2011.3.13
新潟県知事 泉田裕彦 様
柏崎市長 会田 洋 様
刈羽村長 品田宏夫 様
柏崎刈羽原発の運転停止を求める緊急申し入れ
柏崎原発反対地元三団体
原発からいのちとふるさとを守る県民の会
3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が起こり、東北各県で甚大な被害が発生している。
東北電力女川原発、東京電力福島第一原発、同第二原発ともスクラムしたものの、第一原発、同第二原発は電源喪失で制御不能に陥り、危機的状況が続いている。
11日夕方段階で福島第一原発周辺3km内の避難指示と10km内の屋内退避が指示された。
福島第一原発1号機は、運転中は負圧で管理され、事故時にも最大4気圧で設計・施工された格納容器の内圧が2倍の8気圧に達し、放射能の環境放出をした(12日11:00段階)。
炉心の水位は低下を続けで燃料棒が2mも露出し燃料棒の溶融が始まった(14:00)。
第一原発1号機の原子炉建屋は12日15時36分、爆発して原子炉建屋の外壁が飛散し、鉄骨がむき出しになっている。
12日夕刻には、福島第一原発から20km範囲、福島第二原発から10km範囲の避難指示が出された。
私たちが40年前から警告し続けた、地震による原発災害、原発震災が起こったのである。
東京電力も原子力安全・保安院も的確な情報提供をしていない。
東京電力は、地震被害でデータ入手ができないのか、情報管理のためか不明だが、炉内データも放射線データも公表していない。その一方で、「3月11日より断続的に発生している、東北地方太平洋沖地震に伴い、設備が大きな被害を受けたことにより、今後の電気の供給力が不足する恐れがあります。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただくなど、節電へのご協力をお願いいたします」などと宣伝している。
保安院は、建屋爆発3時間後の記者会見で「具体的な情報が得られておらず、情報収集に努めているところだ、今後どの地点でどれくらいの放射線が確認されたかなど調べたい」避難誘導については「自治体からの指示に従って避難・待避してもらいたい」と他人事のような対応をしている。
もはや、東京電力に原発を運転する権利も能力もないことがハッキリした。
「原発は国が一元管理する、担当は保安院だ」と言われてきたが、保安院にその機能・能力がないことがハッキリした。
プレート境界の余震が頻発している。日本列島に原発立地が不可能であることが明確になった。
M8.8の東北地方太平洋沖地震発生で日本列島の応力開放がなされたためか、内陸直下型の地震も頻発している。
12日3時59分、新潟県中越地方を震源とするM6.7の地震が起こり、余震が続いている。
こうした事態を踏まえ、緊急に以下事項を求める。
東京電力と国の無能さ無責任さが明確になり、自治体に一層の責任がより重要性になったと考える。
よって、新潟県・柏崎市・刈羽村に以下事項を緊急に申し入れる。
記
1.東京電力に対して、柏崎刈羽原発の即時停止を求めること
2.地震列島に原発は耐えられないことが明確になったことを踏まえ、国に対して、全国の原発の運転停止を求めること
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2011.3.13
東京電力 社長 清水正孝 様
柏崎刈羽原発の運転停止を求める緊急申し入れ
柏崎原発反対地元三団体
原発からいのちとふるさとを守る県民の会
3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が起こり、東北各県で甚大な被害が発生している。
東北電力女川原発、東京電力福島第一原発、同第二原発ともスクラムしたものの、第一原発、同第二原発は電源喪失で制御不能に陥り、危機的状況が続いている。
11日夕方段階で福島第一原発周辺3km内の避難指示と10km内の屋内退避が指示された。
福島第一原発1号機は、運転中は負圧で管理され、事故時にも最大4気圧で設計・施工された格納容器の内圧が2倍の8気圧に達し、放射能の環境放出をした(12日11:00段階)。
炉心の水位は低下を続けで燃料棒が2mも露出し燃料棒の溶融が始まった(14:00)。
第一原発1号機の原子炉建屋は12日15時36分、爆発して原子炉建屋の外壁が飛散し、鉄骨がむき出しになっている。
12日夕刻には、福島第一原発から20km範囲、福島第二原発から10km範囲の避難指示が出された。
私たちが40年前から警告し続けた、地震による原発災害、原発震災が起こったのである。
東京電力も原子力安全・保安院も的確な情報提供をしていない。
東京電力は、地震被害でデータ入手ができないのか、情報管理のためか不明だが、炉内データも放射線データも公表していない。その一方で、「3月11日より断続的に発生している、東北地方太平洋沖地震に伴い、設備が大きな被害を受けたことにより、今後の電気の供給力が不足する恐れがあります。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただくなど、節電へのご協力をお願いいたします」などと宣伝している。
保安院は、建屋爆発3時間後の記者会見で「具体的な情報が得られておらず、情報収集に努めているところだ、今後どの地点でどれくらいの放射線が確認されたかなど調べたい」避難誘導については「自治体からの指示に従って避難・待避してもらいたい」と他人事のような対応をしている。
もはや、東京電力に原発を運転する権利も能力もないことがハッキリした。
「原発は国が一元管理する、担当は保安院だ」と言われてきたが、保安院にその機能・能力がないこともハッキリした。
プレート境界の余震が頻発している。日本列島に原発立地が不可能であることが明確になった。
M8.8の東北地方太平洋沖地震発生で日本列島の応力開放がなされたためか、内陸直下型の地震も頻発している。
12日3時59分、新潟県中越地方を震源とするM6.7の地震が起こり、余震が続いている。
こうした事態を踏まえ、緊急に以下事項を求める。
記
1.東京電力は、柏崎刈羽原発の即時停止すること
2.福島原発に関する環境放射線や炉内情報を公開すること
3.地震列島に原発は耐えられないことが明確になったことを踏まえ、東通の原発工事を止めること
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日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)Twitter
https://twitter.com/JVJA_member
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JVJA(佐藤)福島・双葉町厚生病院で取材中のJVJA組と広河氏から緊急連絡。
