子どもを襲う放射能の不安~学童疎開は必要か」●朝日ニュースター4月29日 ネット配信も

2011-04-29 08:43:39 | 社会
●<朝日ニュースター>
http://asahi-newstar.com/web/
●ネットでも 配信されます。
  http://www.ourplanet-tv.org
 ・4月29日(金)23時15分配信開始

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●福島県内の子どもと放射能の問題をテーマにした30分番組を、明日23時15分より、
朝日ニュースターで放送いたします。ゲストは、フクロウの会の阪上さんとハイロ
アクションの大賀さん。二本松市の幼稚園や郡山の子育て中のお母さんが勇気をふ
るって取材に応じてくださいました。ぜひご視聴ください。

以下 ,番組告知です。
(明日の朝日新聞の朝刊のテレビ欄でも紹介されるそうです)
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「子どもを襲う放射能の不安~学童疎開は必要か」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1024
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文部科学省は4月19日、福島県内の子ども被ばく許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げた。
これまで、一般の人の被ばく許容量は1ミリシーベルト。放射線管理区域の5ミリシーベルトを
大きく上回る数字だ。そして、市民による調査で、赤ちゃんに飲ませる母乳からも放射性物質が
検出された。福島市や郡山市といった大きな町で、今、チェルノブイリの退避地域よりも高い
レベルの放射能汚染が広がっている。子どもたちを被ばくから守ろうと取り組むお二人をゲスト
に迎え、原発事故の影響を考える。

 
<ゲスト>
大賀あや子さん(大熊町在住/ハイロアクション/母乳調査・母子支援ネットワーク)
阪上武さん(フクロウの会:福島老朽原発を考える会)
 
<朝日ニュースター>
http://asahi-newstar.com/web/
4月29日(金)23時15分~放送
*再放送 4月30日(土)18時~/5月1日(日)10時~・24時~/5月4日(水)11時~

 
<OurPlanetTV>
http://www.ourplanet-tv.org
4月29日(金)23時15分配信開始
 
<DVD>
DVDもご用意しています。(1000円)


お申し込み TEL:03-3296-2720/Emal:info@ourplanet-tv.org
※SHOPからもお求めいただけます
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1025
(5月9日以降の発送となります。緊急でご必要な場合は、別途、ご連絡ください)


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参議院厚生労働委員会 平成23年 4月19日 第6号
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0107/main.html

 から、福島みずほ議員質疑のうち学校関連部分の抜粋です。
 午前のやりとりでは、久住静代原子力安全委員の発言は、文科省の安全規制
 絶対値20ミリという見解とは大分ニュアンスが異なっています。
 午後の質疑で、3団体の申入書に引用された部分が出てきます。

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(午前)

○福島みずほ君 
 次に、放射線量、福島県内の学校における放射線被曝安全基準についてお聞きを
いたします。
 これは福島県もホームページで発表していますし、福島民友、福島民報でも発表
になっております。また市民団体も多くの小学校の調査をし、その結果を見るとか
なり高いところもあって、私自身もショックを受けています。これは、労働衛生法
での管理区域設定基準は一・三ミリシーベルト、放射性同位元素等による放射線障
害防止に関する法律による管理区域設定は一・三ミリシーベルトということでよろ
しいですね。

○政府参考人(久住静代君) 私どもは放射線障害防止法等々の基準は決めておる
立場ではございませんけど、ただいまの福島先生がおっしゃった値は正しいという
ように認識しております。

○福島みずほ君 この一・三ミリシーベルトをはるかに超えるところがとても多い
わけですね。つまり、これは市民団体の検査結果ですが、七五・九%の学校で管理
区域基準一・三ミリシーベルトを超える放射線を観測、二〇・四%の学校等では個
別被曝管理が必要となり得る放射線を観測と。これで福島県がやったのも一センチ
と一メートルとあるんですね。大体一センチの方が多いです。
 子供は身長が幼児とか乳児とか低いですから、子供の方が一般的に放射線に関し
て重大な影響を受けやすい、あるいは配慮が必要だという点について、専門家の立
場から意見を述べてください。

○政府参考人(久住静代君) 先生御指摘のとおり、子供の方が影響を受けやすい
ということはございます。ただ、こういう学校のルール等々を考えてまいります場
合には、ルールというのはなるべくシンプルなルールにして、それから実際に血の
通った方法のものを考えていく必要があろうと思いますので、私はそのような考え
方でやはり進めていく必要があると思います。
 先生へのお答えになっていますでしょうか。

