日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第60回例会(平成22年12月16日)

2011年06月12日 | 例会報告
先生の講義の後、楷書行書の課題について、各自持参の書の添削を受けた。課題は孔子廟堂之碑から「絶於終古皇」本年最後の例会のため日比谷ビル地下一階のレストランで忘年会が行われた。
小林先生から次のようなお話をいただいた。
 書がうまくなるには、三段階上達する必要がある。
1.初めは基礎的な「習字」の練習
2.次は芸術的な「書道」への上達
  特に紙の大きさの変化に合わせた美的センス(アンバランスの美)が求められる。
3.その上は個性とか豊かな人間性のある「書」が求められる。いわゆる展覧会における賞作品。
 当会は愛好会であるから楽しく、習字をすれがいいが、上達を目指す以上、念頭に置くべき。
 以上(榎 記)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第59回例会(平成22年10月18日)

2011年06月12日 | 例会報告
1、例会の冒頭、去る10月31日に逝去された小林前会長を悼み、小林前会長がお座りになっていた席にお花を置き(篠原会員持参)、全員で黙祷を捧げた。
 前会長は今から丁度5年前の平成17年、日比谷同友会のサークルとして新たに発足した書道愛好会の立ち上げにご尽力され、以後初代講師斎木哲先生ご指導のもと、書道愛好会の活動を軌道に乗せていただき、また斎木先生がご都合で講師を引退された際には、現小林先生招聘に奔走され、書道愛好会の継続、発展に引き続き意を用いられた。前会長のご功績にあらためて感謝申し上げます。
 前会長はご自身の体調が必ずしも思わしくない中でありながら、例会活動に意欲的に取り組まれ、特に日比谷同友会創立40周年記念合同サークル展には、率先して作品作りに取り掛かり、お陰で全員が出展に漕ぎ着けることができた。体調と闘いながらのこうしたご努力が実り、今年3月には見事初段をクリアされ、「喜峰」の雅号を受けられた。
 課題作品はもとより、創作書道では味わいのある作風で小林先生からもたびたびお褒めの言葉を頂いていた。
 小林前会長のご冥福を心からお祈り申し上げます。
  2、書道愛好会では、希望者が毎年3月と9月に「墨心書道研究所」の検定を受けているが、去る9月の検定では、小田原会員が見事初段をクリアするなど、受験者全員が昇段した。
 段位が上がるにつれて検定科目が厳しくなってくるが(半紙のみの楷書、行書、草書3体から、半紙3体プラス半切の楷書、行書2体へ)、会員のさらなる精進により、今後の昇段も期待できそうである。
 3、先生の講義では、まず書を学ぶ者が必ず耳にする書家について、先生が秘蔵本を数冊持参され、全員が廻し読みの形で拝見した。
 このうち、このうち、顔眞卿については明治以降の日本の書家や看板書きの手本となったこと、欧陽訽については現在の小・中学校の書道の教科書のベースになっていること、などの説明があった。
 次いで今回の検定受検で共通的に見られた運筆の問題点について指導が行われた。
 まず「無」の下の4つの点(列火)について、4つの点の並び方、それぞれの点の起筆、送筆、収筆(4つの点のうち、両端の2点は点の書き方でなく線の書き方で、また真ん中の2点は、点の書き方で書く)について、白板上に筆の動きを示しながら指導が行われた。
 同様に最も基本的な線画である「一」について、45度で起筆し、収筆も45度で収めることなど、各会員ごとの癖の修正指導が行われた。
 この後、12月の課題「合舞釋菜無」について個別指導、添削が行われた。                                          

(谷田貝 記)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第58回例会(平成22年10月21日)

2011年06月12日 | 例会報告
先ず先生の講義は色紙を書く場合はどの様な文字を書くのか座右の銘を書く
 1、 一期一会
 2、 祥瑞(おめでたい時)
 3、 泰然自若
 4、 乾坤輝(なにかやる時ここで一発という時)
 5、 光明盛大
 6、 行雲流水(宗教関係、自然そのまま)
 7、 和顔愛語(西郷隆盛が良く書いた。)    等
  色紙は大きさ、形が決まっているので、納まる様また落款をどこに捺すか余白を考えながら書く。
 その後筆順について講義があり、現在学校などで教えているものとは習字・書道は異なる場合があり草書の筆順は流れにより異なることが多い。
 次に10月課題の添削をご指導いただきました。
  平成22年10月30日
  第7回笑隣会錬成会  銀座ラフィナートにて開催されました。
 先生がご指導なさっている各教室の方々研修です。
 習字・書道・創作についての講義の後、各級・段位者の課題作品制作提出と批評会、先生の書作品作成実演があり日比谷同友会書道愛好会から4名が参加いたしました。
  尚、11月は筆者が休ませていただきましたので、谷田貝氏に寄稿をお願いいたしました。                               

