坂井貴司さんから
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中国・北京の天安門広場で、民主化を訴えた学生・市民たちが戦車に踏みつぶ
され、銃弾を撃ち込まれ皆殺しにされた1989年6月4日の「天安門事件」
その惨劇を長編詩「大虐殺」で告発し、4年間投獄された詩人、廖亦武(リャ
オ・イーウ)がいました。彼は4年間服役したのち、中国公安当局の監視と抑圧
に耐えながら、酒場で酔っ払いを相手に笛を吹き、詩を朗読して生計をたて、2
3年間中国の僻地を放浪しました。それは外国へ亡命する機会をうかがう月日々
した。14回失敗し、15回目でやっとドイツに亡命することに成功しました。
廖の詩はヨーロッパで絶賛され、多くの賞を受賞しました。中国民主化の英雄
としてもてはやされました。しかし廖は、自由と名誉を引き替えに祖国と切り離
され、中国民衆との接点を失ったと感じています。そして中国政府は徹底的に無
視するやり方で、廖の存在を抹殺しようとしています。
「自分のようなエリートが遠い異国でもてはやされても、それは中国の民衆に
とっては無意味だ。私がすべきことは。天安門事件に参加したため『暴徒』とレ
ッテルを貼られ、差別と抑圧に苦しみ続けている中国の民衆の名誉と人権を回復
することだ」
と行動する詩人廖亦武の8年間を描いた番組です。
NHK教育
ETV特集
亡命詩人の憂鬱」~23年目の天安門事件~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0603.html
放送日:6月3日
放送時間:22時~
再放送
放送日:6月10日
放送時間:午前0時50分~
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko@ac.csf.ne.jp
======================================
2011年、中国からドイツへ、一人の詩人が亡命した。廖亦武(リャオ・イーウ)。1989年6月4日に起きた天安門事件の流血惨事を長編詩「大虐殺」で告発し、4年間投獄された。中国で表現の自由を訴えてきた文化人の一人だ。出獄後、廖は、酒場を渡り歩いて音楽で生計を立てながら、獄中での自らの体験を記した。著書「六四・天安門事件 私の証言」は何度も公安によって没収され発行禁止となる。廖は自由を求め14回も国外脱出を図るが、いずれも国境や空港で強制送還される。しかし15回目にしてついにドイツへの亡命を果たした。著作は英、仏、独、ポーランドなど各国で翻訳され、ヘルマン・ハメット賞など数多くの賞を受賞するなど高い評価を受け、夢見ていた自由を獲得した。しかし海外で脚光を浴びるようになった今、中国の民主化を中国の外から訴える難しさに直面している。
廖は自分の亡命に協力したため投獄されている友人の詩人・李必豊(リ・ビーフォン)の救出を訴えているが、外国からの声は中国政府に直接届かない。天安門事件後、海外に亡命した知識人や学生リーダーは、民主化問題のオピニオンリーダーとして脚光を浴びている。しかし当の中国に彼らの批判の声は影響力を持ちえない。国内の安定を重視する中国政府は国内の異論に対する監視や言論弾圧を強めているが、海外の声は“無視”することでやり過ごそうとしているからだ。「海外という安全地帯から何を発しても中国は変えられない」。亡命した知識人の多くは廖と同じジレンマに陥っている。
廖は今、亡命先のベルリンで「弾丸と阿片」というルポルタージュを執筆している。描いているのは天安門事件に参加した市民たちのその後である。事件当時、学生を支援して運動に加わった多くの一般市民は「反革命動乱罪」を問われ6年から20年の判決を受けた。海外へ亡命したエリート達が脚光を浴びるのとは対照的に、彼ら名も無き一般市民は政府から「暴徒」というレッテルを貼られ、結婚や就職の扉が閉ざされ、今なお誤解と差別の中で生きている。廖は言う。「中国の歴史はエリートたちがつくるのではない。蟻のような民衆の行動が歴史を書きかえるのだ。」
国境を挟んで二分される抵抗者の光と影。その光に目を眩まされることなく、天安門事件に参加した名も無き市民たちの名誉と人権を回復することを、自らの使命と考える廖亦武。「暴徒」として中国辺境で潜伏生活を送っていた2004年から、ドイツ亡命を果たした今日まで、亡命詩人の行動と思索に密着した8年間の記録から23年目を迎えた天安門事件を見つめ直す。
よろしければ、下のマークをクリックして!
![](http://politics.blogmura.com/politicalissue/img/politicalissue88_31.gif)
よろしければ、もう一回!