持参の3台のガイガーカウンターの針はいずれも、1000マイクロシーベルトの
数値を振り切ってしまった。手持ちのカウンターではそれ以上の計測は不可能との
こと。(続く)
広河氏の話では、正確な数値は測定不可能だが、最近のチェルノブリの半径200
メートルぐらいの距離の計測値以上であることには間違いない。かなり危険な状態
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**********************************
> ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
> ビジネス知識源緊急番外(無料版です)
>
> 2011年3月13日10時:Vol.緊急番外(3)
>
> <3月13日:11時00分:福島原発のリアルタイム状況(3)>
>
> Systems Research Ltd. Consultant 吉田繁治
> ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
>
> おはようございます。東北では、余震と思われる強い揺れが、何回
> も襲っています。大地震直後の映像を見れば、堤防を越えた津波が、
> 盛り上がる黒い原油のように変じて建物や設備を襲い、地上を根底
> から瓦礫にする。阪神・淡路大震災は瀬戸内海だったので、津波の
> 害はなかった。暴力的な威力を、初めて、知りました。
>
> 昨日送った2通に続く、緊急番外の3通目です。刻一刻と変わる原発
> の状況について、俄(にわか)に調べながら、可能な限り正確な情
> 報を、早くお届けすることが目的です。当方にできることは、これ
> くらいしかない。情報は、3月13日、午前11時15分時点です。本稿
> は、情報の性格から、有料版と無料版に共通と、両方で送ります。
>
> ▼3月13日午前8時の発表
>
> 【予備知識】
> 福島のような「沸騰水型の原子炉」は、
> ・核分裂し熱を出す炉心を覆う遮蔽容器(圧力容器)の外に、
> ・圧力容器を覆う格納容器(厚い鋼鉄製)がある2層構造です。
> ・格納容器の外が、昨日の、水素の爆発で飛んだ建屋です。
>
> 【政府の発表】
> 3月13日午前8時の枝野官房長官の発表では、
> ・最も懸念されていた福島第一原発1号機の、炉心(燃料棒)を囲
> む「圧力容器」に、
> ・核反応を抑えるホウ酸水を含む海水を注入することができ、燃料
> 棒の冷却に成功したということでした。
>
> この発表どおりなら、ひとまず、安堵できます。
>
> 最大の不安は、燃料棒が、自ら発する崩壊熱(2700~2800度)のた
> め、露出部での溶解を続け、メルト・ダウンが起こることでした。
>
> 核燃料が高熱で溶けて、炉心の床にたまり、核分裂の臨界反応を起
> こすか、または圧力容器を溶かし、外を覆う格納容器まで核燃料が
> 達し、格納容器そのものを破ることでした。スリーマイルで起こっ
> た、部分メルトダウン(核燃料が溶けて落ちること)です。
>
> この連鎖反応が起こると手がつけられなくなって、強い放射線の被
> 害が長期に広がり、チェルノブイリのように鋼鉄とコンクリートの
> 「石棺」で覆い、原発を封じ込めるしか方法がない。石棺と言う理
> 由はそれが、原発の巨大墓に見えるからです。
>
> [参考情報]
> 当時を知るロシアの原子科学者は、福島第一原発は、チェルノブイ
> リのように、燃えやすい黒鉛が炉心を取り巻く型ではなく、近代的
> なタイプだから、核分裂は制御される。漏れた水蒸気から放射線が
> 出るだけだとは言っています。(産経ニュース:3月12日、22時51
> 分)
>
> 【最悪の状態は?】
> 制御棒を入れて核反応が弱くなっても、運転時の数%の反応は燃料
> 棒の内部で続きます。そして長期間、「崩壊熱」を出し続けます。
>
> ●これを放置すれば、高温になって溶けた核燃料で、再び「臨界反
> 応」が起こって、連鎖反応が誘発され、核分裂が制御できない原子
> 爆弾になる。普通はあり得ないとされる「炉心溶融」が、これを引
> き起こす。これが最悪の事態です。
>
> 【午前8時の会見では、制御可能に戻ったことになる】
> 枝野長官が言うよう、1号機に「圧力容器」に海水を入れたことが
> 成功したとすれば(約5時間かかる)、崩壊熱が冷まされ、炉心溶
> 解は止められる方向に、つまり「人の手で制御可能な領域」に戻っ
> たことになります。
>
> 海水を入れた理由は、冷却水が大量に必要な状態で、純水では間に
> 合わなかったからです。中性子を吸収して核反応を止める「ホウ酸
> 水」と、ナトリウムと電解質の不純物を多く含む「海水」を入れた
> ことで、1号機を再び使うことはできなくなりました。
>
> 第1原発の2号機、3号機も、発電停止後に働くべき緊急冷却装置が
> 機能していなません。これにもホウ酸水と海水を入れれば、復活使
> 用ができず、東電は300Kw/時の発電能力を失います。300KW/時は、
> 約100万世帯の総電力です。
>
> ▼別の発表では3号機に、「懸念」が続く
>
> 以上は、制御可能に戻ったという1号機の状態です。今、緊急問題
> になったのは3号機です。(これを書いている午前10時、新しいニ
> ュースが入りました)
>
> 【13日午前10時:東電発表は、極めて重大】
> 3号機の燃料棒の露出が、約4.5メートルのうち「2.9メートルに拡
> 大」したと東電が発表しました。
>
> 露出の程度は、1号機より恐るべき事態です。(注)1号機の燃料棒
> の、冷却できない露出は最大時で1.5メートルとされていました。
>
> 当事者である東電が発表するのですから事実でしょう。
>
> ●この状態は、燃料棒の崩壊熱が、(たぶん)2000~2500度を超え
> ていて、核燃料の溶解が拡大し、圧力容器の内部の気圧が高熱水蒸
> 気で高まり続けることを意味します。事態は、刻々動いています。
> 3号機は、1号機より大きな原子炉です。
>
> 午前10.25では「高圧鍋の、空だき状態」です。
> 冷却水を入れるには、高圧で圧入せねばならない。
>
> 冷却水の緊急注入が、1号機のように成功しないと、崩壊熱による
> 炉心溶解の深刻な事態を、短時間で迎えます。露出の程度から見て、
> 高熱の燃料が水蒸気に触れて爆発(火山の噴火のような状態)を防
> ぎながら、海水を入れるのが難しい。(注)核反応が停止しても、
> 発生し続ける「崩壊熱」の性格とその報道がないのはなぜでしょう。
>
> 3号機の、圧力容器内の気圧を下げるための、蒸気の放出(ベン
> ト)が成功したとの報道が今、入りました。(13日:10:50)
>
> 以上を見ると、政府と当事者は、「情報」を小出しにしているよう
> です。こうしたときもっとも避けねばならない混乱があるのか?
