
昨夜、インディカー第18戦:ヒューストンGPレース2を観て、感想を書く。最後にあの大クラッシュがなければ、普通に後味の良いレースだったんだけどなぁ

あそこで、ディクソンが勝ってしまったら、事実上タイトルが決まってたし、不運という不運を全部背負い込んだエリオをチームメイトのパワーがディクソンを抑えて優勝することで、ギリギリ望みをつなげたわけだし

プッシュ・トゥ・パスを使ったパワーとディクソンの最後のバトルは良かったよ、本当に


でも、フィニッシュ直前で起きたあのクラッシュ。リアが流れてふらふらだった佐藤琢磨選手をアウトから抜こうとダリオが仕掛けたところで接触

ダリオのマシンはフェンスを伝って大きく跳ね上がって落下。フェンスやマシンパーツが散乱して観客席に飛び込んで、ケガ人が。
ありゃ怖いよ、危ない。野球のファウルボールが飛び込んでくるのとは比較にならんもん。今年のNASCAR(デイトナ)での事故もファイナルラップだったけどさ、あの時はフェンスを突き破って、観客席にタイヤが飛び込んだんだ

当たったら命にかかわるよ、本当に。
ダリオは脳震盪に背骨、右足首の骨折で、ヒューストンの病院に入院してたけど、退院。足首を安定させる手術だけやって後は、静養なのだとか。
背骨の方は手術とかしないんだねぇ。長期の療養となると、全快しても、落ちている筋力を回復させるのは大変だろうし、いつ復帰出来るんだろう。
まぁ、マシンの安全性は格段に上がってるから、あれだけの事故でも、最悪の事態は避けられたとは言える


実況でも、「過去20年間のモータースポーツで最も伸びたテクノロジーはセーフティとメディカル」って言ってたけど、本当にそう思うよ

F1だってセナの事故死を契機に、安全性の確保が格段に向上して、それで少なくない命が救われてる。ただ、でも事故は起きる

明日は、鈴鹿で日本GP。タイトルは、ベッテルにほぼ決まりで、ライバルも匙投げてる状態。ただ、それはそれとして安全第一

安全性のレベルを過信して、一部に無茶なドライブをするドライバーがいるからねぇ。誰とは言わんけど

