Mな日々

趣味(主に山歩き)を 綴ります

赤谷山から波佐利山(音水渓谷より)

2017-05-28 | 日記
宍粟50名山の中で最もアクセスしにくい山、波佐利山。
音水林道は、普通乗用車では走る気が起きないのでは?

今日は、昨年別々に歩いたコースをつないで、少し距離が長いのですが、何とか周回してみました。

林道の倒木の処理がほぼ終わったとのことで、東屋まで。

7時35分、103管理歩道へスタート。

さわやかな朝の空気の中、新緑の管理歩道を気分良く歩きます。

山品山への道標の手前に金網が張ってありました。

金網に沿って急登を尾根まで。



8時5分、山品山への尾根に合流しました。



今日は時間短縮のため、山品山へは向かいません。

次の三角点の手前が馬酔木のやぶですが、そこ以外は歩きやすい自然林の尾根です。

更紗ドウダンが咲いていました。



しばらくアップダウンの自然林の快適な尾根が続きます。

足元に笹が増えてきました。

ここから次々に巨木が目を楽しませてくれます。



宮中からのルートと合流する手前で、距離は短いですが密な笹藪になります。



50mほどで藪が終わることが分かっているので頑張れますが、
もしこれが先のわからない藪だったらと思うとぞっとします。

というわけで、宮中コースと合流しました。

ヌタ場が点在する癒しのスペースです。

ここから、雪のときには雲の上を歩いているかのような極上の尾根だったのですが。
雪がなければコヤブの少し歩きにくい尾根になっていました。

展望もありません。😢

10時15分赤谷山山頂。





先は長いので、すぐに波佐利山に向かいます。

少し元に戻って、
ここから県境尾根に。

藪っぽい急坂を下るとそこには別世界が広がっています。






もちろんブナやミズナラの巨木もありますが、それ以上に目を引くのは芦生杉です。



広い尾根を大木見物しながら歩きます。
つい立ち止まってしまいます。

赤谷山の姿も。


ほとんど展望はないのですが、刈り払い地から。



1166の手前から少し笹が増えてきました。
笹が復活してきているようで、本来の姿に戻りつつあるのでしょうか。


1166からは尾根も狭くなって、12時40分波佐利山山頂。

下山は、50名山コースではなく、昨年1度歩いた尾根を下ります。

急な尾根を下ると、芦生杉の森です。



伐採地から音水林道。



最後はややこしくて歩きにくくなるのですが、覚悟の上なので我慢して尾根の先端まで歩きます。

14時林道へ降りてきました。

音水林道を駐車地まで歩きます。

東屋から先のほうが、路面がましなようです。

14時45分、駐車地に帰ってきました。

昨年このコースを思いついた時には歩けるような気がしなかったのですが、
何とか歩きとおすことができました。

どの尾根も素晴らしい巨木が林立しています。

歩きにくいのは一部のやぶと、最後の尾根の先っちょだけです。

気候のいいうちに何とか歩きとおせたらと思っていたのですが、先週の三室山から赤西山で
勢いがつきました。

  


笛石山から後山

2017-05-27 | 日記
そろそろ笛石山のベニドウダンが咲いているかと思い、本日のコースです。

行者霊水から少し林道を入って、お堂の前に駐車させていただいて。



笛石山の登山口を8時ごろ。



涼しい植林の歩きやすい登山道です。
しばらく上ると展望が開けてネット沿いの伐採地を登ります。



標識に従って猫石へ立ち寄りました。



南の展望がいいです。



何の花かな?つぼみです。



一登りで、笛石山山頂。9時5分。

北に三室山から竹呂山、カンカケ越への稜線が一望できます。



後山へ縦走します。



しばらく行けばお目当てのベニドウダンが咲いていました。





縦走路は歩きやすい細尾根で、たまに岩場があって変化があり、楽しく歩けます。





以前は歩きにくかった倒木帯もずいぶんこなれてました。

10時30分、後山への登山道と合流しました。


ずっと曇り空でしたが、ここで急に青空が。

つつじと新緑があざやかです。




11時5分後山山頂。

今年に入って、5回目の後山です。
コースはそれぞれ違っているのですが、それにしてもこんなに後山に登った年はありません。

おごしき山、11時30分。15分お昼休憩。

休憩中に目の前に更紗ドウダンが。



かわいそうなことにところどころ枝がへし折れていました。
枯れずにいてほしいです。

黄色いつぼみ?

これも見たかった景色です。



12時50分登山口に。

ここから、標識に従って林間へ。



林道歩きがずいぶん短縮できました。

ヒメレンゲ。



クリンソウ。



自生しているのでしょうか。

13時40分駐車地に無事下山。

予想以上のいろいろな花々に出会えました。
キンラン、ギンラン(つぼみですが…)、クリンソウ。写真には撮らなかったけど、登山道脇のたくさんの花たち。

更紗ドウダンには頑張ってほしい。

6時間、本当に楽しく歩くことができて、大満足の山行になりました。

  



三久安山

2017-05-23 | 日記
三久安山、マイナーな山のようですが、様々なコースで登ることができて、
1年を通してよく登った山です。

今年はなぜか元旦に登ってました。
積雪が中途半端にあって登りにくかったことを覚えています。

今日はいつもと違って一般コースを花を探しながらゆっくり登りました。

登山口付近は、伐採後でかなり荒れています。

さっそくかわいいピンク。


白いのも。


一般道を行くつもりでしたがあまりに荒れているのと暑いのとで、伐採地に行かずに尾根に乗りました。



足元に。


結局暑かったですが、たぶん作業道よりましなはず。



チゴユリ。


小さい。


あちこちきょろきょろ、いつもよりかなりゆっくりペースです。ほかにもたくさん咲いてました。

ブナが現れても足元も見ますよ。




でもやっぱりブナ!



