URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・転載歓迎)
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2010/06/02 (水)
[飛耳長目録 today's news list]
☆動画: イラク戦争の前と後
☆女と子ども専用の秘密監獄
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☆★占領されたバグダッドは世界一住みにくい街
Occupied Baghdad is least livable city on planet
Party for Socialism and Liberation 2010年5月27日付
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http://www.pslweb.org/site/News2?page=NewsArticle&id=14049&news_iv_ctrl=1261
http://www.uruknet.info/?p=66421
(動画は各製作者/uruk-net)
PSL, Thursday, May 27, 2010
By: Derek Ford
イラク戦争は、地域の前進と安定をめざすための戦争という名目のもとに、今
なお政府と米国防総省によって推進されている。
生活の質をめぐる比較調査は、バグダッドを「最も住みにくい都市」のリスト
の最後に位置づけた。この研究は政治、経済、エコロジー、社会、文化の全面的
な要素を調査した。
調査結果は、米軍の侵略によってもたらされた興廃を考えると、驚くほどのこ
とではない。下水処理施設、工場群、学校、病院、博物館が破壊された。結果と
して、イラク国民は今も綺麗な水と電気に恵まれないでいる。
社会基盤を壊滅させることは、帝国主義戦争において重要な戦術となっており
、調査で明らかになったことがらの根源を説明するものである。「治安と安定が
欠如しており、そのことがバグダッドにおける生活の質にマイナスの影響を及ぼ
している」。
◆動画1: イラク戦争の前と後(ビフォー・アンド・アフター)
http://www.youtube.com/watch?v=FQl5xUMZMHI&feature=player_embedded
◆動画2: バグダッド、戦争の前
http://www.youtube.com/watch?v=dEDh4oz1hTw&feature=player_embedded
◆動画3: イラク、戦争の前
http://www.youtube.com/watch?v=Iy4uDGJmMWE&feature=player_embedded
◆写真で見るイラク(戦争の前)
http://www.youtube.com/watch?v=OXIgkmYejJg&feature=player_embedded
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☆★女と子ども専用のイラクの秘密監獄
Secret Iraq prison for women and children
クリスチャン・サイエンス・モニター 2010年5月26日付
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http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2010/0526/Witness-Secret-Iraq-prison-for-women-and-children
By Jane Arraf & Mohammed al-Dulaimy
May 26, 2010
イラクのムサンナ陸軍基地は、女性と子どもを秘密収容所に収監している、と
イラク人目撃者が証言した。その中には、アルカイダの容疑をかけられた者の家
族もいて、自白を迫られているという。
ムサンナ陸軍基地のどの収容所にも、子どもが一緒に収監されている気配はな
さそうだ。しかし、イラク治安部隊のメンバーが話したところでは、5月半ばま
では、ここにある仮設の拘留施設で子どもが遊んでいるのを目にした、という。
彼は幼児の泣き声とチバという3歳児のことを思い出しながら、「子どもたち
が釈放されたのならよいが」と言った。「こんなこと自分の妻子には話せない」
。
ムサンナの施設は、基地内の別の収容所が閉鎖されたあと、何週間も運営され
ていたように思われる。閉鎖された収容所には400人以上が投獄され、拷問さ
れた者も何十人もいた。
信頼できるといわれる目撃者は、自分と何人かの同僚はつかまった女性と子ど
もを見て悩んだ末に、危険をおかして西側諸国の出版関係者に話をした、と語っ
た。彼は匿名を条件に話した。
「女性とその子どもたちが拘束されている場所には、近づくことができない。
女性の尊厳はイラク人の尊厳である」と彼は言う。
少なくとも6人の女性と8人の子どもが収容されていて、そのなかにはイラク
のアルカイダ指導者と見られている容疑者2人(オマル・アル・バグダーディと
アブ・アユブ・アルマスリ)の妻が含まれている。その2人の女性は、夫が4月
の空爆で殺されたとき、子どもと一緒に捕らえられた。
国防省の広報担当官は当時、子どもが収容されていることを認めていた。もし
母親が逮捕された場合は、3歳未満の子どもは同じ収容施設に居ることが許され
る。
<妻を連れてこい>
女性たちは容疑者の可能性があれば尋問されるが、そうでなければ夫から自白
を引き出すために利用される。男たちに自白させるため、女性に恫喝が加えられ
ることは、人権グループからしばしば報告がなされている事例である。
「4日前、ある男が自白を拒否すると、彼ら(=尋問者/訳注)は妻を連れて
こいと言った。彼らは妻を近くの部屋に入れて殴ったので、男には妻の悲鳴が聞
こえた」という目撃証言がある。「彼らは男のところへ戻り、もし自白しなけれ
ば、今度は妻をレイプするぞ、と脅した」。
イラク軍第6師団の第54旅団には、暫定的な拘留を行うための部隊が付設さ
れていると言われる。その部隊はバグダッドで対ゲリラ作戦を主導してきたが、
さらに全国的に展開している。この旅団の情報収集部隊に所属する尋問官は、尋
問を行うに際しては、バグダッドの作戦司令部にある中央調査本部から指示を受
けて女性を脅迫していると言われる。
国防省の人権担当官と司法省は、この問題へのコメントを控えた。
彼もその同僚も、国際的な人権団体が収容所を訪問するのを見たことがないと
いう。あるとき、人権省の職員がその旅団の収容所を訪問し、ある収容者が消え
