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冷たい平和

2018年05月02日 | 社内事情

朝鮮情勢が急展開を見せていますが 
 
面白い事に 
 
イギリスのブックメーカーの次回のノーベル平和賞の受賞予想は 
 
一位が金正恩で 
 
二位がトランプ大統領だそうです。 
 
元々私自身は佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞して以来 
 
どうもこの賞はいまいち評価できなくなってしまいした。 
 
南アフリカのアパルトヘイトの廃止を勝ち取ったネルソンマンデラは 
 
私生活では女性関係がグチャグチャでしたし 
 
最近ではオバマ大統領の中東政策の失敗で 
 
ISの台頭を許したくさん市民が亡くなりましたし 
 
ミャンマーのアウンサンスーチーに至っては 
 
将来国際司法裁判所から訴追されるのでは? 
 
なんて話も出ています。 
 
もちろんロヒンギヤの虐殺の責任問題です。 
 
そんな感じで元々ノーベル平和賞はそんな感じですから 
 
金正恩もトランプも予想に上がるのかもしれません。 
 
ノーベル賞の話はともかく 
 
朝鮮半島問題は冷戦時代の遺物 
 
なんて言い方もされますが 
 
しかし世界には洞察力に優れてる人がいて 
 
ある学者が 
 
冷戦って言葉自体は適当でない 
 
って話を書いていて大変勉強になりましたね。 
 
その人が言うには 
 
Cold war でなく Cold peace 
 
だそうです。 
 
冷戦時代は大国同士の戦争は行われていませんし 
 
代理戦争もベトナム、アフガニスタンでほぼ終わりです。 
 
それに比べて 
 
冷戦が終わったら 
 
世界中で地域紛争が起こった訳ですから 
 
冷戦と言われた時代は実は平和だったって話です。 
 
この考え方によれば 
 
北朝鮮と韓国も敵対関係とは言え 
 
70年近くも本格的な戦争はしてませんから 
 
ある意味平和だったと言える訳で 
 
逆に今回融和って事になり 
 
お互いの交流が増えれば 
 
社会が不安定化して危険 
 
って事になります。 
 
皮肉な事に 
 
敵対関係の時には戦争が起こらず 
 
緊張が緩めば戦争 
 
そんな事も歴史見れば十分可能性はある訳です。 
 
この事は私にはどうしようもありませんので 
 
見守るしかありませんが 
 
実は私たちの日々の生活においても 
 
冷たい平和の原理 
 
これは間違いなく存在します。 
 
私たちがよく体験するご近所トラブル 
 
この中には 
 
かつては仲が良くてお互いよく行き来してた 
 
なんて方たちがよくあります。 
 
それが何でトラブルになるかと言えば 
 
深く付き合うと問題も発生するからです。 
 
近所で会釈程度の付き合いであれば 
 
何の問題もないのに 
 
お互いに子供を預けたりすると 
 
その子供がフスマを破いたとかなんとかって話も起こる訳です。 
 
また当社の場合も 
 
開業当時は地元の同業者と仲良く付き合っていましたが 
 
やはり些細な事でトラブルになりました 
 
こちらが入居申し込み書を持っていくと 
 
“その客はウチにも来てたから直接契約する” 
 
なんて言われた事もあります。 
 
それ以外にも色々あって 
 
結局絶縁となりましたが 
 
絶縁となって20年近く 
 
何のトラブルもなく平和に営業できましたから 
 
私自身は 
 
Cold peace 
 
って言葉をすぐに実感として理解できたのです。 
 
子供がけんかすると 
 
大人はよく 
 
仲良くしなさい 
 
って言いますが 
 
実は仲良くするってのは 
 
本当に難しい事だって事 
 
これを親は理解した方がよいですね。 
 
世界中で近隣の国との争いは絶えませんし 
 
アパートの入居者同士も 
 
深く付き合えばトラブルになる可能性が高くなります。 
 
であれば 
 
ただ仲良くしないさい 
 
って言うのではなく 
 
自分が嫌だと思うのであれば 
 
もう遊ぶのは止めなさい 
 
ってのが正解だと思います。 
 
少なくとも私は孫にはそう言うつもりです。 
 
さんざん周りの同業者と揉めて 
 
やっと平和に仕事ができるようになった今 
 
それを自信を持って言えるのです。 
 

コメント
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