> 福島第一原発は1号~6号機までがあります。
>
> 3号機が1号機と同じように、これから行うホウ酸水注入(及びその
> 後の海水注入)に成功するかどうか。ホウ酸水は、核反応を早期停
> 止させるために使います。
>
> 1号機の直前経験からの学習があるので、その点はいいでしょう。
> また「想定外の余震等」があればどうなるか。現場での、対策の綱
> 渡りを想像せねばならない。対策のFail Safeは何段階か?
>
> 自分が当事者ではない間接情報から読むのは、当事者が話すときの
> 表情と言葉の吟味、及び、微妙な論理矛盾を探すことが必要です。
> 「必要なことの何を、意識的に言わない姿勢か?」を探すことです。
>
> 【13日11:00に、再び政府発表がありました】
> ・3号機の圧力容器内の気圧を下げるため、蒸気を放出しはじめた
> (9:20)。
> ・このため、人体に影響を与えない程度の「微量」の放射線放出が
> 増えている。
>
> 3号機も「最悪の事態に向かう悪化への方向」を止める状況になる
> よう現場で対策作業をし、「状況の深刻化は止まったように思え
> る」というのが、政府発表でした。
>
> 【余震と、別の地震】
> 日本列島は、プレート(地殻)の歪みで、今、どこが揺れるか分か
> らない状態です。このため1時間毎くらいに、TVでは大小の緊急地
> 震速報が入っています。
>
> 今、再び、一旦は下がっていた正門付近の放射線が882マイクロ
> シーベルト(0.882ミリシーベルト)に上がったというニュースが
> 入りました(午前10.30)。その後1200マイクロシーベルトに訂正。
>
> これは3号機の、圧力容器内の蒸気放出をする前です。500マイク
> ロ・シーベルトが、制限値になっています。(放射線のシーベルト
> の意味は後述)
>
> 政府は、避難地域を半径10Kmから20Kmに拡大しています。(3月12
> 日18:00)。
>
> 避難範囲の20Kmは、わが国の地形では最悪を想定しています。参考
> に言えば、史上最大の事故だった、平原のチェルノブイリの時、
> 30Km(126平方Km)が避難すべきとされた半径でした。
>
> 放射線での被曝量は、放射能源と離れた距離の、2乗に反比例して
> 減ります。10kmの時の被曝量を100として、二倍の距離なら25、三
> 倍なら11です。
> [参考情報]福島原発の設計における想定地震は、マグニチュード
> 7.4でした。1マグニチュード大きければ、31.62倍です。今回は8.
> 8でしたから、想定の約100倍位の地震エネルギーです。
>
> 【公的情報への注意】今までの政府発表は、「好転に向かう材料が
> あったとき、または悪化が止められた材料が生じたとき」、行われ
> ています。そうしが偏りがある情報であることを意識しておいて下
> さい。
>
> 科学的な根拠のない感情的な反応から過度に恐れる必要はありませ
> んが、修飾や形容詞ではなく、発表される数値に注目することです。
> 数値には、嘘か本当かしかない。それは判断できます。そして言わ
> ないことに着目することです。過度な形容があれば、数時間後には、
> 変わります。
>
> ▼被曝とは何か?
>
> 「被曝」は、多くとも少なくとも、放射線を浴びることを言います。
> チェルノブイリや核爆発の時の大量被曝ではないので、念のために
> 申し添えます。たぶん、洗い落とせば安全な程度でしょう。ただし
> 今回、近くの病院いた人の被爆者は、最大で90名とされています。
>
> 核物質による汚染は、空気です。避難のとき、被曝を避けるには、
> 放射物質を運ぶ外気に、肌を触れさせないこと、これが肝心です。
>
> 外気に触れない。肌を露出させず、全身を衣服でカバーする。防塵
> マスクをする。昆布類はヨウ素を含むので、多く食べれば、被曝の
> 害を減らすとされます。家では、窓と換気扇と、外気を取り入れる
> 空調は止めて密閉し(室内循環型ならOK)、外気が入らないように
> することです。
>
> 【参考:放射線被曝の判断基準、つまり、ニュースの判断基準】
> われわれが、普通の生活で浴びている放射線(1年間で1~2ミリ
> シーベルト)の強さの約4400~8800倍です。シーベルトは、放射線
> の強さを表す単位です。(注)ミリ(1000分1)は、マイクロ
> (100万分の1)の1000倍です。
>
> 放射線量の判断では、発表される量(マイクロシーベルト)が、1
> 時間なのか、年間かの基準を意識してください。発表は、1時間そ
> こにいたとき人体が被曝する量です。
>
> 診断のため、何枚も写真を撮る断層撮影(CTスキャン:PET)では、
> 放射線の量が、1回(約40分)の検査当たりの総量で、6.8ミリシー
> ベルトとされます。
>
> 胃のバリューム透視は4.2ミリシーボルトです。普通の、胸部のX線
> 撮影(写真1枚)は0.08ミリシーベルト(80マイクロシーベルト)
> です。以上で、医学的な検査の被曝量のイメージがつかめるでしょ
> う。
>
> 敷地内で0.8ミリシーベルト(800マイクロ)という報告通りなら、
> 福島1号原発の敷地内では、1時間で、普通の生活での半年から1年
> 分の放射線を浴びることになります。
>
> その約300倍の250ミリシーベルトが、放射線による人体の急性障害
> (やけどや出血)が起こる規模です。その3倍の750ミリシーベルト
> なら、即刻生命が危険に晒されるとされます。(注)被曝後に長期
> で起こる「晩期性障害」が、白血病や肺がんです。
>
> なお、放射線を直接に扱う専門家(職業人)の、1年間の限界は50
> ミリシーベルトと、日本政府は限界基準を決めています。一般人が
> 1年に浴びる放射線の50倍です。(注)世界的には1年限界値を20ミ
> リシーベルトとする勧告(ICRP:国際放射線防護委員会)がありま
> す。
>
> 1000ミリシーベルトの被曝で、一生のうちに、がんになる増加確率
> は5%とされています。つまり短期でも長期でも1000ミリシーベル
> トの放射線を浴びると、20人に1名は、放射線が原因のがんになる
> 可能性があります。50ミリシーベルトの上記限界値を浴びた職業人
> は、20年でその閾値(しきいち)に達します。
>
> 政府発表の、放射線流出の減少を本当だと信じましょう。
>
