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ゼミ1

2006年04月04日 | Weblog
去年からの最大の懸念事項であったゼミに4月1日午後7時、やっと決着をつけることができた。

どのゼミにしようかと意識し始めたのは非常に早く、確か第一回入ゼミ説明会があった去年の夏休み前までさかのぼるのではないだろうか。大学3、4年生の2年間を左右する大事なゼミである。生来、こういった重大な決定には本当に悩まされる性質である。熟考に熟考を重ね、最後二つまで絞り込んだのが今年の2月入った辺りだろうか。2月の後半にアメリカ旅行に行ったので、いったん頭の中からゼミの事は消しておいた。そして帰国して3月上旬。やはり二つのうちどちらにしようか決められない。

一つは環境経済学。もう一つは経済地理・都市経済学。前者はけっこう厳しいゼミで、みちり2年間みっちり勉強する。入ゼミ試験もミクロ試験が課され、その前に事前レポートの提出も求められる。後者はわりとゆるいゼミで、試験も英語の筆記試験があるのみ。

内容的にはどちらも捨てがたいが、どちらかというと経済地理に傾いていた。もうひとつ重要な条件は、ゼミの雰囲気。環境の方がきついゼミという事で、わりとおとなしそうな人が集まっている。経済地理のほうが真面目さという点では欠けていそう。自分にあっているのは環境のほうか・・。そして3・4年生の2年間は勉強を中心に、と生活を考えていたので、それにあうのも環境のほうか。パートごとにわかれ、週に何回か集まりながら勉強していく、ということにひかれる。

しかし、最終的な決断は経済地理。相当迷った。頭が痛くなるほど悩んだ。経済地理のほうにもとから傾いていたのだが、本当にそれでよいのだろうか、と。試験科目が英語だけとういう楽さに魅了されているだけではないのだろうか。楽さにひかれるのは人間の性として仕方ない事なのだろうか。それでは冷静な判断をしているとはいえないのではないだろうか。苦手なミクロが試験科目になっているから環境を避けているだけなのではないだろうか。雰囲気は環境のほうがあっているのではないだろうか。ひょっとしたら環境でも、経済地理でもない、金融とか他のゼミのほうがいいのではないだろうか・・・。きりがない。毎日毎日考えに考え抜いていた。

3月18日のゼミの本登録の前日の17日。自問自答を何回も繰り返し、それぞれのゼミに入ったときのことを想像し、他の選択肢を考えたり。入ゼミの案内書は幾度となく読んだ。でも経済地理にしよう、と決めた。理由は、経済地理をやめようと思わせるほど環境に魅力が見出せなかったから。たとえミクロの試験がなかったとしても、やはり環境は選ばなかっただろう、という結論。そう自分を納得させただけだったかも知しれないが。一番の不安は経済地理のゼミの雰囲気に自分があわないのではないだろうか、ということ。友人からも環境のほうがあっているといわれた。環境のほうがまじめだよ。チャラくないよ、と。ここが最大の懸念だったのかもしれない。それでも経済地理に決定し、願書を書いた。

ここまで悩んだら、自分の決定は間違っていないはず・・・!そう考えようとつとめた。絶対に後悔しないように決めたはずだ。しかし頭をよぎる言葉「後悔する人は、どの選択肢を選んでも必ず後悔する」

3月18日、本登録の日。大学に行き、各ゼミに願書を提出する。新たにまたエントリーシートと、試験当日の詳細の案内が書かれた紙を受け取る。ついに、申し込んでしまった。その日のうちに倍率が発表される。実は2月上旬にも仮登録が行われており、そこでも倍率が発表されていた。経済地理は2.2倍だったが、本登録では・・・公表された倍率は募集定員20名に志望者52名、2.6倍!全部で60くらいあるゼミの中で5番目に高い倍率。30人以上が落とされることになる。覚悟はしていたが、実際数字を聞いてみるとそう簡単には入ることができなさそうである。

ゼミ試は4月1日。3月18日の本登録を終え、新たな格闘がまた始まった。