◆先生の講義
1.運筆、用筆の基本(楷、行、草の例)
唐様から和風へ(王羲之に打ち込み唐様を学んだ空海 ⇒ 和風を確立、「ひらがな」に連なっていく。
左図 上段 王羲之、下段 空海
(天石東村編「風信帖・灌頂記」から)
・「口」:1画目と2画目の縦画は、下に向かってすぼむ。
真四角はダメ
・草:書形の上で、行書と草書は、オーバーラップしている。
例:生
2.条幅の書き方
・ 半切両端の余白と、半切中心線とのバランス(両端が空きすぎないように)
・ 各行の字の中心が揃うように
・ 字間、行間の間隔、線の太い/細い、墨の濃い字、かすれた字
・ 一文の中で、行書、草書の配分等に留意 ⇒ 半切の中心部に目がいくように
・ 見せ所を強調
◆実技指導(1月競書課題の添削指導)
(谷田貝記 出席者9名 )