神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

the fat ladies club: facing the first five years

2011年03月14日 | 翻訳・英語
 例によって洋書バーゲンで表紙だけ見て買った本です。題名からしてダイエットの本だと思ったんですが、全然違いましたね。子育てに奮闘する4人の女性の寄せ書き集とでもいいのでしょうか。子育てもずいぶん昔に卒業した身としては、ずいぶん懐かしい思いを持ちながら読みました。英国での話なんですが、2、3歳になるとすぐに保育所に預けて働く様子が書いてあり、昨今の風潮なんでしょうが、私たち旧世代にはちょっと考えさせられました。
 読んでから分かったのですが、これは最初にThe Fat Ladies Club: The Tale of Five Friends Facing the Fearful Prospect of First Time Motherhoodという本が出され、好評だったので続編ということのようです。確かに内容的には面白いんですが、文章的にはちょっとすんなり読めないところもあります。いずれにしても子育て経験がないと共感しきれないかも。

定年と読書/鷲田小彌太

2011年03月06日 | その他
 なかなか面白かったですね。ただし前半分くらいまでですけど。後はちょっとくどい。開高健と谷沢栄一にこだわり過ぎです。私も谷沢栄一はいいとは思いますが、一回言ったら分かりますって。それと読書の効用は認めますが、そこまで持ち上げますかね。
 定年後の仕事は過去の蓄積を活かそうとするより、新たな方向を切り開いていく方がよいという考えは、確かにそうだと思いますね。また、句読点の部分も参考になりました。音楽が受動的な芸術というのも半分正しいと思いますが、そんなに単純ではないとも思いますね。