> 原子炉の圧力容器に、海水に溶かして注入されているホウ酸水は、
> 核反応を停止させ、あるいは抑え、核分裂が起こり始める臨界反応
> を防ぐためのものです。
>
> ●「臨界点」は、巨大なエネルギーを出す核分裂の連鎖反応が起こ
> る境界(閾値:しきいち)です。敢えて不吉な例を言えば、原子爆
> 弾は超短時間で連鎖する核分裂の、連鎖反応を抑制せず、暴走させ
> るものです。原子力発電では、核分裂を制御して蒸気タービンを回
> すエネルギーを作ります。
>
> 前号で言った、燃料棒の熱崩壊を防ぐものではありません。被覆管
> (金属の筒)がたぶん溶けているので、3号機の炉心の温度は2700
> 度を超えています(燃料溶融と言う)。これを冷やすために、ホウ
> 酸水や海水を入れるには、約5時間が必要です。
>
> ・海水が、熱くなった燃料棒に触れて起こる「蒸気爆発(火山の噴
> 火で起こること)」、
> ・及び、高温の金属が酸化し水の酸素を奪うときの還元反応(酸化
> の逆)でできた「水素の爆発」がおこらないよう注意が必要です。
>
> なお、福島原発の東電関係者の電話インタビューでは、「チェルノ
> ブイリの恐怖を煽る」ような、政府発表と報道をやめて欲しいと言
> っています。つまりマスコミ報道は、行き過ぎと言う。「日本の原
> 子力制御の技術は(当時のソ連よりはるかに)進んでいる」とも言
> う。
>
> ただし、この際、「知らしむべからず」の態度はやめて欲しい。
>
> こんなときに考える意味はないのですが、日本及び世界の、エネル
> ギーと原子力政策には、大きく係わります。
>
> 想定外とされていた大きさの地震(マグニチュードで8以上)を想
> 定せねばならず、大きくコストが上がるからです。全国54基の、原
> 発の安全神話は、今回、崩れました。稀で想定外とされていたこと
> が、しばしば続けて起こるからです。(マーフィーの法則)
>
> 今回の東北大地震で、日本列島の、地下の断層の歪みのバランスが
> 崩れたところが多いのか、かなり大きな地震が新潟や、関東にも起
> こっています。
>
> 一旦は、ここで送ります。
>
> 著者へのメール: yoshida@cool-knowledge.com
>
> 【登録または解除は、以下↓で、ご自分でお願いします】
> (当無料版↓)
> http://www.mag2.com/m/0000048497.html
> (有料版↓)
> http://www.mag2.com/m/P0000018.html
>
> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>
> 参考:4時間前の第2号では、以下を送っています。時間的な経過と
> 情報、及び解釈を対照するために、再掲します。
>
> 緊急番外の第2号です。福島第一原発で、長さ4メートルの燃料棒が
> 冷却水から1.5メートルも露出して、冷やすことができず、温度が
> 上がって、燃料棒が溶け始めたと報じられました(14時15分)。
>
> 同時に、燃料棒は冷却水の中とされていた第二原発でも緊急事態
> (15条宣言)になっています。今のところは、緊急・必死の対策に
> も係わらず、都合の悪い方向に向かっています。
>
> 炉心の温度は不明と、政府は発表しています。しかし、燃料棒を覆
> っている被覆管が溶けてセシウムが検出されたということは、燃料
> 棒が1200度以上(修正:1200度は誤記で2700度が正しい)になって
> いることを証明します。(12日15時20分)
>
> 燃料棒の溶解と、炉心溶解(メルト・ダウン)は、まるで違います。
> 崩壊熱を、安全に冷却水で冷やす(=水が吸収する)ことができれ
> ば、メルト・ダウンという最悪の事態には至らない。
>
> 燃料棒の「崩壊熱」は、原発を停止させても、冷却水で冷やさない
> と高まります。数千度に高まると、手がつけられない。
>
> 冷却水が(万一)なくなったときは、その後10~60分で、原子炉の
> 中の幾本もの燃料棒の集合が、数千度に達するとされています。
>
> 燃料棒の崩壊熱が上がりすぎ、それが、残った水蒸気や水と接する
> と、急に膨張した高圧水蒸気による爆発の可能性もある。
>
> プルトニウムの熱崩壊を、止めることはできないとされています。
> 原子炉に封じ込め、水で冷やすことだけです。
>
> 熱崩壊で発生する熱を冷ますための、必死の現場対策が、効果を挙
> げるよう願うのみです。恐らく何段階かの準備された対策が、ある
> はずです。
>
> 政府の、半径10Km範囲の住民への避難指示は、原子炉の高圧破壊を
> 防ぐために、炉の蒸気を逃がすとき漏れる放射能の害を防ぐための
> ものです。以上、緊急に調べたことです。
>
> 著者へのメール: yoshida@cool-knowledge.com
>
> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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新潟県知事 泉田裕彦 様
柏崎市長 会田 洋 様
刈羽村長 品田宏夫 様
柏崎刈羽原発の運転停止を求める緊急申し入れ
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3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が起こり、東北各県で甚大な被害が発生している。
東北電力女川原発、東京電力福島第一原発、同第二原発ともスクラムしたものの、第一原発、同第二原発は電源喪失で制御不能に陥り、危機的状況が続いている。
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福島第一原発1号機は、運転中は負圧で管理され、事故時にも最大4気圧で設計・施工された格納容器の内圧が2倍の8気圧に達し、放射能の環境放出をした(12日11:00段階)。
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第一原発1号機の原子炉建屋は12日15時36分、爆発して原子炉建屋の外壁が飛散し、鉄骨がむき出しになっている。
12日夕刻には、福島第一原発から20km範囲、福島第二原発から10km範囲の避難指示が出された。
