福島第一原発3号機 緊急事態の通報 6時39分、6時49分・・・・・ 

2011-03-13 09:51:52 | 社会
福島第一原発3号機 緊急事態の通報
3月13日 6時39分

福島県にある福島第一原子力発電所3号機について、東京電力は、原子炉に水
を送る装置が止まり、別の手段でも水を送ることができなくなったなどとして、
原子力災害対策特別措置法に基づいて国に対し「緊急事態」を知らせる通報を
午前6時前に行いました。今回の地震で「緊急事態」の通報を行うのは、6基
目です。

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福島の原発 予断を許さぬ状態
3月13日 6時49分

11日の地震で原子炉を安全に冷やす仕組みが機能しなくなっている、福島県
にある東京電力の福島第一原子力発電所の2号機や福島第二原発の原子炉3基
では、原子炉を止めたあとに完全に冷やす作業が進められていますが、地震の
発生から2日後でも、めどは立っておらず、予断を許さない状態が続いていま
す。

このうち、福島第一原発の2号機では、非常用のディーゼル発電機が動かなく
なるなどして、原子炉を冷やせなくなり、炉内の水の高さが通常よりも低い状
態が続いています。また、原子炉格納容器内の圧力も通常より高い状態が続き、
東京電力は圧力を下げるために、当初、電気を発電する電源車を原発につない
で電気で動く装置を回復しようとしましたが、津波で装置が壊れてしまってう
まくいかず、別の手段の検討を続けています。一方、福島第二原発の1号機、
2号機、それに4号機の3基は、原子炉を冷やす水の温度が通常の30度から
100度以上に上がり、炉内を十分に冷やすことができない状態が続いていま
す。このため、水の温度を下げる装置を復旧できないか検討を重ねていますが、
まだ具体的な方法は決まっていません。いずれの原発でも原子炉を完全に止め
るめどは立っておらず、東京電力は復旧作業を急いでいますが、予断を許さな
い状態が続いています。

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福島第一原発3号機で給水作業
3月13日 8時55分

枝野官房長官は記者会見し、東京電力が福島第一原子力発電所3号機について、原子炉を冷やすために水を送る手段がなくなったとして、国に対し「緊急事態」を知らせる通報を行ったことについて、原子炉の圧力を減らすため、空気を抜くための作業と、ポンプで原子炉に給水するための作業を行っていることを明らかにしました。

この中で、枝野官房長官は、福島第一原子力発電所3号機について、東京電力が国に対し「緊急事態」を知らせる通報を行ったことについて、「3号炉は、給水機能が停止したので、圧力容器から圧力を減らすために、気体を抜く作業と、さらに給水ポンプなどによる給水を行うための作業をしている。気体の中には身体に影響を及ぼさない程度の放射性物質が含まれているが、一連の作業が行われれば原子炉の安全性を確保した状態で管理できる」と述べました。また、枝野官房長官は、福島第一原子力発電所1号機で行われている、原子炉を海水で冷やす作業について、「地震の影響などで、水位計の数値が必ずしも信頼できない部分もあるが、海水の供給がポンプの能力どおりに実施されていることが確認されている。現時点では、炉の部分のところは海水で満たされ、少なくとも、燃料の部分は水で覆われている状態になっていることが合理的に判断される状況だ。現時点で、放射能モニタリングの数値に、変化は見られないということだ」と述べました。さらに、枝野官房長官は記者会見で「バスで避難した住民のうち、9人が測定の結果、被ばくの可能性があるという状況になっている。この方々については、衣類や皮膚などの表面が汚染されているということで、これを除去するとともに、内部被ばくがないことについて確認する健康チェックを進めてもらうことになっている。専門家の判断だと、こうしたものが表面についている状況にとどまるなら、健康に大きな被害はないということだ」と述べました。また、枝野長官は「第一原子力発電所からの避難は、10キロ圏内では、114名が残っている。10キロから20キロの18万人は、きょう早朝から避難を開始している。第二原子力発電所は、3キロ以内からの避難は完了しており、10キロ以内については、3万人余りが早朝から避難を開始している」と述べました。

