脱原発ハンスト”ニュースVOL.196/被災地NGO恊働センター・村井雅清さんから

2013-04-03 23:36:05 | 社会
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脱原発ハンガーストライキ
~子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために~
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VOL196(2013年4月3日) 

 今日4月3日付神戸新聞「針路21」で客員論説委員の内橋克人さんが以下のようなことを論じられています。
「自然災害からの立ち直りならば、時が味方する。
辛い日々のなかにも、復興への槌音が被災者を勇気づける。
だが、福島第一原子力発電所が、人々の頭上に降らせた不安とスローデス(晩発性の死)の恐怖は、地域の人をも切り裂く。
時間は見方ではない。」
「子どもの被ばくを避けたいと声をあげる母親たちが、『復興に水を差す』と謗られ、『避難者』は『逃亡者』扱いされる。」
「この現実から目をそむけて、『被災者に寄り添う』など可能だろうか。」と。
以前に県外避難している人たちの話を聞いた中で、避難者の人が「主人から福島に帰ってこないなら、仕送りを止めると言われています」
「母子避難のため娘が父親と会うのは数ヶ月に一度くらいです」
「子どもたちは健康に育つのか?私より先に死んでしまうのか?」という声を聞きました。
原発は、放射能は、人々の心を切り裂き、まさに不安と恐怖を与え続けていました。

内橋克人さんは続けて、「いま日本では株式市場が湧き、高級ゴルフ会員権の相場までつり上がる。
その陰で、去年6月、超党派の議員立法として全会一致で成立したはずの『原発事故子ども・被災者支援法』は棚ざらしのままだ。
『ニッポンの分裂』が進む。
ヒロシマの犠牲者は、命消えるその瞬間まで細かい声をあげ続けた。
『まどうてくれ』と。
その地で『まどうてくれ』とは『元に戻してくれ』の意である。
金銭的『償い』などあるはずがない」と結んでいます。
以前、水俣の胎児性患者さんに会ったとき、「私が死ぬまで水俣は終わらない」と言った言葉が思い起こされます。
約60年経ったいまでも水俣は終わっていません。
今もなお病気と闘いながら、その命を全うしようとしている人たちがいます。
福島の事故も、今後何年何十年、影響を及ぼし続けます。
チェルノブイリ事故後をみても明らかです。

先日3月1日には、大阪市議会で「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく具体的施策の早期実施を求める意見書が全会一致で可決されました。
棚ざらしになったままの支援法を早急に法整備することが被災者の分断に歯止めをかけるものになるはずです。
                                (増島 智子)

*断食をされている方々の感想は、『代表村井のコブログ(雑感)』で紹介しています。こちらをご覧下さい。
 http://ngokoblog.seesaa.net/ 日々更新中!!

*トピックス
ハンスト仲間の大石さんからのメッセージをご紹介します。
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「福島支援活動」
 縁あって福島のはずれの町へ支援活動に行くようになってもうすぐ2年になります。
時の流れの中で活動の内容は変わっていきましたがいまだに先が見えない現実につい愚痴とも諦めともつかない「原発がなかったらなー」という現地の方のつぶやきが心に響きます。
又そのつぶやきに何も対応できない自分の無力さにも失望しています。

先日、仲よくしていた仮設の自治会長さんが引っ越されると聞いてあいさつに行ってきました。
お話では長男と南相馬に戻るとのことでした。
「ばらばらに生活している6人家族一緒に暮らすためだ」とのことでした。
私は「放射能は・・・・」と言いかけてその言葉を飲み込みました。
もちろんそんなことは重々承知のはずですし、多分長い間悩まれての決断なのだと思います。

仕事の事、家族の事、故郷の事。それらすべてが3.11から止まっています。
ただ、原発がなかったらと嘆いていても始まらない。
とりあえず家族で、故郷で今までの生活を取り戻すスタートを切るという事が大事なのだという事を仰いたかったのかなと理解しました。

この決断が良いのか悪いのか、私には云う資格はありません。
ただ、そんな自治会長さんに対して、今自分に何ができるのか考えています。
引き続き支援を続けること。福島を忘れないこと。
それ位しか思いつきませんが、せめて今参加している週一度のハンストの日を、福島の方たちの事を考える日と決めて自分を戒めていこうと考えています。
                             静岡 大石
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クローズアップ2013:電力改革、閣議決定 発送電分離、骨抜きも 
http://mainichi.jp/opinion/news/20130403ddm003020149000c.html
 (2013年4月3日 毎日新聞) 

脱原発でも電力輸出超過 ドイツ前年の4倍
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013040302000239.html
(2013年4月3日 東京新聞)

プルトニウム/生産見合わせしか道はない
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/04/20130403s01.htm
(2013年4月3日 河北新報)

*4月のハンストの予定を教えて下さい。

*節電や省エネの知恵を教えてください!!
「我が家ではこんな工夫で節電しています!」「これをやれば省エネになります」などの情報があれば、教えてください。
原発ゼロに向けた知恵を共有したいと思います。

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*今日のリレー仲間
本日3日(水)は大石(静岡)の1名が行っています。
  
*明日のリレー仲間
明日4日(木)は加納(神戸)の1名がつなぎます。

*今後のリレーの予定  (4月の予定をお知らせ下さい!)
  5日(金)村井(NGO)
  6日(土)鈴木(川崎)
  7日(日)頼政(NGO)
  8日(月)募集中!!!
  9日(火)募集中!!!
  10日(水)大石(静岡)
  11日(木)募集中!!!
  12日(金)募集中!!!
  13日(土)募集中!!!
  14日(日)募集中!!!
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*24時間リレーの方法:
 この主旨に賛同いただける人たちで、「24時間ハンスト」をリレーします。
24時間のハンスト(水のみを摂取)を一人ずつ行い、次の一人にバトンタッチしていきます。
それぞれが、それぞれの暮らしの中でやれる範囲でハンストを行ってください。

*参加者募集!!
 ハンストを通じて原発や身の回りの暮らしに向き合って頂けたら幸いです。
参加者でローテーションを組んで途切れる事なく行っていきます。
参加ご希望の方は、ご都合のいい日と匿名希望の有無をお知らせください。
ローテーションに組み込ませていただきます。
一人また一人と思いの輪をつないで行きましょう!
「今日はどこの誰がハンストしている。」などの情報も今後、HPやブログなどで発信していきます。

*賛同者募集!!
 ハンストまでは出来ないけど、主旨に賛同するという方も募集しています。
個人、団体は問いません。
賛同者として名前をあげさせていただきます。匿名でも構いません。
  
ご参加、ご賛同、メッセージなどは下記まで!!
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連絡先:阪神淡路大震災・被災地NGO恊働センター
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10
    TEL : 078‐574‐0701  FAX : 078‐574‐0702
    MAIL : ngo@pure.ne.jp  WEB : http://www.pure.ne.jp/~ngo/

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被災地NGO恊働センター 代表
CODE海外災害援助市民センター 事務局長・理事
 村井雅清(むらい・まさきよ)
 e-mail:murai@code-jp.org


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