普段より1時間程、余分にかかって三久安山頂。すぐ下山。

定番の一山。



立派。



木陰は涼しい。



最後まで足元の気は抜きません。



これも花?





満開。



何の気の迷いか、往路では歩かなかった伐採地を歩いてしまいました。
控えめに言って人の歩く道ではありません。

重機が荒らした後、表土が流れて一部とても危ないところがあります。

多少急でも尾根を行くほうがいいと思いました。

最後に。





三室山から赤西山

2017-05-21 | 日記
兵庫の分水嶺のコースの中で、三室山から赤西山の尾根をまだ歩いていませんでした。

今日は、Yさんにお願いしてこのコースを案内していただきました。

三室山から赤谷山までの県境尾根は、どこをとってもアクセスが不便で一筋縄ではいきません。

今日は兵庫県側ではなく、鳥取県の若桜町からアプローチしてみました。

スタートは加地川沿いの林道、護岸工事がされたところから川をわたって、向かいの尾根に。
9時45分スタート。



それほど急ではなく、登りやすい植林尾根です。
しばらく登れば作業道が横切ります。



尾根が自然林になると、大通峠からの尾根との合流も近いです。





左手に三室山。



県境尾根に合流して、笹原を少し歩いて、藪を通り抜けると、
三室山山頂、11時15分到着。




たくさんの登山客がいらっしゃいました。
全く落ち着けないので、写真だけ撮ってすぐ北に向かいます。

藪に踏み込む。



しばらくわかりにくい藪の中のルートです。
これでもましになったと同行の先輩はおっしゃいます。

かきわけなくても歩けるだけかなりましなのでしょう。

開けたところからの眺めはとてもいいです。



これから向かう赤西山や、右手に深い赤西谷。


振り返ると三室山。



45分位歩いたのですが、尾根が直角に曲がっているのでさほど離れたようには見えません。

カミナリ杉。



丈の短い笹原でずいぶん歩きやすくなりました。途中の涼しい木陰でお昼ごはん、ゆっくり30分くらい。


最後の赤西山への尾根は急ですが、ブナの巨木や、ミズメの純林など見どころは多いです。



赤西山山頂、13時30分。

ユキザサとツクバネソウ。





下山尾根は素晴らしいの一言です。

様々な巨木や、さわやかな新緑。テントを張ってここで泊まりたいとかなり本気で思いました。







立ち去りがたい思いで、加地川へ向かって下り始めます。

急な尾根を下って、崩れかけた作業道を経て、林道終点に。



傷んだ林道を歩いて、デポ車のところに無事下山、15時35分。



わかりにくいコースです。GPSのルートも一部迷走しています。

本当は今日のコース、単独で逆から歩こうかと思っていたのですが、Yさんにご一緒していただいて本当に良かった。

県境のルートはどこを歩いても本当に素晴らしかったです。写真では全く伝わりません。

思い出深い山行の1ページになりました。


  


植松山から荒尾山 

2017-05-20 | 日記
植松山から荒尾山はずっと歩いてみたいコースでしたが、
車が2台いることもあり、なかなか実現しませんでした。

昨年Yさんから車1台で縦走できる、このコースを教えていただき、
初めて歩いたのですが、なかなか手ごわいコースでした。

今日は、㎡さんと、真夏日になるということでしたが、このコースに挑戦です。

スタートは荒尾集落の奥、防獣柵前。
空き地に駐車して柵を開けてスタートです。8時15分。

30分ほど林道を歩いて、尾根にとりつきました。

急な植林尾根です。



自然林も少し混ざりますが、ずっと急です。



とにかく上に。ときどき作業道の名残や、けもの道があって、そちらも歩いてみましたが、
結局尾根を急登することになります。

馬酔木のやぶを抜けて、



10時30分、植松山頂。

天気がいいのでずっと汗だくでしたが、さわやかな風が吹いています。
眺めもまずまず。



5分ほど休憩して、縦走開始です。

!!!

新緑の縦走路。



所々から振り返る植松山は本当に素晴らしい。



どこを見てもよい景色。



11時山上池。




ヒルガタワから振り返る植松山も姿がいい。



北の山々。



いったん下って、登り返します。

以前はこの登り返しがとてもしんどかった印象があったのですが、
今日は㎡さんとおしゃべりしながらだったので、案外らくに登れてしまいました。

最後の登り。



三角点を過ぎてその先に荒尾山山頂、12時30分。

ここで15分ほどお昼休憩。
下山は50名山コースです。

何度歩いても本当に歩きやすいコースです。



13時35分細尾山。

この少し先から、登山道を離れて、林道に降りて荒尾集落を目指します。

途中で、スラグがたくさん落ちていました。
この山域はたたら場跡があちこちに。

最後に林道と車道を歩いて、駐車地、14時30分。

途中で見かけた花。





まだ体が暑さに慣れていないので、今日の暑さはどうだろうと思っていたのですが、縦走路はさわやかな風が吹いて
快適に歩くことができました。

でもやはりかなり骨のあるコースであることには変わりなく、㎡さんもしばらく山はいいわ…と。

次はいつ付き合ってくれるのでしょうか (笑)