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TUFS「日本語で読む中東メディア」
臨時ニュース:地震・津波被災地に海外出身のご友人のある方へ
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地震発生時緊急マニュアルがボランティアの人々により
アラビア語、ペルシア語、トルコ語などに翻訳され、
公開されています。是非、ご友人に教えてあげてください。

アラビア語版・地震発生時緊急マニュアル
http://nip0.wordpress.com/%D8%A7%D9%84%D9%84%D8%BA%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D8%B9%D8%B1%D8%A8%D9%8A%D8%A9/

ペルシア語版・地震発生時緊急マニュアル
http://nip0.wordpress.com/farsi/

トルコ語版・地震発生時緊急マニュアル
http://nip0.wordpress.com/turkce/

東京外大アラビア語専攻学生らも参加しています。
その他の言語もあります。

トップページ
http://nip0.wordpress.com/

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福島第一原発3号機、冷却装置が停止 緊急事態報告
asahi.com 2011年3月13日7時15分

 東京電力によると、東日本大震災で自動停止し、原子炉を冷却していた福島第一原発3号機で、13日午前2時44分、冷却水を炉心に入れていた高圧注水系が停止した。別の冷却装置を起動しようとしたが働かなかった。東電は、消火用の配管などを使い外部から強制的に水を入れたり、炉心溶融の可能性がある1号機と同様に海水を使ったりすることも検討している。

 今のところ格納容器内の圧力は適正値だが、圧力が上昇し損傷することを防ぐため、蒸気逃し弁の開放作業を始めた。圧力が高まると、大気中に放射性物質を含む蒸気を放出することになる。

 東京電力は1、2号機に続き、原子力災害特別措置法に基づく緊急事態に当たるとして、国に報告した。
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福島第一原発から45キロ離れた地点「放射線データ観測」
佐久間さんのTwitterはここでみられます。
http://twitter.com/#!/shimanomusume
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地震被害情報(第18報)(3月13日4時30分現在)/原子力安全保安院
http://www.meti.go.jp/press/20110313002/20110313002.pdf

2011年3月13日地震被害情報(第19報)(3月13日8時30分現在)
http://www.meti.go.jp/press/20110313004/20110313004-1.pdf
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女川原発で4倍の放射線観測 福島第一から120キロ北/朝日
 東北電力女川原発(宮城県石巻市、女川町)で12日午後9時ごろ、施設周辺の放射線を観測しているモニタリングポスト6台すべてが通常の4倍以上の放射線を観測した。数値は2時間ほどで平常に戻り、線量もごく少ないことから、東北電力は健康に影響はないという。

 女川の3基の原子炉に異常はないため東北電力は、約120キロ南にある、東京電力福島第一原発1号機で同日午後3時半ごろあった爆発で飛散した放射性物質をとらえた可能性があるとみている。
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福島第一原発で放射線量が再上昇 敷地境界で制限値超す
  2011年3月13日10時 42分
 東京電力は13日午前8時56分、福島第一原発の敷地境界で放射線量が再び上昇
し、制限値の500マイクロシーベルト/時を超えため、原子力災害対策特別措置法
に基づく「特定事象」(境界敷地放射線量異常上昇)が起きたと判断した。午前8時
20分ごろ、882マイクロシーベルト/時を計測した。
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被災地ではない地域のツイッターユーザーにお願いしたい5つの事
http://bit.ly/eYPMbr

東北地方太平洋沖地震、ネット上でのデマまとめ
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20110312/p1

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東日本大震災:福島第1原発 160人被ばくの可能性も
東日本大震災に見舞われた東京電力福島第1原発1号機で12日に起きた爆発で、被ばくした住民が新たに19人いたことを13日、福島県が明らかにした。被ばくが判明したのはこれで計22人になった。経済産業省原子力安全・保安院によると、周辺住民約160人が被ばくした可能性があるという。また、東京電力は同原発3号機が原子炉を冷却するための自動注水ができなくなり、原子力災害対策特別措置法に基づき国に通報した。東電は炉内の消火系など別の配管を使って注水を検討しているが、冷却が不十分な場合には1号機と同様に海水を注入する事態になる可能性もあるという。

 保安院によると、福島県の報告などから被ばくした可能性があるのは原発の半径10キロ圏内からの避難指示を受け、原発から約3.7キロ離れた屋外にいた約60人と、爆発後に福島県外にバスで避難した約100人。約100人のうち9人の衣服などを放射線量を計測したところ、直ちに健康被害が起きるレベルではないが、通常を上回る数値が検出されたという。

 爆発した1号機は12日夜から、原子炉を冷却するため海水の注入を始めた。余震の影響で一時中断したが、その後1時間に30トンのペースで海水の注入を続けている。

 保安院は「海水の供給を続けていれば事態の悪化はないというのが、原子力安全委員会を含めた専門家の意見」と説明している。今後、海水で原子炉圧力容器を満たすことができても、さらに安全に炉心を冷やすため、現在途切れている外部からの電源供給を確保する作業を続けている。

 東電によると、11日の地震後に原子炉が自動停止した後、通常の冷却水系統のバッテリーが切れたため、12日から、原子炉を冷やすもう一方の高圧注水系に切り替えた。高圧注水系はそもそも原子炉の余熱を利用するため、炉内の温度が下がった13日午前2時44分に自動停止。その後、炉内の温度が再び通常運転時程度に上がっても、高圧注水系は起動しなくなった。

 午前5時半現在、3号機の原子炉内の冷却水の水位は、燃料棒の上端より約2メートル高い。このまま注水ができないと徐々に冷却水が減少する。燃料棒が露出すれば1号機と同じように燃料棒の破損や炉心溶融につながる恐れもある。

 また、原子炉格納容器内の圧力が高まったため、午前8時41分、1号機と同様に放射性物質を含んだ容器内の気体を外部に排出し始めた。

 一方、第1原発正門付近の放射線量が午前8時20分ごろ、1時間当たりの制限値の500マイクロシーベルトを超え882マイクロシーベルトを記録した。このため、東電は原子力災害対策特措法に基づく特定事象として国に通報、放射線量値が上昇した原因を調べている。【西川拓、関東晋慈、八田浩輔】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110313k0000e040033000c.html


東日本大震災 原発安全性の再検証を(3月13日)/北海道新聞・社説 
日本の原子力史上最悪の事態と言えるだろう。

 東日本大震災により、原子炉の冷却機能を失った東京電力福島第1原発1号機で、日本で初めて、燃料の一部が溶ける炉心溶融が起きた。

 周辺では放射性物質のセシウムやヨウ素の漏出が確認された。その後、爆発も発生した。

 爆発では1号機の建屋が崩壊した。枝野幸男官房長官は、原子炉を納めた格納容器は損傷していないと説明したが、放射性物質は飛散し、少なくとも住民3人が被ばくした。

 避難指示が出された周辺住民に対し、政府と東電は、納得できる状況説明をほとんどしていない。

 被災者の目には不誠実と映っても仕方がないだろう。

 政府と東電に求められるのは、爆発の原因と影響、炉心溶融の程度と想定される被害について、正確な情報を素早く、包み隠さず、伝えることだ。

 震災の被害を受けた上に、放射性物質という見えない恐怖に直面した周辺住民の苦痛は想像を絶する。

 政府は、住民の安全と健康管理に万全を期さねばならない。

 東電は原子炉格納容器内の気圧が高まり、容器が破損するのを防ぐため、容器内の蒸気を外部に放出する作業を進めていた。

 蒸気の放出は、微量の放射性物質の漏出を伴う。容器が破損して広範囲に飛散する事態を防ぐための窮余の策だが、放出に成功した後、爆発が起きた。

 原発は、「止める」「冷やす」「閉じこめる」の三つの手法を組み合わせ、緊急時の安全性を確保する。今回は、炉心を冷やす機能の核となる緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動しなかった。