(後藤 記)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第57回例会(平成22年9月16日)

2011年06月12日 | 例会報告
8月は例年休会となり、9月現在会員は13名です。
 3段(1名)準3段(1名)2段(2名)準2段(3名)初段(1名)
 準初段(1名)1級(2名)6級(1名)新会員(1名)
 先生のご指導のもと、皆さん腕をあげております。
 例会は1時間早めに集まり話し会いをもちました。
 1、 小林会長退会に伴う新役員の選出の件
 2、 小林会長を顧問推挙の件
 3、 会則制定の件
 4、 その他
 等を話し合いが行われ、小林会長は体調不良のため退会を申しでられておりましたが、これまでのご尽力に敬意を表し退会ではなく顧問として残っていただくことといたしました。
 新会長には岩場 洋氏
 新副会長には谷田貝 清氏とし、会発展のためご尽力いただく事となりました。
 その後先生の講義となり当て字によるなるほど思う熟語を楽しく面白く講義受けました。
 虎無沙汰(コブサタ・阪神タイガースの優勝)
 苛苦復興(イラクテロ)
 愛米何処(アイマイドコ・米の盗難)
 踏切限慢(フミキリゲンマン・開かずの踏切)
 後世捻金(コウセイネンキン・年金世代格差解消)
 八方酒税(発泡酒の増税)
 白寿喝采(ハクシュカッサイ・三浦敬之氏99才でアルプススキー)
  次にいつもの通り9月の課題添削に入り厳しくもやさしく丁寧に個々の会員にご指導いただきました。
(後藤 記)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第56回例会(平成22年7月15日)

2011年06月12日 | 例会報告
①、例会は何時ものように先生の講話から始まり、今日は「五味、五色、五法」について話をされた。
 五味~五種類の味の総称のことであり、鍼(塩からい)、苦(にがい)、酸(すい)、辛(からい)、甘(あまい)をいう、もう一つの例として、サ(砂糖)シ(塩)、ス(酸)、セ(醤油)、ソ(味噌)かある。
 料理に胡麻を入れると味が良くなるので、味を「ごまかす」のだと冗談を言われた。
 五色~赤、青、黄、白、黒五法~煮る、焼く、あぶる、蒸す、あげる、五種類の料理方を云う。
  ②、次いで前月の課題作品「流若鏡青」(孔子廟堂之碑から)と個人別手本の行書、草書について用筆、筆脈、書形など、先生のご指導を本人のみならずメンバーが回りを囲んで、我が事のように熱心に見聞していた。
 そこで筆使い等で注意された部分は「ここで直ぐに書いてみて下さい」と先生の席で復習した人もおられた。
 続いて前回の趣味の書「天の川」「五月雨」「枇杷」について講評をいただいた。
  ③、例会終了後、恒例の暑気払いが地下で行われた。
 乾杯の前に先生は一言「書」について話された。
    以下要約
 本会の師として3年になる、上達の最高は「3段者」まで来た。
 「愛好会だから少しでも上達すればいい」でいいです。
 あせらず、ゆっくり長く続けてください。
                 一・書のうまい人より、下手な人またチャレンジ精神のある人が、上達する。
 要は「へたでも好きで書く」のが一番です。
 一枚でも多く書くこと、それが上達につながることをわかって下さい。
 ・「書道の作品」を書いている人達に、うまく書くなよ、と言います。
 難しい言葉ですが、習字と書道のちがいで、書道は芸術だから、一字ずつうまく書いても芸術作品にならない、という意味です。
   以上要約
  乾杯の後、7月から新入会の鈴木淑子さんの自己紹介があった、本会も後藤洋子さんと紅二点て一層華やかになり、和気あいあいのうちにお開きになった。
   出席者10名
 8月の例会日は夏休みで休会となり、その間、先生のご厚意により、書道誌「墨心」の課題と9月末締め切りになる昇段試験課題を通信添削でご指導頂いた。  


(篠原 記)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする