神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

子犬のワルツ

2009年09月27日 | 音楽
 最近練習してる曲の一つです。50代後半の小父さんにはおよそ似合わない曲なんですが、指の練習もかねて取り組んでいます。この曲を弾かれた方はお分かりでしょうが、ゆっくり弾いている分にはさほど難しくありません。要は速く弾けるかどうかがポイントで、別名『Minute Waltz』と呼ばれるくらいですから、1分くらいで弾けということらしいですね。私の腕ではとてもとてもといったところです。今はまだ『セント・バーナードのサラバンド』といったところでしょうか。せめて『柴犬のメヌエット』くらいにはしたいですね。それと後半部分の導入部でトリルが4小節続きますが、これの数がいくつ入れればいいのかよく分かりません。今の遅さだったら16分音符と等価で入るんですが、これ以上速くなるとそんなに入れられないでしょうし、最後は勘でやるしかないんでしょうね。

THE THIRD SECRET / Steve Berry

2009年09月20日 | 翻訳・英語
 ファティマ第三の謎をめぐるバチカンもの(?)です。キリスト教徒はこの手の話が好きなんでしょうね。でもこのお話を読んでると、キリスト教の神というのは日本の神道とは比べ物にならないくらい人間くさい感じがします。もう少し人間と距離を置いたらいいと思うんですが。でないと、人間だけがこの世で特別の存在であり、特にその中でキリスト教徒は別なんだ、という思想になりそうで、どうも一神教は排他的に陥りやすいように思いますね。
 ともあれ、前に読んだ『ANGELS & DEMONS』のおかげでコンクラーベの場面もよく分かって面白かったですし、全体によく考えられていてお奨めです。

ピアノの技法

2009年09月19日 | 音楽
 チャールズ・クック著。堀内敬三訳。音楽之友社。
 昔読んで、ずいぶん影響を受けた本です。練習方法についてすぐに応用できる有用な知識がたくさん書かれています。また特にレパートリーを作る考え方がいいですね。なかなかできませんが…。
 昭和29年に第一刷が出され、私が買ったのが昭和54年(1979)第十刷ですから、ロングセラーなんでしょうね。今でも入手できるようです。
 とにかくアマチュアのピアノ愛好家には大変参考になる本で、時に読み返してみるとさまざまな発見があります。訳文はさすがに古色蒼然で、ソナタは「奏鳴曲」と書かれていますが、もともと1941年の本ですから雰囲気があっていいと思います。ピアノを趣味にされている方はぜひお読みください。

ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」

2009年09月08日 | 音楽
 本日のウォーキングBGM。演奏は横山幸雄(P)/ジャパン・チェンバー・オーケストラ。作曲者39歳の作品。これぞベートーヴェンという名曲ですね。
 最初はあまりにもあっさりした演奏なので、物足らなさを感じました。第2楽章の主旋律も、もう少し粘ってもいいんでは、とも思いました。でも第2楽章の後半、例のピアノが分散和音で伴奏に回る部分は、まことに気持ちの良いインテンポで素晴らしい。第3楽章もちゃんと6/8拍子だと分かる演奏で、これまた好印象。こういう演奏を聴くとベートーヴェンは古典派なんだなと思いますね。それとともに、こういう演奏では第1楽章が物足らなく感じるのは、この曲が古典派の枠を超えているからかな、とも思いました。