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中国・北京の天安門広場で、民主化を訴えた学生・市民たちが戦車に踏みつぶ
され、銃弾を撃ち込まれ皆殺しにされた1989年6月4日の「天安門事件」
その惨劇を長編詩「大虐殺」で告発し、4年間投獄された詩人、廖亦武(リャ
オ・イーウ)がいました。彼は4年間服役したのち、中国公安当局の監視と抑圧
に耐えながら、酒場で酔っ払いを相手に笛を吹き、詩を朗読して生計をたて、2
3年間中国の僻地を放浪しました。それは外国へ亡命する機会をうかがう月日々
した。14回失敗し、15回目でやっとドイツに亡命することに成功しました。
廖の詩はヨーロッパで絶賛され、多くの賞を受賞しました。中国民主化の英雄
としてもてはやされました。しかし廖は、自由と名誉を引き替えに祖国と切り離
され、中国民衆との接点を失ったと感じています。そして中国政府は徹底的に無
視するやり方で、廖の存在を抹殺しようとしています。
「自分のようなエリートが遠い異国でもてはやされても、それは中国の民衆に
とっては無意味だ。私がすべきことは。天安門事件に参加したため『暴徒』とレ
ッテルを貼られ、差別と抑圧に苦しみ続けている中国の民衆の名誉と人権を回復
することだ」
と行動する詩人廖亦武の8年間を描いた番組です。
NHK教育
ETV特集
亡命詩人の憂鬱」~23年目の天安門事件~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0603.html
放送日:6月3日
放送時間:22時~
再放送
放送日:6月10日
放送時間:午前0時50分~
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko@ac.csf.ne.jp
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2011年、中国からドイツへ、一人の詩人が亡命した。廖亦武(リャオ・イーウ)。1989年6月4日に起きた天安門事件の流血惨事を長編詩「大虐殺」で告発し、4年間投獄された。中国で表現の自由を訴えてきた文化人の一人だ。出獄後、廖は、酒場を渡り歩いて音楽で生計を立てながら、獄中での自らの体験を記した。著書「六四・天安門事件 私の証言」は何度も公安によって没収され発行禁止となる。廖は自由を求め14回も国外脱出を図るが、いずれも国境や空港で強制送還される。しかし15回目にしてついにドイツへの亡命を果たした。著作は英、仏、独、ポーランドなど各国で翻訳され、ヘルマン・ハメット賞など数多くの賞を受賞するなど高い評価を受け、夢見ていた自由を獲得した。しかし海外で脚光を浴びるようになった今、中国の民主化を中国の外から訴える難しさに直面している。
廖は自分の亡命に協力したため投獄されている友人の詩人・李必豊(リ・ビーフォン)の救出を訴えているが、外国からの声は中国政府に直接届かない。天安門事件後、海外に亡命した知識人や学生リーダーは、民主化問題のオピニオンリーダーとして脚光を浴びている。しかし当の中国に彼らの批判の声は影響力を持ちえない。国内の安定を重視する中国政府は国内の異論に対する監視や言論弾圧を強めているが、海外の声は“無視”することでやり過ごそうとしているからだ。「海外という安全地帯から何を発しても中国は変えられない」。亡命した知識人の多くは廖と同じジレンマに陥っている。
廖は今、亡命先のベルリンで「弾丸と阿片」というルポルタージュを執筆している。描いているのは天安門事件に参加した市民たちのその後である。事件当時、学生を支援して運動に加わった多くの一般市民は「反革命動乱罪」を問われ6年から20年の判決を受けた。海外へ亡命したエリート達が脚光を浴びるのとは対照的に、彼ら名も無き一般市民は政府から「暴徒」というレッテルを貼られ、結婚や就職の扉が閉ざされ、今なお誤解と差別の中で生きている。廖は言う。「中国の歴史はエリートたちがつくるのではない。蟻のような民衆の行動が歴史を書きかえるのだ。」
国境を挟んで二分される抵抗者の光と影。その光に目を眩まされることなく、天安門事件に参加した名も無き市民たちの名誉と人権を回復することを、自らの使命と考える廖亦武。「暴徒」として中国辺境で潜伏生活を送っていた2004年から、ドイツ亡命を果たした今日まで、亡命詩人の行動と思索に密着した8年間の記録から23年目を迎えた天安門事件を見つめ直す。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-June/017228.html
何故かCMLでは中国に対する人権問題が投稿されても誰も返信しないし話題にせず完全無視。
・2年前の中国での邦人4人の死刑執行
・服役中の著作家、劉 暁波(りゅう ぎょう)氏の2010年ノーベル平和賞受賞
・「盲目の活動家」陳光誠氏の中国脱出劇
・その他 チベットやウイグル族への弾圧 等 等
CMLの皆さんはこれらには一切触れたくないようです。
この坂井さんの投稿も無視されるんだろうな。