石原慎太郎の延命策「東京五輪再招致活動」/渡部秀清

2009-11-11 08:38:39 | 社会
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 
・「千葉高教組」・「新芽ML」。
の渡部です。 

2016年の五輪招致に失敗し打撃を受けた石原は、
広島・長崎の招致活動が幾つかの弱みを抱えていると見るや、
このままでは自分の責任が問われることを恐れ、
広島を巻込んで、五輪再招致を表明するに至った。

曰く、
「東京に決まったら、広島と共催します」
「広島という平和を念願する都市と一緒にやることは
IOC(国際オリンピック委員会)の掲げている平和の
理念にかなう」。

鳩山と環境でダメだったら今度は広島と平和というわけだ。
しかし彼が平和論者でないことは誰でも知っている。
広島と平和はだしに使われているだけだ。

これに対し、都議会の各党派は次のようなことを述べている
(11月10日「朝日」東京版による)

都議会多数派の民主党大沢幹事長は、
「勝算も見えないまま再挑戦しても、多額の税金をムダにするだけだ。
・・・どう対応するかは白紙・・・16年五輪招致失敗の総括も
終わっていない段階での再挑戦表明には違和感がある」。

共産党の吉田都議団長は、
「150億円の招致活動費の検証も出来ていない段階で、
トップダウンで再び招致活動に乗り出すのは許せない」。

生活者ネットワーク・みらいの西崎幹事長は、
「新たな招致の話より、今回の招致活動費の全容を
説明することが先」。

一方、知事与党の自民党の川井幹事長は、
「知事から正式な話はなく、党としては動けない。・・・
今回の招致活動は区市町村などにも協力してもらった手前、
再挑戦するべきだという気持ちもある」。

公明党の中島幹事長は、
「知事から正式に説明があれば、
会派内で議論して姿勢を決めたい」。


しかも、石原自身は2011年春には知事を辞め、
もう出馬しないと行っている。
こういう人物がトップダウンで再招致活動に声を上げるというのは、
まさに無責任である。
しかし、彼にとっては再招致活動の結果が問題なのではない。
要は、この再挑戦は、石原自身の責任回避のための、
目くらましのアドバルーンなのである。

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