昔と比べて、本当に本読まなくなったんですよ。ま、半隠居的な立場だから、以前よりは時間はあるとは言っても、介護だ、家事だ、付添いだ、自分の通院だとバタバタ用事が重なってるんで、読む時間はなかなか
・・・。加えて、本を買うより、アニメのＢＤを観たりとか、ケーブルテレビと契約したりで、地上波は観ないものの、衛星放送は、観るんですねぇ
。いや、大した時間じゃないの。ただ、今までは、テレビを殆ど観なかったんで、その分読書に回してた。それが出来なくなった分読む量は減る
。
それで、お金の制約もあるから、本の衝動買いは、全くしなくなったから、余計読まなくなった。小説はラノベメインで、単行本はホント買わなくなったし
。そんな中で、最近読んだのが、岩瀬大輔『がん保険のカラクリ』（文春新書）
。ネット生保の経営者の書いた本だけどね、がん保険を俎上に上げるだけでなく、医療保険全体の仕組みを分かりやすく解説して、あるべき生命保険像を描き出す
。「いざという時の備え」に対しては過剰宣伝がされていて、実際には公的な医療保障でかなりカバー出来る。がん患者が増えてるのは高齢化が進んでいるからで、がんのリスクが高くなってるわけじゃない
。
高齢者に必要なのは、保険ではなく、自由に使えるお金であって、それは貯蓄でカバーすべき。むしろ、現役世代が突然働けなくなった時のリスクに対応する保険が必要だ・・・っていうのは目から鱗
。例えば、働き盛りでいきなり脳卒中になって寝たきりになったらどうするか
確かにねぇ。死亡でも、高度障害状態にも該当しない突然のリスクによって、生活が一気に崩壊する可能性って、決して無視できないと思うよ。ホント。
繰り返し読むに値する好著だと思うんだ、これ。あと一冊は、立石泰則『さよなら！僕らのソニー』で、これも文春新書。ソニーブランドの凋落を知るには最適の本かも。
僕の大学時代が、まさにＶＨＳとベータの全面戦争時代だったんだよ。歳取ったなぁ、僕も。
・休肝日（２）
★３月２６日現在の処分数（３０３／３５０）
