神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

Vespro della Beata Vergine/Claudio Monteverdi

2010年08月27日 | 音楽
 今週のウォーキングBGM。演奏はJohn Eliot Gardiner: English Baroque Soloists, His Majestie's Sagbutts & Cornetts, Monteverdi Choir。
 モンテヴェルディという作曲家は、昔々のNHK-FMの「バロック音楽の楽しみ」という番組で時折紹介されていましたが、あまりなじみのない作曲家です。このCDもずいぶん昔に買ったまま聴かずに置いていたのですが、今回初めて聴きました。聴いてびっくりしました。この題名『聖母マリアの夕べの祈り』からはちょっと想像できない音楽でしたね。すごくドラマチックな感じがしました。まるでイタリアオペラみたい。これがバッハの時代の100年以上前の音楽とはとても思えません。
 今年旅行先のパリのノートルダム寺院で、聖歌隊がルネサンス時代のミサ曲を練習しているのに出くわして、その演奏の素晴らしさに驚いた時にも感じましたが、西洋音楽の歴史の重みを改めて思い知らされますね。こんな音楽を代々聴きながら育ってきてるんですから、民謡と演歌で育った我々とは何かが違うんでしょうね。

Idylle, Pièces Pittoresques/Chabrier

2010年08月09日 | 音楽
本日のウォーキングBGM。シャブリエのピアノ曲から一曲。演奏はRena Kyriakou。
以前からお気に入りです。というか他の曲はあんまりピンと来ません。きれいなメロディーですね。ぜひ一度お聴きください。
シャブリエはフォーレとほぼ同年代の作曲家ですが、フォーレと比べるとちょっと分が悪いですね。器楽曲中心らしいですが、私は2枚組のピアノ曲のCDしか持ってません。ドビュッシー、ラベルのような革新的な感じはしないので、そこが弱いんでしょうか。

アルク翻訳大賞

2010年08月01日 | 翻訳・英語
 今回も実務翻訳に応募しました。
 課題はペプシの新製品開発についてでしたが、内容的には面白かったですね。でもいつも思うことですが、訳文は凝りだすと際限がないですね。ひとつひとつの単語はもちろん、助詞や句読点など、日本語の表現の幅の広さに毎度気づかされます。そしてどんどん深みにはまっていって身動き取れなくなることもあります。ありとあらゆるパターンを考えて、ようやく自分なりに結論を出すんですが、そういった時の文章はそんな苦労をしたにも関わらず得てして平易なんですね。とりあえず自分としては、読んでみて抵抗のない文章が理想でしょうか。
 それで思い出しましたが、先週読んだ「脳に悪い7つの習慣」(幻冬舎新書)。これは読みにくかったですね。仰ってることは正しいんでしょうが、よく理解できませんでした。