不思議な物語です。特に前半の警官ダニエルが主役の部分は面白かったですね。種明かしがあってからの筋書きはそれほど驚く話ではないんですが、登場人物に個性があって良いですね。でも東洋人にとってはなじみのある主題だし、安易な恋愛至上主義もちょっと興ざめですが、まあまあお奨めめですね。それにしてもキリスト教徒は神をも恐れないんでしょうか。もう少し謙虚に運命を受け入れるべきです。
私の好きな楽章です。youtubeでいろいろ聴いてみましたが、その中で一番良かったのはケンプでした。この人の演奏の魅力はちょっと言葉では表現できませんね。まあ音楽だから当たり前かも知れませんが。で、他はあんまり感心しませんでした。シフはもともと肌に合わないので×。ファジル・サイは??グレン・グールドは結構面白いと思いましたが、いかんせん速い。Maria Grinbergという女性の演奏はテンポは良いと思いましたが、やや緊張感に乏しい。…なんぞとえらそうなことを書いてますが、要は好みの問題でしかありませんので、ファンの方は気を悪くなさらないように。その時の体調によっても感想は変わるはずです。でも居ながらにして聴き比べができるので、いい時代になったなと思いますね。
最初の30-40頁くらいまではまあ面白い。これからどうなっていくんだろうという期待も持たせます。でもそこから後ははっきり言ってつまらない。ご都合主義のストーリーでやたらドンパチやってるだけです。登場人物にも深みがない。敵役の人物が一番魅力的です。まあ、シリーズ物のせいもあって、登場人物の紹介がなく、背景も分からないせいもあるんでしょう。これでThe New York Times Bestsellerなんですね…