神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ

2009年12月26日 | 音楽
1、2番続けて聴きました。演奏はクレーメル/アルゲリッチ。
今回改めて聴いてみて、1番の方が面白いと思いました。2番はもともとヴァイオリン曲ではありませんでしたから、その分割り引かないといけないかもしれませんが。演奏はなかなか迫力があっていいと思いました。特にテンポの速い楽章は圧倒的ですね。あえて注文するとすれば、2番の1楽章はもう少し自然に流してほしい気もします。
 アルゲリッチが加わった室内楽を聴くといつもそうですが、他の演奏家ではここまでピアノが表に出てこないような気がします。これはアルゲリッチが弾いてると思うからそうなのか、それとも他の室内楽専門のピアニストとは弾き方そのものが違うのかは分かりません。一度専門家に訊いてみたいところですね。

GOD IS NOT GREAT/Christopher Hitchens

2009年12月20日 | 翻訳・英語
ようやく読み終えました。読んでみると想像以上にまじめな本でした。当たり前ですが宗教関係の単語がやたらと多く、最近洋書を読んでてこれほど電子辞書のお世話になったことはありません。おかげで読むのが遅々として進みませんでした。
 内容は大変興味深いのですが、それほど革新的なことが書かれているわけではありません。読んでみて思ったのですが、日本人の私から見るとこの著者の無神論はキリスト教的無神論とでも言いたくなりますね。一神教の対極としての無神論とでも言いましょうか。要は「all or nothing」です。
 確かに聖書とか読んでても、まあこんなことある訳無いよな、と私は思います。処女懐胎なんて本気で信じてるんでしょうかね。でも、そんな私が無神論あるいは唯物論かというとそうでもないんです。神社に行くと真剣にお祈りします。個人的に不思議な体験をしたこともあります。自分の考えを分析してみると、この世には人知を超える何かがあるようには思ってるんですが、それはそれこそ人知を超えてますから、人間が考え出した現実のものが神ではありえないという考えです。
 そう考えると日本のいわゆる神道という、教義も何にもなさそうなアバウトなものが結局私にはぴったり来るんでしょうね。

ベートーヴェン ミサ・ソレニムス

2009年12月14日 | 音楽
 ウォーキングBGMとして聴きましたが、三日かかりました。演奏は名盤の誉れ高いクレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団です。
 この曲を聴いたのはもう20年振りくらいになるでしょうか。このCDも数年前に買ってなかなか聴けずにいました。確かに気軽に聴く曲じゃないんですけど、それにしても久しぶりでした。で、この演奏ですが、確かに立派な演奏です。以前聴いたベームの演奏よりインパクトがありますね。この曲を聴くと最初のキリエとグロリアで大体疲れてしまうんですが、今回もそうでした。空前絶後のものすごい曲だと思いますね。聴いてて、この曲を知らない人に説明するフレーズを思いつきました。「第九の四楽章が1時間以上続いているような曲」です。誤解されるだろうなとは思いますが、興味は持ってもらえるんではないでしょうか。
 おまけについていた「合唱幻想曲」も聴きましたが、この曲は第九の四楽章のプロトタイプ、という以外の意味はあまり感じませんでしたね。よく分かりませんでした。

これはだめです

2009年12月12日 | その他
この間の総選挙以来、テレビを見るのがいやになっているんですが、今回の天皇陛下と支那の副主席との会見ごり押し。これは最後の一線を越えてますね。さすがの私も頭にきまして、さきほど抗議メールを複数箇所に送っておきました。
陛下の政治利用などあってはいけないことです。このようなあからさまなルール違反を平気でやるのは選挙前から想像してましたが、なんで国民の大多数は気づかないんでしょうね。ほんと憂鬱です。
 この種のコメントは本ブログの主旨からは外れるんで、書かないでおこうとも思ったのですが、今回のことはあまりにひどいので書いておきます。

大腸ポリープ切除

2009年12月10日 | その他
 以前の健康診断の便潜血で引っかかりまして、昨日内視鏡検査を受け、その際に直径7mmのポリープを切除しました。内視鏡検査自体初めてでしたが、割と簡単な印象を持ちました。腸内でファイバーの向きを変える際に少し痛い感覚もありますがそれほどではありません。それにモニターに写る自分の大腸の内部を眺めているとついそちらに引き込まれて、ほかの事に気が回らなくなります。結局その場で見つかったポリープは1個で、これはモニターを見ていて私でもすぐに分かりました。熱線で焼ききって、そのあと留め金みたいなもので2箇所傷口をふさいで終わりです。これまた簡単なものですね。これだったら毎年受けてもOKかなと思いました。ただ、準備段階で腸内をきれいにするため、2000ccの洗浄液を2時間で飲むのがきつかったですね。ただ単に水を飲むのがこんなにしんどいとは思いませんでした。この部分だけは我慢ですね。
 今回は経過観察もかねて一泊入院でしたが、何十年ぶりかで病院のベッドで寝ているといろんなことを考えます。入院というのは人生を考えるいい機会になるかもしれませんね。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番、第4番

2009年12月05日 | 音楽
つい最近のウォーキングBGM。演奏はブレンデル、レヴァイン/シカゴ交響楽団。
ライブ録音なのですが、立派な演奏だと思います。この2曲を集中して聴かせられたことはまれな経験です。
 このブレンデルという人は、私はあまりというかほとんど聴いていません。このCDも買ってから10年くらいしまいこんでいたものですが、もういい加減に聴かないとと思ってiPodに入れました。どうもあの風貌に親しみがもてないんで、ちょっと敬遠してるんですね。でも演奏は素晴らしいです。一点非の打ち所がないという表現があてはまりそうですね。オーケストラはちょっと派手かな。