春の星こんなに人が死んだのか/大津留公彦のブログ2 から

2013-07-18 21:09:47 | 社会
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-2477.html

春の星こんなに人が死んだのか

今日の東京新聞の「筆洗」にこういう俳句があった。

春の星こんなに人が死んだのか
三・一一神はゐないかとても小さい
つばくらめ日に日に死臭濃くなりぬ
方舟の善人はみな呑まれけり
朧夜の泥の封ぜし黒ピアノ
双子なら同じ死顔桃の花
なぜ生きるこれだけ神に叱られて
三・一一民は国家に見捨てらる

四季大賞を受賞したという照井翠さんの「龍宮」という句集からの引用だ。
照井さんは本名照井葉子さんで岩手県立釜石高校の国語教師だという。
避難所になっていた高校の体育館を出たら見たこともないような澄み切った空に満天の星があったという。
春の星こんなに人が死んだのか
自然と人事が鋭くが融合している句だ

東京新聞にはないがこういう句もあるようだ。

一切を放下の海や桜散る
釜石は骨ばかりなり 凧(いかのぼり)
幾万の棺のための雪蛍
冬北斗死して一本松立てり


国家が民を見捨てるなら民が国家を見捨てるしかない。
原発事故の被災者救援をせず原発再稼働や180基もの原発輸出に熱心な政府に見切りを付ける時期だろう。
棄権という選択肢はあるがそれは現状是認となる。
批判するためには投票に行かなければならない

原発即時ゼロは非現実的と言わない政党に貴方と私の一票を!

子どもらとこれから生まれる子どもらに
確かな大人の歩みを残す 公彦

大津留公彦のブログ2

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詩関係
野田先生と「夜の春雷」
私は現在六十一歳になる。
その私に影響を与えた師と詩がある。
師とは中学一年の道徳の野田先生、詩とは戦没学徒の詩集「きけわだつみのこえ」の中にある【夜の春雷】という詩である。
私が中学一年十五歳の時だから四十六年前ということになるが
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-e233.html

短歌関係
STOP!TPP
この選挙の争点はTPPです。
23日午後から日本政府はマレーシアでの交渉に300人を送るそうです。
他国の総交渉団の人数と同じ位の人数です。
関税に関する協議には日本は入れません、
2000枚とも言われる英文の議定書を受け取って25日の打ち合わせで何らかの意思表示をするかもしれません。
交渉したと言うセレモニーをするために行くのでしょう。
力の限り叫びたい。
STOP!TPP
多くはFACEBOOKに出した物ですが今月の短歌です。
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-202c.html


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