫刻のような具象性もなく、ただ音だけなのになぜ感動できるか、ほんとに不思議です。
 これが映画音楽などでしたら、結びつけて思い浮かべる場面等がありますので、それと合わせて楽しむことができますが、こういう器楽曲にはそういうものもありません。それで感動できるのですから、その曲の持つ力が桁外れなんでしょうね。
 ところでブラームスの曲というのは、高校生時代にはそれまで聴いていたベートーヴェンなんかと比べて、なんてぎくしゃくした音楽なんだろうと思ってましたが、一旦はまりだすとそういう特色が劇的効果につながるように感じるようになりました。聴く方も成長するんですね。

60歳からの暮らしの処方箋

2010年10月02日 | その他
 幻冬舎ルネッサンス新書の中の一冊。
 つい最近読みました。この手の本は前からよく読んでますが、こんなに毒にも薬にもならないのはめずらしいですね。なんかあるんじゃないかと最後まで読んだ自分が馬鹿でした。時間とお金の浪費。
 この著者はおよそ自分の意見のない人ですね。役に立つ生き方のヒントもなく、反発するほどの考えもなく。いったい何が言いたいのかさっぱりわかりません。まるで出来の悪い日記を読まされてる気分です。速攻でごみ箱行きでしたね。私はなにがしかの良い点がある本だったら特に取り上げなくてもいいと思っていますが、この本はお金の無駄だと思いますので、あえて感想を書いておきます。