私たちが40年前から警告し続けた、地震による原発災害、原発震災が起こったのである。
東京電力も原子力安全・保安院も的確な情報提供をしていない。
東京電力は、地震被害でデータ入手ができないのか、情報管理のためか不明だが、炉内データも放射線データも公表していない。その一方で、「3月11日より断続的に発生している、東北地方太平洋沖地震に伴い、設備が大きな被害を受けたことにより、今後の電気の供給力が不足する恐れがあります。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただくなど、節電へのご協力をお願いいたします」などと宣伝している。
保安院は、建屋爆発3時間後の記者会見で「具体的な情報が得られておらず、情報収集に努めているところだ、今後どの地点でどれくらいの放射線が確認されたかなど調べたい」避難誘導については「自治体からの指示に従って避難・待避してもらいたい」と他人事のような対応をしている。
もはや、東京電力に原発を運転する権利も能力もないことがハッキリした。
「原発は国が一元管理する、担当は保安院だ」と言われてきたが、保安院にその機能・能力がないことがハッキリした。
プレート境界の余震が頻発している。日本列島に原発立地が不可能であることが明確になった。
M8.8の東北地方太平洋沖地震発生で日本列島の応力開放がなされたためか、内陸直下型の地震も頻発している。
12日3時59分、新潟県中越地方を震源とするM6.7の地震が起こり、余震が続いている。
こうした事態を踏まえ、緊急に以下事項を求める。
東京電力と国の無能さ無責任さが明確になり、自治体に一層の責任がより重要性になったと考える。
よって、新潟県・柏崎市・刈羽村に以下事項を緊急に申し入れる。
記
1.東京電力に対して、柏崎刈羽原発の即時停止を求めること
2.地震列島に原発は耐えられないことが明確になったことを踏まえ、国に対して、全国の原発の運転停止を求めること
---------------------------------------
2011.3.13
東京電力 社長 清水正孝 様
柏崎刈羽原発の運転停止を求める緊急申し入れ
柏崎原発反対地元三団体
原発からいのちとふるさとを守る県民の会
3月11日14時46分、東北地方太平洋沖地震が起こり、東北各県で甚大な被害が発生している。
東北電力女川原発、東京電力福島第一原発、同第二原発ともスクラムしたものの、第一原発、同第二原発は電源喪失で制御不能に陥り、危機的状況が続いている。
11日夕方段階で福島第一原発周辺3km内の避難指示と10km内の屋内退避が指示された。
福島第一原発1号機は、運転中は負圧で管理され、事故時にも最大4気圧で設計・施工された格納容器の内圧が2倍の8気圧に達し、放射能の環境放出をした(12日11:00段階)。
炉心の水位は低下を続けで燃料棒が2mも露出し燃料棒の溶融が始まった(14:00)。
第一原発1号機の原子炉建屋は12日15時36分、爆発して原子炉建屋の外壁が飛散し、鉄骨がむき出しになっている。
12日夕刻には、福島第一原発から20km範囲、福島第二原発から10km範囲の避難指示が出された。
私たちが40年前から警告し続けた、地震による原発災害、原発震災が起こったのである。
東京電力も原子力安全・保安院も的確な情報提供をしていない。
東京電力は、地震被害でデータ入手ができないのか、情報管理のためか不明だが、炉内データも放射線データも公表していない。その一方で、「3月11日より断続的に発生している、東北地方太平洋沖地震に伴い、設備が大きな被害を受けたことにより、今後の電気の供給力が不足する恐れがあります。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただくなど、節電へのご協力をお願いいたします」などと宣伝している。
保安院は、建屋爆発3時間後の記者会見で「具体的な情報が得られておらず、情報収集に努めているところだ、今後どの地点でどれくらいの放射線が確認されたかなど調べたい」避難誘導については「自治体からの指示に従って避難・待避してもらいたい」と他人事のような対応をしている。
もはや、東京電力に原発を運転する権利も能力もないことがハッキリした。
「原発は国が一元管理する、担当は保安院だ」と言われてきたが、保安院にその機能・能力がないこともハッキリした。
プレート境界の余震が頻発している。日本列島に原発立地が不可能であることが明確になった。
M8.8の東北地方太平洋沖地震発生で日本列島の応力開放がなされたためか、内陸直下型の地震も頻発している。
12日3時59分、新潟県中越地方を震源とするM6.7の地震が起こり、余震が続いている。
こうした事態を踏まえ、緊急に以下事項を求める。
記
1.東京電力は、柏崎刈羽原発の即時停止すること
2.福島原発に関する環境放射線や炉内情報を公開すること
3.地震列島に原発は耐えられないことが明確になったことを踏まえ、東通の原発工事を止めること
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日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)Twitter
https://twitter.com/JVJA_member
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JVJA(佐藤)福島・双葉町厚生病院で取材中のJVJA組と広河氏から緊急連絡。
持参の3台のガイガーカウンターの針はいずれも、1000マイクロシーベルトの
数値を振り切ってしまった。手持ちのカウンターではそれ以上の計測は不可能との
こと。(続く)
広河氏の話では、正確な数値は測定不可能だが、最近のチェルノブリの半径200
メートルぐらいの距離の計測値以上であることには間違いない。かなり危険な状態
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> ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
> ビジネス知識源緊急番外(無料版です)
>
> 2011年3月13日10時:Vol.緊急番外(3)
>
> <3月13日:11時00分:福島原発のリアルタイム状況(3)>
>
> Systems Research Ltd. Consultant 吉田繁治
> ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
>
> おはようございます。東北では、余震と思われる強い揺れが、何回
> も襲っています。大地震直後の映像を見れば、堤防を越えた津波が、
> 盛り上がる黒い原油のように変じて建物や設備を襲い、地上を根底
> から瓦礫にする。阪神・淡路大震災は瀬戸内海だったので、津波の
> 害はなかった。暴力的な威力を、初めて、知りました。
>
> 昨日送った2通に続く、緊急番外の3通目です。刻一刻と変わる原発
> の状況について、俄(にわか)に調べながら、可能な限り正確な情
> 報を、早くお届けすることが目的です。当方にできることは、これ
> くらいしかない。情報は、3月13日、午前11時15分時点です。本稿
> は、情報の性格から、有料版と無料版に共通と、両方で送ります。
>
> ▼3月13日午前8時の発表
>
> 【予備知識】
> 福島のような「沸騰水型の原子炉」は、
> ・核分裂し熱を出す炉心を覆う遮蔽容器(圧力容器)の外に、
> ・圧力容器を覆う格納容器(厚い鋼鉄製)がある2層構造です。
> ・格納容器の外が、昨日の、水素の爆発で飛んだ建屋です。
>
> 【政府の発表】
> 3月13日午前8時の枝野官房長官の発表では、
> ・最も懸念されていた福島第一原発1号機の、炉心(燃料棒)を囲
> む「圧力容器」に、
> ・核反応を抑えるホウ酸水を含む海水を注入することができ、燃料
> 棒の冷却に成功したということでした。
>
> この発表どおりなら、ひとまず、安堵できます。
>
> 最大の不安は、燃料棒が、自ら発する崩壊熱(2700~2800度)のた
> め、露出部での溶解を続け、メルト・ダウンが起こることでした。
>
> 核燃料が高熱で溶けて、炉心の床にたまり、核分裂の臨界反応を起
> こすか、または圧力容器を溶かし、外を覆う格納容器まで核燃料が
> 達し、格納容器そのものを破ることでした。スリーマイルで起こっ
> た、部分メルトダウン(核燃料が溶けて落ちること)です。
>
> この連鎖反応が起こると手がつけられなくなって、強い放射線の被
> 害が長期に広がり、チェルノブイリのように鋼鉄とコンクリートの
> 「石棺」で覆い、原発を封じ込めるしか方法がない。石棺と言う理
> 由はそれが、原発の巨大墓に見えるからです。
>
> [参考情報]
> 当時を知るロシアの原子科学者は、福島第一原発は、チェルノブイ
> リのように、燃えやすい黒鉛が炉心を取り巻く型ではなく、近代的
> なタイプだから、核分裂は制御される。漏れた水蒸気から放射線が
> 出るだけだとは言っています。(産経ニュース:3月12日、22時51
> 分)
>
> 【最悪の状態は?】
> 制御棒を入れて核反応が弱くなっても、運転時の数%の反応は燃料
> 棒の内部で続きます。そして長期間、「崩壊熱」を出し続けます。
>
> ●これを放置すれば、高温になって溶けた核燃料で、再び「臨界反
> 応」が起こって、連鎖反応が誘発され、核分裂が制御できない原子
> 爆弾になる。普通はあり得ないとされる「炉心溶融」が、これを引
> き起こす。これが最悪の事態です。
>
> 【午前8時の会見では、制御可能に戻ったことになる】
> 枝野長官が言うよう、1号機に「圧力容器」に海水を入れたことが
> 成功したとすれば(約5時間かかる)、崩壊熱が冷まされ、炉心溶
> 解は止められる方向に、つまり「人の手で制御可能な領域」に戻っ
> たことになります。
>
> 海水を入れた理由は、冷却水が大量に必要な状態で、純水では間に
> 合わなかったからです。中性子を吸収して核反応を止める「ホウ酸
> 水」と、ナトリウムと電解質の不純物を多く含む「海水」を入れた
> ことで、1号機を再び使うことはできなくなりました。
>
> 第1原発の2号機、3号機も、発電停止後に働くべき緊急冷却装置が
> 機能していなません。これにもホウ酸水と海水を入れれば、復活使
> 用ができず、東電は300Kw/時の発電能力を失います。300KW/時は、
> 約100万世帯の総電力です。
>
> ▼別の発表では3号機に、「懸念」が続く
>
> 以上は、制御可能に戻ったという1号機の状態です。今、緊急問題
> になったのは3号機です。(これを書いている午前10時、新しいニ
> ュースが入りました)
>
> 【13日午前10時:東電発表は、極めて重大】
> 3号機の燃料棒の露出が、約4.5メートルのうち「2.9メートルに拡
> 大」したと東電が発表しました。
>
> 露出の程度は、1号機より恐るべき事態です。(注)1号機の燃料棒
> の、冷却できない露出は最大時で1.5メートルとされていました。
>
> 当事者である東電が発表するのですから事実でしょう。
>
> ●この状態は、燃料棒の崩壊熱が、(たぶん)2000~2500度を超え
> ていて、核燃料の溶解が拡大し、圧力容器の内部の気圧が高熱水蒸
> 気で高まり続けることを意味します。事態は、刻々動いています。
> 3号機は、1号機より大きな原子炉です。
>
> 午前10.25では「高圧鍋の、空だき状態」です。
> 冷却水を入れるには、高圧で圧入せねばならない。
>
> 冷却水の緊急注入が、1号機のように成功しないと、崩壊熱による
> 炉心溶解の深刻な事態を、短時間で迎えます。露出の程度から見て、
> 高熱の燃料が水蒸気に触れて爆発(火山の噴火のような状態)を防
> ぎながら、海水を入れるのが難しい。(注)核反応が停止しても、
> 発生し続ける「崩壊熱」の性格とその報道がないのはなぜでしょう。
>
> 3号機の、圧力容器内の気圧を下げるための、蒸気の放出(ベン
> ト)が成功したとの報道が今、入りました。(13日:10:50)
>
> 以上を見ると、政府と当事者は、「情報」を小出しにしているよう
> です。こうしたときもっとも避けねばならない混乱があるのか?
> 福島第一原発は1号~6号機までがあります。
>
> 3号機が1号機と同じように、これから行うホウ酸水注入(及びその
> 後の海水注入)に成功するかどうか。ホウ酸水は、核反応を早期停
> 止させるために使います。
>
> 1号機の直前経験からの学習があるので、その点はいいでしょう。
> また「想定外の余震等」があればどうなるか。現場での、対策の綱
> 渡りを想像せねばならない。対策のFail Safeは何段階か?