○福島みずほ君 原子力安全委員のある方が、子供はやっぱり十ミリシーベルト、
それでも高いと思いますが、二十ミリシーベルトが大人だとすると半分だというふ
うにおっしゃいました。これは原子力安全委員会としての意見ではないかもしれま
せんが、子供に対する配慮はこれは本当に必要ではないか、子供の年間累積被曝放
射線量について配慮が十分必要ではないか。どれぐらいの基準が望ましいと考えて
いらっしゃいますか。

○政府参考人(久住静代君) 子供に対して配慮が重々必要であるということは全
くそのとおりでございます。ただ、先ほど申しましたように、じゃどのようなルー
ルを考えていくかというときに、この場合に国際的に当てはまりますルールとして
は、日常的には一ミリシーベルト以下でございますが、こういう状況を現存被曝状
況と私どもは放射線防護で申しますけど、その場合にはこれは一から二十ミリシー
ベルトの範囲を適用していくということがルールかと思います。ただ、じゃ年間二
十でいいということではなくて、そのうちでできるだけ低く被曝線量を下げていく
ということは当然のことでございますので、そのようなルールの中で、先ほど申し
ました子供に対して血の通った適切な対応をしていくということかと思います。

○福島みずほ君 一般的に子供に影響が多いことと、それから何センチで測るかに
もよりますが、低い方が多い量が出ておりますので、是非子供に対する配慮、そし
て文科省もこれから子供たちのことで決めていくというふうに言われておりますが、
是非、大人と一緒ではなくて、十分子供への配慮をしていただきたい。文科省、い
かがでしょうか。

○政府参考人(有松育子君) 原子力発電所周辺地域の学校における安全確保につ
いてでございますが、これは各市町村教育委員会などの学校の設置者や各学校の判
断の目安となるように、例えば学校の校庭等を使用する際の放射線量の基準ですと
か、学校生活における留意事項などについて考え方を示すというために現在検討を
進めているところでございますけれども、私どもとしても、原子力安全委員会の助
言などを踏まえまして速やかに決められるように努めてまいりたいというふうに思っ
ております。

○福島みずほ君 原子力安全委員のある方が子供はせめて十ミリシーベルトという
ふうに言ったときに、文部科学大臣が、いや、二十ミリシーベルトでいいんだと委
員会で答弁されたことに非常にショックを受けました。やはり子供は大人と違う配
慮、大人だってもちろん被曝は良くないわけですが、子供については、やっぱり子
供を救え、子供を守れという観点から専門家そして文科省はやっていただきたい。
いかがですか。

○政府参考人(有松育子君) 先ほどの先生のお話にもございました、福島県で県
内の小中学校等について調査をされた結果がございますが、私どもでは、この結果
を踏まえて、更に四月の十四日に、詳細に実態を把握することを目的に、比較的高
い測定結果が得られた五十二校の学校等について、一校当たりの測定ポイントを増
やしたりとかあるいは土壌の調査をするという詳細な調査を実施したところでござ
いまして、そうした詳細な調査の結果等も踏まえて、また原子力安全委員会の助言
をいただいた上で検討をしてまいりたいというふうに思っております。

○福島みずほ君 もう一刻も猶予を許さないという子供たちのために、子供の立場
で、大人はきちっと守る立場で、線量も含め、あるいはアドバイスも含め、しっか
りやっていかなければならないと思います。


(午後)

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。
 私も午前中に引き続いて震災のことについて質問させてください。
 その前に一言。午前中に子供たちの放射線量について質問をしました。文部科学
省が今日にでも、子供たちも二十ミリシーベルトでいいのだという発表をするやに
聞きました。さっきも原子力安全委員会は、子供は別の考慮も必要な場合があると
いう答弁だったんですが、大人と子供を一緒にするという、もしそれが本当に二十
ミリシーベルトになるとしたら、やっぱり子供の命を救うためにもっと政治は頑張
るべきだと思っています。
 さっき水道水のことも午前中聞きましたが、子供たちが学校に行くためにむしろ
基準値を下げる、下げるというか増やすというようなことにもなりかねなくて、どっ
ちが大事かといえば、命を守るために子供の環境をどうするかが大事なのに、どち
らかというと順序が逆で、子供たちを学校に行かせるために基準値を上げるという
ふうにもしなったら、それは子供たちの健康を本当に守れないというふうに思って
います。
 厚生労働大臣、何でもかんでも厚生労働省に頼んで済みませんが、こういう命を
守ることに関して他の省庁にもがあがあと、こう言ってください。お願いします。
どうですか。

