◇先生の講話
新年の挨拶を交わした後、講話を頂いた。- 基本点画の運筆がまだまだできていないとして、いわゆる永字八法の内の横画を例に、穂先の向き、運び方を白板に図示しながら、次のとおりの指導、注意が行われた。(横画についてかなりの人が、起筆から横へ移る場合これまでも再三指摘してきた「こぶ」ができていない、また線の太さが一定していない、さらに収筆の後処理ができていない、⇒ これを早く直すようにとの指摘)「起筆」は、筆の穂先を斜め上から45°の角度で入筆する。
「運筆」は、起筆の後、筆を起こし穂先45°状態で、同じ太さ、同じ速さで右横に引く。
「収筆」は穂先を45°位置に残しておいて、力を止める。ただしこのままでは筆を止めたところがばさばさ状態となるので、後処理として、45°状態の穂先を上に向け、力を入れて揃え、ばさばさを消す。(段になっていない人はここまできちんと覚える。) - 「隷欠」~篆書にあって隷書にない文字。
花 (ハナ)
晴 (ハレ)
希 (キ)
喜 (キ)
睡 (スイ)これらの文字は篆書の書体はあるが隷書の書体はない。したがってこれらの文字を隷書風に書き表す時は楷書的な書き方、篆書的な書き方の二通りの書き方がある。 - 「米」の字を使った漢字
辞書にあって学校で教えてない、m(メートル)を漢字にしたのもある。
釈 シャクなどがある。
糎 センチメ-トル
粁 キロメ-トル
麹 コウジ
粧 ショウ、メカシ
粕 カス
◇実技指導
講話に引き続き2月の規定課題「絹流而為海」および各位ごとの随意課題作品について懇切丁寧な朱書きによる添削指導が行われた。(出席者10名)
(篠原 記)
(篠原 記)