たことについて尋ねたが、釈放するように言われたと回答があった。
証言者は、イラク軍は米軍と共同の作戦本部を設置しているが、イラク兵は米
軍に拷問には目をつむるよう求めている、と言った。
彼は、鉄の棒に手錠でつながれたり、電線のつながった黒い頭巾をかぶせられ
て電気ショックを加えられていたり、容疑者が拷問されているのを4例目撃した
と語った。最後に見たのは今年4月だった。
「私はこうした拷問を見たとき、自分に自問自答したよ。サダムの時と何が違
うんだ? もし自分がこんな拷問を受けたら、拷問をやめさせるために何でも<
白状>するだろう」。
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PSL, Thursday, May 27, 2010
By: Derek Ford
イラク戦争は、地域の前進と安定をめざすための戦争という名目のもとに、今
なお政府と米国防総省によって推進されている。
生活の質をめぐる比較調査は、バグダッドを「最も住みにくい都市」のリスト
の最後に位置づけた。この研究は政治、経済、エコロジー、社会、文化の全面的
な要素を調査した。
調査結果は、米軍の侵略によってもたらされた興廃を考えると、驚くほどのこ
とではない。下水処理施設、工場群、学校、病院、博物館が破壊された。結果と
して、イラク国民は今も綺麗な水と電気に恵まれないでいる。
社会基盤を壊滅させることは、帝国主義戦争において重要な戦術となっており
、調査で明らかになったことがらの根源を説明するものである。「治安と安定が
欠如しており、そのことがバグダッドにおける生活の質にマイナスの影響を及ぼ
している」。
◆動画1: イラク戦争の前と後(ビフォー・アンド・アフター)
http://www.youtube.com/watch?v=FQl5xUMZMHI&feature=player_embedded
◆動画2: バグダッド、戦争の前
http://www.youtube.com/watch?v=dEDh4oz1hTw&feature=player_embedded
◆動画3: イラク、戦争の前
http://www.youtube.com/watch?v=Iy4uDGJmMWE&feature=player_embedded
◆写真で見るイラク(戦争の前)
http://www.youtube.com/watch?v=OXIgkmYejJg&feature=player_embedded
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Secret Iraq prison for women and children
クリスチャン・サイエンス・モニター 2010年5月26日付
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By Jane Arraf & Mohammed al-Dulaimy
May 26, 2010
イラクのムサンナ陸軍基地は、女性と子どもを秘密収容所に収監している、と
イラク人目撃者が証言した。その中には、アルカイダの容疑をかけられた者の家
族もいて、自白を迫られているという。
ムサンナ陸軍基地のどの収容所にも、子どもが一緒に収監されている気配はな
さそうだ。しかし、イラク治安部隊のメンバーが話したところでは、5月半ばま
では、ここにある仮設の拘留施設で子どもが遊んでいるのを目にした、という。
彼は幼児の泣き声とチバという3歳児のことを思い出しながら、「子どもたち
が釈放されたのならよいが」と言った。「こんなこと自分の妻子には話せない」
。
ムサンナの施設は、基地内の別の収容所が閉鎖されたあと、何週間も運営され
ていたように思われる。閉鎖された収容所には400人以上が投獄され、拷問さ
れた者も何十人もいた。
信頼できるといわれる目撃者は、自分と何人かの同僚はつかまった女性と子ど
もを見て悩んだ末に、危険をおかして西側諸国の出版関係者に話をした、と語っ
た。彼は匿名を条件に話した。
「女性とその子どもたちが拘束されている場所には、近づくことができない。
女性の尊厳はイラク人の尊厳である」と彼は言う。
少なくとも6人の女性と8人の子どもが収容されていて、そのなかにはイラク
のアルカイダ指導者と見られている容疑者2人(オマル・アル・バグダーディと
アブ・アユブ・アルマスリ)の妻が含まれている。その2人の女性は、夫が4月
の空爆で殺されたとき、子どもと一緒に捕らえられた。
国防省の広報担当官は当時、子どもが収容されていることを認めていた。もし
母親が逮捕された場合は、3歳未満の子どもは同じ収容施設に居ることが許され
る。
<妻を連れてこい>
女性たちは容疑者の可能性があれば尋問されるが、そうでなければ夫から自白
を引き出すために利用される。男たちに自白させるため、女性に恫喝が加えられ
ることは、人権グループからしばしば報告がなされている事例である。
「4日前、ある男が自白を拒否すると、彼ら(=尋問者/訳注)は妻を連れて
こいと言った。彼らは妻を近くの部屋に入れて殴ったので、男には妻の悲鳴が聞
こえた」という目撃証言がある。「彼らは男のところへ戻り、もし自白しなけれ
ば、今度は妻をレイプするぞ、と脅した」。
イラク軍第6師団の第54旅団には、暫定的な拘留を行うための部隊が付設さ
れていると言われる。その部隊はバグダッドで対ゲリラ作戦を主導してきたが、
さらに全国的に展開している。この旅団の情報収集部隊に所属する尋問官は、尋
問を行うに際しては、バグダッドの作戦司令部にある中央調査本部から指示を受
けて女性を脅迫していると言われる。
国防省の人権担当官と司法省は、この問題へのコメントを控えた。
彼もその同僚も、国際的な人権団体が収容所を訪問するのを見たことがないと
いう。あるとき、人権省の職員がその旅団の収容所を訪問し、ある収容者が消え
たことについて尋ねたが、釈放するように言われたと回答があった。
証言者は、イラク軍は米軍と共同の作戦本部を設置しているが、イラク兵は米
軍に拷問には目をつむるよう求めている、と言った。
彼は、鉄の棒に手錠でつながれたり、電線のつながった黒い頭巾をかぶせられ
て電気ショックを加えられていたり、容疑者が拷問されているのを4例目撃した
と語った。最後に見たのは今年4月だった。
「私はこうした拷問を見たとき、自分に自問自答したよ。サダムの時と何が違
うんだ? もし自分がこんな拷問を受けたら、拷問をやめさせるために何でも<
白状>するだろう」。
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