「想定外」は通用せぬ

 ECCSは、送電が揺れで途絶えても、非常用電源で支えられ、確実に作動するはずだった。電力各社はそう説明していた。ところが、この仕組みが機能しなかった。

 結果として、放射性物質拡散という危険を招いた東電と政府は責任を免れない。

 確かに、観測史上最大のマグニチュード(M)8・8の地震は、予想を超えた規模だろう。

 しかし、2007年の新潟県中越沖地震で東電柏崎刈羽原発から放射性物質が外部に漏れた際も、東電は「想定外」を繰り返した。

 「想定外」という言葉で片付けるのは安易だ。

 最新の知見で検証を繰り返し、想像力を働かせて、想定外の事態に備えてこそ、安全対策である。

 現在の原発の耐震指針は06年に改訂された。最大M6・5と想定していた基準がM6・8程度に引き上げられたが、当時から専門家の間には不十分との指摘があった。

 その後、柏崎刈羽原発が被災したのを契機に、政府は再度、耐震指針を強化すべきだった。

 福島第1原発1号機は運転開始から40年を経ており、こうした老朽化原発への対策も急務だ。

 今回の事故は、地震国・日本と原発の危うい関係を再認識させた。

 北電泊原発を含め、政府と電力会社は全国すべての原発を再点検するとともに、従来の安全基準を根本から見直すべきだ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/277638.html

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市民社会フォーラムML
めぐるです。

みなさん、台湾とアジアのために力を貸して下さい! お願いします。ぜひ

今、台湾の活動家と連絡を取っています。でも台湾政府側の声明に苦戦しています。

(背景)
台湾やアジア各地に原発輸出が行われようとしています。
しかし技術蓄積のある日本と違って、アジア各地では安全運転は不可能です。
台湾では日本が輸出した原子炉で原発が完成し稼動直前です。
しかし、試運転の段階で、中央制御室火災での制御不能や、1400箇所の設計変更も
発覚し日本メーカやGEも責任が持てないと言いました。
設計も材料も入れ替えられ、とても安全運転できるものが完成したと言えません。
でももうすぐ稼動します。

昨日の台湾政府は、
「原子炉容器が壊れても、放射能拡散は起きません」と発表しています。
事故があっても原発からは放射能は出ませんと言っています。

今日の台湾政府は、
 「日本は炉心溶融が起きていない」と発表しています。

そして色々情報拡散している人たちに「デマを流すな」と厳しく言っています。


日本の場合は、昨夜の原子力情報資料室の記者会見後、メディアの方向性が
変わりました。「政府の発表は少なすぎますね」「正確な情報を流して欲しい」と
言うようになりました。

日本政府がパニックを考慮して抑え目に報道している事は理解できます。

今私は、台湾側への情報支援を行っています。

日本のメディアや官邸発表、センサー測定値など、客観的に発表されている内容で
価値のある情報のリンクを、台湾側に提供しています。

私たち脱原発側は、知識と予測を踏まえて、事態をある程度認識しています。
これらの認識を台湾にも伝えつつも、
大衆に対して客観的視点をフォローする情報を流すようしています。

みなさんにお願いしたいのは、

1.海外仲間への情報支援
日本のメディアや官邸発表、センサー測定値など、客観的に発表されている内容で
価値のある情報のリンクを、海外の仲間に提供して欲しいのです。

私たち反原発側は、知識と予測を踏まえて、事態をある程度認識しています。
これらの認識を伝えつつも、
大衆に対して客観的視点をフォローする情報を流して欲しいのです。

台湾や世界の運動家は、自動翻訳して、今なにが起きているか事実把握ができます。


2.世界に向けて発言力のある人から
そしてもし可能なら、メディア界、専門家、キーパーソンにも連絡していただけ無いでしょうか。
世界に向けてのUstream発表をして欲しいと。
英語・(中国語)での Ustream発表をしてもらえないかと。


脱原発にシフトする動き、アジア各地で細くも運動している人たちに
今、何が起きているか、なるべく事実を伝えてほしい

アジア各地の政府・メディアに対して、政府の抑制的発表内容ではなく、
今、何が起きているか、なるべく事実を伝えてほしい

日本では、抜き差しならない事態、多くの被災があり、他に目を向けることが出来ない
状態であることは理解しています。

ですがアジアの各仲間に対しても力を貸して欲しいのです。
今何が起きているか、なるべく事実を発信して欲しい、政府の抑制した情報ではなく
起きている事のそのままの姿を。

いまここでアジアに目を向ければ、台湾原発など、停止に追い込む世論の形成ができます。



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