>
> 自分が当事者ではない間接情報から読むのは、当事者が話すときの
> 表情と言葉の吟味、及び、微妙な論理矛盾を探すことが必要です。
> 「必要なことの何を、意識的に言わない姿勢か?」を探すことです。
>
> 【13日11:00に、再び政府発表がありました】
> ・3号機の圧力容器内の気圧を下げるため、蒸気を放出しはじめた
> (9:20)。
> ・このため、人体に影響を与えない程度の「微量」の放射線放出が
> 増えている。
>
> 3号機も「最悪の事態に向かう悪化への方向」を止める状況になる
> よう現場で対策作業をし、「状況の深刻化は止まったように思え
> る」というのが、政府発表でした。
>
> 【余震と、別の地震】
> 日本列島は、プレート(地殻)の歪みで、今、どこが揺れるか分か
> らない状態です。このため1時間毎くらいに、TVでは大小の緊急地
> 震速報が入っています。
>
> 今、再び、一旦は下がっていた正門付近の放射線が882マイクロ
> シーベルト(0.882ミリシーベルト)に上がったというニュースが
> 入りました(午前10.30)。その後1200マイクロシーベルトに訂正。
>
> これは3号機の、圧力容器内の蒸気放出をする前です。500マイク
> ロ・シーベルトが、制限値になっています。(放射線のシーベルト
> の意味は後述)
>
> 政府は、避難地域を半径10Kmから20Kmに拡大しています。(3月12
> 日18:00)。
>
> 避難範囲の20Kmは、わが国の地形では最悪を想定しています。参考
> に言えば、史上最大の事故だった、平原のチェルノブイリの時、
> 30Km(126平方Km)が避難すべきとされた半径でした。
>
> 放射線での被曝量は、放射能源と離れた距離の、2乗に反比例して
> 減ります。10kmの時の被曝量を100として、二倍の距離なら25、三
> 倍なら11です。
> [参考情報]福島原発の設計における想定地震は、マグニチュード
> 7.4でした。1マグニチュード大きければ、31.62倍です。今回は8.
> 8でしたから、想定の約100倍位の地震エネルギーです。
>
> 【公的情報への注意】今までの政府発表は、「好転に向かう材料が
> あったとき、または悪化が止められた材料が生じたとき」、行われ
> ています。そうしが偏りがある情報であることを意識しておいて下
> さい。
>
> 科学的な根拠のない感情的な反応から過度に恐れる必要はありませ
> んが、修飾や形容詞ではなく、発表される数値に注目することです。
> 数値には、嘘か本当かしかない。それは判断できます。そして言わ
> ないことに着目することです。過度な形容があれば、数時間後には、
> 変わります。
>
> ▼被曝とは何か?
>
> 「被曝」は、多くとも少なくとも、放射線を浴びることを言います。
> チェルノブイリや核爆発の時の大量被曝ではないので、念のために
> 申し添えます。たぶん、洗い落とせば安全な程度でしょう。ただし
> 今回、近くの病院いた人の被爆者は、最大で90名とされています。
>
> 核物質による汚染は、空気です。避難のとき、被曝を避けるには、
> 放射物質を運ぶ外気に、肌を触れさせないこと、これが肝心です。
>
> 外気に触れない。肌を露出させず、全身を衣服でカバーする。防塵
> マスクをする。昆布類はヨウ素を含むので、多く食べれば、被曝の
> 害を減らすとされます。家では、窓と換気扇と、外気を取り入れる
> 空調は止めて密閉し(室内循環型ならOK)、外気が入らないように
> することです。
>
> 【参考:放射線被曝の判断基準、つまり、ニュースの判断基準】
> われわれが、普通の生活で浴びている放射線(1年間で1~2ミリ
> シーベルト)の強さの約4400~8800倍です。シーベルトは、放射線
> の強さを表す単位です。(注)ミリ(1000分1)は、マイクロ
> (100万分の1)の1000倍です。
>
> 放射線量の判断では、発表される量(マイクロシーベルト)が、1
> 時間なのか、年間かの基準を意識してください。発表は、1時間そ
> こにいたとき人体が被曝する量です。
>
> 診断のため、何枚も写真を撮る断層撮影(CTスキャン:PET)では、
> 放射線の量が、1回(約40分)の検査当たりの総量で、6.8ミリシー
> ベルトとされます。
>
> 胃のバリューム透視は4.2ミリシーボルトです。普通の、胸部のX線
> 撮影(写真1枚)は0.08ミリシーベルト(80マイクロシーベルト)
> です。以上で、医学的な検査の被曝量のイメージがつかめるでしょ
> う。
>
> 敷地内で0.8ミリシーベルト(800マイクロ)という報告通りなら、
> 福島1号原発の敷地内では、1時間で、普通の生活での半年から1年
> 分の放射線を浴びることになります。
>
> その約300倍の250ミリシーベルトが、放射線による人体の急性障害
> (やけどや出血)が起こる規模です。その3倍の750ミリシーベルト
> なら、即刻生命が危険に晒されるとされます。(注)被曝後に長期
> で起こる「晩期性障害」が、白血病や肺がんです。
>
> なお、放射線を直接に扱う専門家(職業人)の、1年間の限界は50
> ミリシーベルトと、日本政府は限界基準を決めています。一般人が
> 1年に浴びる放射線の50倍です。(注)世界的には1年限界値を20ミ
> リシーベルトとする勧告(ICRP:国際放射線防護委員会)がありま
> す。
>
> 1000ミリシーベルトの被曝で、一生のうちに、がんになる増加確率
> は5%とされています。つまり短期でも長期でも1000ミリシーベル
> トの放射線を浴びると、20人に1名は、放射線が原因のがんになる
> 可能性があります。50ミリシーベルトの上記限界値を浴びた職業人
> は、20年でその閾値(しきいち)に達します。
>
> 政府発表の、放射線流出の減少を本当だと信じましょう。
>
> 原子炉の圧力容器に、海水に溶かして注入されているホウ酸水は、
> 核反応を停止させ、あるいは抑え、核分裂が起こり始める臨界反応
> を防ぐためのものです。
>
> ●「臨界点」は、巨大なエネルギーを出す核分裂の連鎖反応が起こ
> る境界(閾値:しきいち)です。敢えて不吉な例を言えば、原子爆
> 弾は超短時間で連鎖する核分裂の、連鎖反応を抑制せず、暴走させ
> るものです。原子力発電では、核分裂を制御して蒸気タービンを回