○国務大臣(細川律夫君) 大人と子供は当然違いがあるわけで、特に子供に対し
ては基準値などについても配慮しなければいけないという御意見、私も分かるとこ
ろでございます。
 したがって、この厚生労働委員会でいろんな意見が出ましたことをしっかり文部
科学省にはお伝えをしたいと思います。

○福島みずほ君 命を守る厚生労働省の出番ですので、是非よろしくお願いします。
精いっぱい一緒に頑張りますので、よろしくお願いします。

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子どもに年20ミリシーベルト基準の撤回を求める要請・質問書


厚生労働大臣細川律夫 様

要  請  書

 3月28日の厚生労働省との交渉(「直ちに健康に影響のでるレベル」に関して)
で、妊婦や乳幼児などの早期避難、被ばく限度として現行の年1ミリシーベルトを
守るよう求める8項目の要求書を参加者一同で提出した。その後私たちは、この要
求書に賛同する署名を呼びかけ、短期間にもかかわらず、全国から7,114名と
210団体、海外から3,649名の賛同が寄せられた。多くの人々の声を踏みに
じることなく、この要求内容を速やかに実施されることを強く要請する。

 とりわけ現在、福島県の学校に対して年20ミリシーベルトを基準とする政府の
方針に対し、撤回を求める声が非常に大きくなっている。厚労省は保育園を管轄し
ている。そのため、子ども年20ミリシーベルトの基準を撤回することを強く求め
る。これに関して、下記の質問書を提出する。至急、文書で回答するよう求める。


質  問  書

 原子力災害対策本部は4月19日に、福島県の学校について、年20ミリシーベ
ルトを基準とする「暫定的考え方」を示した。そして、文部科学省と厚生労働省に
対して、この「暫定的考え方」に基づき、「福島県に対し、適切に指導・助言を行
われたい」と指示している。

 文科省は同日(4月19日)、福島県教育委員会などに対し、福島県内における
学校の基準として年20ミリシーベルトを適用する旨を通知した。

1.厚労省は、子どもに年20ミリシーベルトという基準に対して、どのような見
解を示し、またどのような措置を取っているのか、具体的に示すこと。

2.4月19日の参議院厚生労働委員会で、福島みずほ議員の質問に対し、細川厚
生労働大臣は次のように答弁している。

 「大人と子どもは当然違いがあるわけで、特に子どもに対しては基準値などにつ
いても配慮しなければならないという御意見、私も分かるところでございます。
 したがって、この厚生労働委員会でいろんな意見が出ましたことをしっかり文部
科学省にはお伝えをしたいと思います。」

 文科省に対して、いつ、どのようなことを伝えたのか。その内容を具体的に示す
こと。

3.福島県が実施した県内学校の校庭の空間線量の測定値は、全学校の75%以上
で放射線管理区域の基準(0.6マイクロシーベルト/時)を超えていた。また、
全体の約2割の学校では、「個別被ばく管理」が必要なほどの測定結果となってい
る。

 他方、労働基準法(第62条)では、18才未満の者に放射線管理区域で労働さ
せることを禁じている。実際に、東京電力の原発の定期検査で、18才未満の労働
者を管理区域内で労働させていたことについて、労働基準監督署等は東芝等を厳し
く指導している。

(1)厚生労働省が監督する労働基準法に照らせば、子どもに年20ミリシーベル
トの基準を適用することはあってはならないことだと考えるが、いかがか。
(2)保育園を管轄し、同時に国民の健康を守ることが厚生労働省の仕事であるが、
子どもに年20ミリシーベルト基準を適用することが問題ないとの見解ならば、そ
の理由を資料・法令等を示して明らかにすること。

4.子どもに年20ミリシーベルトを適用する基準は撤回すべきではないか。


2011年4月26日

グリーン・アクション
    京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
    東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 共同事務所AIR TEL/FAX 03-5225-7213

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
    大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581


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