神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

DECEPTION POINT/DAN BROWN

2007年11月21日 | 翻訳・英語
 有名な「ダ・ヴィンチ・コード」の作家。私は2冊目ですが、面白いですね。やや荒唐無稽でリアリティに欠けるところもありますが、とりあえず楽しめます。この作家に限らず、最近のエンタテイメント小説の傾向だと思うんですが、この本もそのまま映画になりそうな構成が特徴です。非常に視覚的であり、複数の場面が平行して進んでいきます。
 中身は北極の氷の中から隕石が見つかって…という話なんですが、題名からも明らかなようにこれがインチキ。こんな見え見えの題名じゃ面白くないんでは、と思ったのはよけいな心配でどんどん引き込まれていきます。黒幕の動機がちょっと弱いかな。

寒くなりました

2007年11月18日 | その他
 最近急に寒くなりました。毎年思うんですが、季節が変わるときはほんの1週間くらいで変わってしまうような気がします。寒くなるときは、つい先日まであんなに暖かかったのに、ということが多いですし、暑くなるときも一瞬にして夏になる感じがします。季節の変化はアナログ的ではなくて、デジタル的なものなのかもしれませんね。

シベリウス交響曲第6番

2007年11月13日 | 音楽
 本日のウォーキングBGM。演奏はベルグルンド/ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団。初演は1923年。作曲者58歳。
 実はシベリウスの作品で最も好きな曲です。清々しい疾走感が魅力ですね。シベリウスにはよくこの疾走感というか、スピード感に溢れた部分があるように思います。今日も聴いていて、まるでスキーで滑っているような感じを受けました。それといわゆる現代音楽では全くないのですが、時に現れる現代的な響きも素晴らしいですね。お奨めです。

忙しい

2007年11月11日 | その他
 なんか最近忙しいです。この忙しいというのは実は曲者でありまして、これまでの経験から言えるのは、自分が忙しいと思うのは、大体において無意味であることが多いですね。自分でもこれは意義があることだ、と思ってやってるときは、仕事の多さというのは気にならない、したがって自分では忙しいと思わないようです。勝手なものだ、といえばその通りですが、やはり「忙しい」というのは字の通り「心が亡び」てるんでしょうね。まあ昔のTVコマーシャルでありましたが、「いい日もあるさ」ということで、肩の力を抜くしかないですね。

エディターソフト

2007年11月05日 | その他
 エディターソフトも使い始めてからずいぶん経ちます。もっともこの種のソフトの存在を知ってからでも、windows付属のメモ帳との違いが分からず、インストールするまでに何年も過ぎたのですが、今や、仕事でもプライベートでもこれほど使うソフトはありません。特に書き込んだURLからすぐにそのサイトに接続できるのが便利ですね。
 職場でも業務日誌をこのソフトで作っているのですが、とにかく電話をする際にもそのまま内容を入力していきますので、こちらに転勤してから16ヶ月の間に入力したのが、すでに7000行を超えています。もちろん手入力だけでなく、インターネットからテキスト文書をコピーしたのも多いので、それほど手間がかかっているわけではありませんが、検索ができるのでとても便利ですね。
 プライベートでも、将来の海外旅行に備えて、行き先別にテキスト文書でデータベースを作っていますが、関連情報のURLとか、旅行のヒントとかをどんどん書き足していってもすぐに参照できるのが便利です。難点はテキストしか使えなくて画像が入れられないことなんですが、そのおかげで動作が軽いという面も捨てがたいですね。でも、これって他人にその効用を説明するのが難しいソフトでもあります。大げさに言うとライフスタイルに合わないとだめなソフトかもしれません。

人間関係

2007年11月04日 | その他
 仕事の悩みの大部分は詰まるところ人間関係の悩みではないでしょうか。過去三十年以上の経験からそう思います。若い頃は、誰もが幸福になりたいと思っているのになんで協力できないのか不思議な思いもありましたが、今では、誰も「自分」が幸福になりたいので、利害が一致しない場合があるんだと達観するようになりました。で、大抵のことは何とも思わなくなってきましたが、最後に残るのは虫が好く、好かない、という何とも単純な感情の問題ですね。これは理屈ではないので、合理的な解決策がなく、表面上感情を押し殺して折り合っていくしかありません。まあそういう場合は、お互い何となく感じるので、必要以外は極力話をしない、という状況に自然になるようです。というわけで来週も仕事に精を出しましょう。

ICEBOUND/KOONTZ

2007年11月02日 | 翻訳・英語
 旱魃救済のため、北極の氷山を切り取って持ってこようということから始まるお話です。Prison Of Ice(1976)の改訂だそうで、確かに初期の作品の雰囲気があります。人物表現も後年の作品に比べてあっさりしていて、物足らない部分もありますが、逆に筋は追いやすいですね。お話自体は単純でそれなりに楽しめましたが、まあ最近の作品のほうが面白いですね。