> すエネルギーを作ります。
>
> 前号で言った、燃料棒の熱崩壊を防ぐものではありません。被覆管
> (金属の筒)がたぶん溶けているので、3号機の炉心の温度は2700
> 度を超えています(燃料溶融と言う)。これを冷やすために、ホウ
> 酸水や海水を入れるには、約5時間が必要です。
>
> ・海水が、熱くなった燃料棒に触れて起こる「蒸気爆発(火山の噴
> 火で起こること)」、
> ・及び、高温の金属が酸化し水の酸素を奪うときの還元反応(酸化
> の逆)でできた「水素の爆発」がおこらないよう注意が必要です。
>
> なお、福島原発の東電関係者の電話インタビューでは、「チェルノ
> ブイリの恐怖を煽る」ような、政府発表と報道をやめて欲しいと言
> っています。つまりマスコミ報道は、行き過ぎと言う。「日本の原
> 子力制御の技術は(当時のソ連よりはるかに)進んでいる」とも言
> う。
>
> ただし、この際、「知らしむべからず」の態度はやめて欲しい。
>
> こんなときに考える意味はないのですが、日本及び世界の、エネル
> ギーと原子力政策には、大きく係わります。
>
> 想定外とされていた大きさの地震(マグニチュードで8以上)を想
> 定せねばならず、大きくコストが上がるからです。全国54基の、原
> 発の安全神話は、今回、崩れました。稀で想定外とされていたこと
> が、しばしば続けて起こるからです。(マーフィーの法則)
>
> 今回の東北大地震で、日本列島の、地下の断層の歪みのバランスが
> 崩れたところが多いのか、かなり大きな地震が新潟や、関東にも起
> こっています。
>
> 一旦は、ここで送ります。
>
> 著者へのメール: yoshida@cool-knowledge.com
>
> 【登録または解除は、以下↓で、ご自分でお願いします】
> (当無料版↓)
> http://www.mag2.com/m/0000048497.html
> (有料版↓)
> http://www.mag2.com/m/P0000018.html
>
> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>
> 参考:4時間前の第2号では、以下を送っています。時間的な経過と
> 情報、及び解釈を対照するために、再掲します。
>
> 緊急番外の第2号です。福島第一原発で、長さ4メートルの燃料棒が
> 冷却水から1.5メートルも露出して、冷やすことができず、温度が
> 上がって、燃料棒が溶け始めたと報じられました(14時15分)。
>
> 同時に、燃料棒は冷却水の中とされていた第二原発でも緊急事態
> (15条宣言)になっています。今のところは、緊急・必死の対策に
> も係わらず、都合の悪い方向に向かっています。
>
> 炉心の温度は不明と、政府は発表しています。しかし、燃料棒を覆
> っている被覆管が溶けてセシウムが検出されたということは、燃料
> 棒が1200度以上(修正:1200度は誤記で2700度が正しい)になって
> いることを証明します。(12日15時20分)
>
> 燃料棒の溶解と、炉心溶解(メルト・ダウン)は、まるで違います。
> 崩壊熱を、安全に冷却水で冷やす(=水が吸収する)ことができれ
> ば、メルト・ダウンという最悪の事態には至らない。
>
> 燃料棒の「崩壊熱」は、原発を停止させても、冷却水で冷やさない
> と高まります。数千度に高まると、手がつけられない。
>
> 冷却水が(万一)なくなったときは、その後10~60分で、原子炉の
> 中の幾本もの燃料棒の集合が、数千度に達するとされています。
>
> 燃料棒の崩壊熱が上がりすぎ、それが、残った水蒸気や水と接する
> と、急に膨張した高圧水蒸気による爆発の可能性もある。
>
> プルトニウムの熱崩壊を、止めることはできないとされています。
> 原子炉に封じ込め、水で冷やすことだけです。
>
> 熱崩壊で発生する熱を冷ますための、必死の現場対策が、効果を挙
> げるよう願うのみです。恐らく何段階かの準備された対策が、ある
> はずです。
>
> 政府の、半径10Km範囲の住民への避難指示は、原子炉の高圧破壊を
> 防ぐために、炉の蒸気を逃がすとき漏れる放射能の害を防ぐための
> ものです。以上、緊急に調べたことです。
>
> 著者へのメール: yoshida@cool-knowledge.com
>
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仁丹よりも大粒でしたが、かなり小さい粒でした。
水で飲み込んだためか味が何もわからなかったです。
原発事故などでもっとも多く放出されるのが、「放射性ヨウ素」だそうです。
人体の甲状腺に、「放射性ヨウ素」が入り込まないように、、放射性のない「ヨウ素」を飲んで防ぐのだそうです。
ここで注意しなければならないのは、、「ヨウ素」と、「放射性ヨウ素」の違いです。
私は最初、ごっちゃになっていました。
ヨウ素剤を飲む時間は
「放射性ヨウ素」にさらされる前に、「ヨウ素」を飲むのが、もっとも効果があるそうです。
「放射性ヨウ素」を摂取して3~4時間後に、「ヨウ素」飲んでも、半分しか効かずに、
「放射性ヨウ素」を摂取して10~12時間後に、「ヨウ素」を飲んでも効果がないのだそうです。
ヨウ素剤の服用は、一日一回、
大人と子供は2錠
乳児は1錠だそうです。
服用方法は
事故発生の情報が入ったら直ぐに
2日目以降は24時間間隔で、食後30分以内とのことです。
しかし、ヨウ素剤には副作用も多々あるようです。まれに死ぬ人もあるとか誰かから聞きましたが、そのことについては説明書には書いてありません。
主に甲状腺の障害が多いようです。
ただ、一般に1回当たりヨウ素剤2錠(100mg)程度では、副作用は発生しないとされています。
ヨウ素剤の保管は、
直射日光の当たらない湿度変化の少ないところに保管してください戸のことでした。
ヨウ素剤の有効期限は、
3年間とのことで、3年後は新しいものと変えてくださいとのことです。
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毒性の強い、プルサーマルになったら
このヨウ素剤も効かないとのことです。
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